Studio_Rosso 1/43 自動車模型制作日記1

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サイドブレーキとステアリングの制作 Ver.1

2020-04-23 20:40:24 | Alfa Romeo 1300 Giulietta Sprint Veloce
本日の山陰ですが曇り時々雨の天気でした。
と言っても凄く降る訳ではなく時々道路が濡れる位ですかね〜。
気温は低くて外は寒いですね。

今日も本業前にやっておかないといけない事がありましてね
こんな修理をしています(笑)
これでも順番通りにやっているのですがなかなか皆様のしゅうりを完了できません
たくさんあるんですよ〜。


さて今日も制作をご紹介したいと思います
途中の写真を撮ったと思っていたのですがどうも間違えて消してしまったらしく・・・
いきなり完成しています。
皆さんはサイドブレーキと言いますとドライバーズシートとアシスタントシートの間に付けられている物や、最近の車ですと足で踏むものを想像されると思いますが・・・
昔の車はステアリングホイールの下の方(ダッシュボードの下の方)に付いている事が多かったですね。
私が通っててた京都の深泥池の近くに有る岩倉自動車教習所では当時コラムシフトのクラウンでして・・・サイドブレーキはやっぱりダッシュボードの下に付いていまして形状はこのアルファと同じでステッキタイプでしたね〜。
今の人はこの形状を見てもサイドブレーキであるとは認識されないかもしれませんね〜。

実際にサイドブレーキをダッシュボード下に付けますとこんな感じですね。
T型の部分の一部にサイドブレーキを解除する為の白いボタンがついています
今回はこのボタンはプラスチック製なのでプラ板で作って取付けてあります。
メッキの部品とプラスチックの部品のコントラストはなかなか斬新ですね。

天井の内装はウインドガラスと一体なのでマスキングして塗装しました
Aピラーの部分は反射防止の観点からフラットブラックですしサイドウインドウのモールも一体で再現されていますのでその内側の部分はボディカラーですね
何度もマスキングをして塗る必要が有りますが何とか吹き漏れも無く仕上っています。
そうそうボディカラーの部分はウレタンクリアーも塗らないと質感が変わってしまうので塗装回数がかなり増えましたね。


次はいよいよステアリングを作りますが、まずは素材の準備です
0,.3mmの洋白板を3枚重ねてハンダ付けします
ズレてしまいますと整形や穴の開口に支障が出てしまいますからここは接着剤という訳にはゆきません

なるべく正面から写っている写真を参考にします
大きさはミニカーのステアリングと同じ大きさと考えて寸法を出します。
写真とミニカーの部品の寸法から割り出して寸法を決めましょう。

穴を開けて周囲をカットして整形するのにかかった時間は何と4時間でした
ステアリングのスポークの雰囲気はなかなか良い様な気がしますが・・・完成してみないとよくわかりません。


今日はステアリングのスポークの削り出しに結構時間を費やしてしまいましたので・・・全体としては進んでないですね〜。
まあこんな日もあるさ!!(笑)

ダッシュボード仕上げです

2020-04-22 20:40:13 | Alfa Romeo 1300 Giulietta Sprint Veloce
本日の山陰は曇りの一日でしたね〜
風は少し強く冷たい風でした・・・
こんな日だったのですが今日は定休日の2日目なので中庭の芝刈りをしようと決めていました。
朝から草刈り機で際を刈っておきまして午後からは芝刈り機で全体を刈ってゆきます。
ほぼ一日の工程ですね〜
時間と手間がかかりますけど中庭が綺麗になってゆくのは気持ちの良い物でして・・・やったかいが有ります。

下の写真で花壇の際の部分が白っぽくなっている部分は草刈り機で刈った部分です
短く刈られますので白っぽくなっています。

芝の部分の大部分は芝刈り機で刈りますがこれは5cm程の長さで刈れる様に調整していますので色が濃く見えますね。
上の写真は下の写真で言えば右側の端の方になります
如何に広いのかよくわかりますね〜
手入れは思ったよりも大変なのですよ。
でもバシッと整備します、自営業とはそんなものです。
厳しいものなのです。

そして少し前にガレージ前に有った薪の山ですが・・・
最初は下の様な感じでしたね〜
樫、クヌギ、栗などの広葉樹の丸太がここに積まれています。

今日のガレージですが・・・
こんな感じで薪の長さを決めてカットして薪割り機で割っています
途中経過ですが・・・大分少なくなりました。

やっと片付きました。
お隣のガレージの方ご迷惑をおかけました、片方の山は終わりました(笑)

後は残り半分の山をやっつけなければなりませんね〜
後どれくらいかかるのでしょう・・・!?
こちらは薪と薫製用の素材になる櫻の木になります。
材料としてはこちらも大切ですから無駄にしない様に早く処理したいですね。


さて本業も少しだけ進めておきましょう
こちらが進まないとね〜困りますから・・・
修理や制作のお客様をいっぱい待って頂いていますので早くやらなければなりません。
昨日作ったミラーですが・・・不満な場所も有りますが・・・まあこれよりも良いでしょう。
本当は鏡の支えがありまして、上側が1箇所下側が2箇所のステーにて鏡が固定されているのですよね
う〜ん後でちょっと考えましょう

ダッシュボード左下には3つのスイッチがつけられています
何のスイッチなのかは不明ですけどね〜
つけておかなければなりませんね
ついでにエンジンキーのキーシリンダーをつけておきました
作り方はいつもの感じですね
まあ大きさは違いますけど・・・。

次は肝心のメーターですね
これが決まらなかったら何のための作業なのか・・・ちょっと落ち込みますね
最初はメーターの大きさを確認します
大きさは3.5mmでこんな感じになりますね
一応マスキングテープをカットして配置してみましたよ

旋盤でメーターリングを削り出しまして
メーター自体はデカールを作りました
お客様から写真を撮ってお送りいただいていたものが大変役に立ちましたね〜
メーターパネルはブラックでは無くグレーみたいなんですよね
実車がどうか・・・と言うのも問題なのですが「どう見えるのか」も大変大事だと思っているので・・・
見た目も大事と言う事ですね

作ったダッシュボードをボディに仮組みしてみましたよ
いかがですか?
実車の雰囲気が伝わってくるでしょうか!?

ついでにボディをシャーシに・・・
う〜ん格好がいいですね〜
これなら大丈夫でしょう、お客様も喜んでいただけると確信しています(笑)


う〜ん、ここで時間になってしまいました
続きは明日ですね〜!!

ダッシュボードの仕上げ(リアビューミラー他)

2020-04-21 21:31:02 | Alfa Romeo 1300 Giulietta Sprint Veloce
本日の山陰は晴れていて良い天気でしたね^
風は少し冷たいですけどね。
こんな天気なのですが朝から薪を割っていました、薪は早いうちに割らないと硬くなって割る時に弾けてしまうことも有るんですよ。
割る時に弾けて飛んでいきますと・・・もし当たれば怪我をします。
なるべく湿り気がある時に割った方が良いですね。

そうしたら・・・
薪割り機が珍しいのか見学のお客さんが数人・・・
なかなか忙しいのですが説明に時間がとられてしまいました。
まあ自営業なのでこの辺りの自慢やお話も営業の一つだったりしますからわからない物なのです。
今まで私はそれで生きてきた様な物ですからね・・・家内が見たら卒倒してしまいそうな気がします(爆笑)

午後からは安来市文化協会のお手伝いです。
総会の資料やら会報やらお送りするものが多い時期ですので気にしていましたがお手伝いが必要と言うことで会員の数人の方と一緒に発送の準備に行ってきました。
それにしても・・・駅の観光協会さんがしまっているところを見るのは初めてですが、大変寂しい感じですね。
閉めることが本当に良いのか考えますね。

ここからは本業ですよ
時間はないですが全く触らない・・・と言うことはありません
まずは急ぎの修理です
288GTOですが左右のサイドウインドウの浮で修理です
どうやら瞬間接着剤を使って修理出されたみたいでボディの一部に接着剤がついてしかも白化してしまったみたいですね
左のBピラーの上側に接着剤がついていましたが、研磨して磨いて元に戻しました。
ついていた接着剤を取り除いてしまいますと黒く塗ってある部分も剥げてしまいます
逆にいえば剥げた部分に瞬間接着剤が回っていたと言うことですね。
この部分は後でタッチアップしておきました

当然ですがウインドウは裏から白く白化していましたので作り直しですね〜
こちらが新しいウインドウです。
外したウインドウは証拠物件でお客様にお返しいたしました。
納得のいかない方はお金要りません(笑)
その代わりと言っては何ですが次の修理は受けません(爆笑)
・・・もちろん冗談ですよ。



時間がないので本当の本業を進めます
昨日作ったスイッチですが取り付けてみました
大きさは良いですね
流石に事務用品の虫ピンですよ・・・大きいです

次はポンチでこんなものを抜きました
ラジオリッドの中央にアルファロメオ のエンブレムが付けられていますけどデカールは印刷してもあまりにも小さいので印刷しても意味不明なんですよね。
なので取り敢えずそれらしいものを作っておこうと言うことでアルミ板をポンチで撃ち抜いて作っておきました
他に方法がなければ出番が来るかもしれませんね。

次はリアビューミラーですね
ルームミラーとかバックミラーとかいわれている室内からリアビューを確認するミラーです
国産の場合はフロントウインドウの中央位上側に付けられていますがこの車ではダッシュボードの上側についています
ミニカーでは下の写真の左側のものが酢の物ズバリです
右側は今回作り直した部品ですね・・・意味はわからないと思いますが・・・。

実車ではこの様なものが付けられています
ウインドウが反射してよくわからないのですけどね・・・
でも形状が違うことだけは分かりますよね〜。

上下の金具は旋盤で削り出しておきましてハンダつけして組み立てました
磨いて仕上げてミラーのステーの完成ですね

バックミラーの鏡は厚みのないもので
鏡だけを取り付けてある感じでしたのでこんな感じになりました。
上側は1個下側は2個の爪の様なもので止められているみたいです

ダッシュボードに取りつけてみました
なかなか良い感じではないかと・・・


おやすみは忙しいのでここで時間になってしまいました
明日は中庭の芝を刈りますのでまた時間が無いかな〜(笑)


ダッシュボードの制作

2020-04-20 20:17:49 | Alfa Romeo 1300 Giulietta Sprint Veloce
本日の山陰も雨ですね〜。
空には一面厚い雲が・・・ウ〜ン気分も沈み気味です。
明日からお休みですのでアゲアゲ気分でいかないと勿体無いのですけどね。

そうそう!!
お休みと言いますと皆さんにご連絡が有ります。
コロナ対策でと言いますか4月の28日から5月6日まで大型連休を頂く事にいたしました。
どこかに遊びに行く訳ではないですしクラスターが発生したという事では有りません、中庭の手入れとか薪割りとかその様な事に時間を費やす為に定休日+臨時休業をさせて頂きます。
5月7日にはまたいつもの様に開店しますのでしばらくの間休みます。
まあ当店がお休みしたからと言って他に影響が有るとは思えませんが・・・それでも社会の一員として生きてゆく上では苦渋の決断ですね。


ではブログはどうするのかと言いますと・・・全く作業を中止してしまう訳では有りませんので上記の様な作業をしながら時間を作って制作は続けてゆきます。
それこそお待ち頂いている方が制作と修理で大勢いらっしゃいますので何もしないと言う選択肢は有りません。

さて前置きはこれ位にしておきまして
本業の開始をします

今日はいよいよダッシュボードですね。
ダッシュボードの形状はまずまずの様です、大きな間違いは無さそうなので不鮮明なモールドを削ってボディカラーを塗った所まで出来ていましたね。
次はダッシュボードの上側の黒い部分を塗りますが・・・この部分は黒いレザーが貼られていてそれがドライバーに対しての太陽光の反射防止になってるのです。

普通この様なダッシュボードの場合フロントウインドウの内側の曇り止めのデフロスターの吹き出し口が有るのですが・・・
実車の写真を良く観察してみますと普通に長穴が空いているだけではなく何か出っ張りの様な物が付いていますね〜
その上に吹き出し口が有る
しかもこれはフロントウインドウ越しに良く見えるので省略!と言う訳にはゆきませんね〜

見ますと結構高さも高いですし・・・存在感が半端無いです
元のミニカーにもこんな物は付いていなかったですし・・・
作るしか無いですね。
ダッシュボードはプラスチック製なのでプラスチックで作った方が良さそうですね。
と言う事でプラ板の積層で作る事にしました。
下側は0.3mmのプラ板上側には0.5mmのプラ板を2枚平行に接着して間のスリットに0.3mmのプラ板の厚みの部分を利用して差し込んで接着します
プラ板を使う場合は厚みの寸法を上手に使うのが良いですね。
いくら正確にカットしてもカットした材料の幅で使うのは寸法が狂う元です。

左右についていますので2個同じ物を作ります。
寸法が正確に作れれば言う事は無いですが・・・同じ物は2個作れません(笑)
もしおなじ物が欲しければ形状の良い方を複製をしますが・・・そこまで寸法が厳しく無い部品なのでこれで大丈夫でしょう。

でも細かな手直しはしますよ
プラ板の継ぎ目の部分は隙間が出来易いからグレージングパテを入れてスムーズに整形しておきましょう
特に白いパテは隙間が見え難いですからね・・・念のためです。

サフを入れて形状を確かめてみます
ついでにダッシュボードの上に乗せて確認したり・・・ダッッシュボードは僅かに曲面なので少しデフロスターを曲げて修正しています。
こんなに存在感の有るデフロスターの吹き出し口は他では余り見ないですね。

デフロスターを接着してダッシュボード上面を塗りました
個々で一つミスを犯しました
メータークラスター(コロナでは有りません・・・笑)のサイドの部分は実車ではボディカラーだったですね〜
この後拭き取っておきました。
ボディカラーの部分はウレタンクリアーを塗っていますので後でも模型用シンナーでの拭き取りが可能なんですね〜。
良かったです〜!!

ダッシュボードを仮組してみました
何の問題も無く付きます・・・が取り付け用のダボ穴が少しきついので削って調整しています
この取り付けダボがボディの裏に有りましてねエンジンルームの形状を実車に合わせられなかったんですよね〜
ダボが使えて良かったですよ・・・これでダメなら良い所が無いのです(笑)
天井のウインドウガラスを支えているピンも削ってあるのが見えますね。
Aピラーの上側の付け根付近です金属の色が出た部分が有りますよねあれが削った痕になります。

次はまた洋白線を持ちだしています。
これでダッシュボードのレザーの所とボディカラーの所の見切りに付くモールを作ります。
そのまま0.5mm線を磨いて使っても良いのですが、少し幅が欲しかったのでロールで潰しました。
幅を少し広くする事で見た目も変わりますが接着面も少し大きくなりますから耐久性も上がると思います。

潰して磨いて整形して取付けました
ここに見切りが出来ますと引き締まった感じになりますね。

天井の部分にサフを入れましたたらピンを埋めた部分にほんの少し凹みが見えてしまいます。
グレージングパテを入れておきましょう
なかなか見え難いのですが手抜きはしませんよ(笑)

グローブボックスの取手を作ります
この取手にはカギ穴も有ります。
今ではグローブボックスにカギ穴など有る車は見た事が有りませんが同年代の国産車でもここにカギが有る物が多かったですね。
貴重品を入れていたのでしょうかね〜(笑)
ホンダS600ではここのカギはオプションだった様な気がしますが・・・。
もっと大変なのはこの取手の部分ですが外形が八角形なんですね〜
小さ過ぎで見えませんけど一応削っておきました
この様な小さい物を削るのは保持するのが大変なのです
保持がうまくいきますと良い物が出来ますよ
本当なら旋盤で削り出した時に切り離さずにそのままにして八角形に削ってから切り離すのですが・・・順番を間違えた為にピンバイスを使って保持しています。
本来なら無駄な苦労をする事は無かったのに・・・は〜っとため息がでますね。
不具合な右手の親指のせいでこの小さな部品が2度も机の下に落ちてしまったのは内緒です(笑)

次はアルミ板と洋白線を使ってラジオリッドの蓋を作っています
多分ラジオのリッドだと思いますが・・・想像です。
中央にはアルファロメオのエンブレムが付いていますが・・・こんなに小さいのは無理かな〜

次はラジオリッドの蓋の上側に付く灰皿ですね〜
アルミ板の寄せ集めでしっかり特徴をつかみます
特徴が有る物は作るのが簡単なんですよね・・・特徴が無い物は難しいですね
この灰皿がただの四角だったら縦横の比率と全体の大きさ素材の質感しか特徴が無いのです、それは難しい事なんですよね。

事務用の大きな虫ピンを使ってスイッチ類を作ります
根元もこの大きさだと金属リングという訳にはゆきませんからアルミパイプを使っています。

今日はここで時間となってしまいました。

そろそろラストスパートをかけたいですね〜!!

トランク内のバッテリーを作ります

2020-04-19 20:22:13 | Alfa Romeo 1300 Giulietta Sprint Veloce
本日の山陰は曇りでしたね〜
雨の降る予報だったのですが昼間は余り降らなかった様な気がします。

毎日朝のニュースはコロナの騒ぎでいい加減うんざりしますね〜。
朝起きた時に家内がTVのスイッチを入れるのですがこの数ヶ月は毎日コロナで目が覚めますよ。
もうトヨタさんもコロナと言う名前は使わないでしょうね〜(笑)

昨夜は親戚の飲食店経営者と情報交換しました
「いつからいつまでお休みをするの?」と言う話題なのですが・・・
確かに不要不急の外出は感染拡大の予防の為に自粛されなければなりません、ですが島根県は休業の要請も無く当然休業保証も無い・・・。
これだとお店を閉めるというのは逆に自分の首を絞める様な物ではないかと・・・
それに一応5月の6日まで自粛という事になっていますが、これで解除される確証もないのでは確かに商売上困ってしまうんですよね。
東京や大阪近辺の様に凄い人数で拡大してゆくなら確かに閉店した方が良いのですが島根は出ても1日に1人とかですからね。

近くに市の関係の温泉が3ヶ所有るのですが・・・一斉に5月7日まで休業らしく
今日いらっしゃったお客様が16日間も風呂に入れないと言っておられました・・・
まあ何か有ってからでは遅いという判断なんでしょうけどね〜この方お年寄りの一人暮らしですのでお風呂が壊れたままらしいのですよね。
食事もご自分では作れないらしいのです。
まあ個々の状況は違うのでしょうけど・・・

個人的に考えるのは色々な施設が閉館して困っている人もいらっしゃると思いますので・・・やはりお店を閉めないと言う選択なんですけどね。
どうした物でしょうね〜。
さて本業です
今日はトランクの中に有りますバッテリーを何とかしましょう。
お客様の車のトランクにはPRIMAXというバッテリーが積まれている様でしてこれは資料写真に写っています。
せっかくなので調べてみました・・・
このバッテリーは韓国製みたいですね〜意外と沢山の種類が有りましてこの様な古い車用も準備されている様です。
性能は?ですけどね。
私が買うならGS/YUASA/パナソニックとかでしょうかね〜
と言っても製造国は海外だったりするのかもしれません。
せっかくなのでバッテリーの横に貼られているステッカーを作ってみました。
どうですか?雰囲気は最高でしょ!?
そうそうご紹介を忘れましたがバッテリーの角の部分にはバッテリーを固定する為のL型の金具を付けておきました。
色が黒なのでわかり難いですね〜

次はバッテリーの固定用の長い棒を作ります
斜めにバッテリーの角を固定するのです

ただの棒では面白く無いですよね
これから先ほどの棒に取付ける蝶ネジを作ります
素材は真鍮の0.6mm線ですね
端から少し離れた部分を潰します

潰した部分の中央に穴を開けます
大きさは0.5mmで最初にカットした洋白線と同じ大きさですね

カットして両端を潰せば蝶ネジになります。
潰す方向をよく考えれば難しくはないはずです・・・難しいところは潰した線の中央に穴を開けることでしょうかね
1/18のスケールなので穴のサイズは0.5mmを使っていますが0.4mmが限界かな〜

実車が蝶ネジを使っていますが、これも時代でしょうね。
今の車で長ネジなど使っていないですからね〜(笑)
最初の洋白線を通して固定金具の完成ですね。

プラス側のターミナルは赤いカバーがかかっていまして外観からはターミナル自体は見えないのです
なので赤いカバーからプラス側の配線が出ているだけになります。
先ほど作った固定金具を取り付けています・・・
だいたい良い感じになりましたがこれで終わりじゃないのです。
実はここからが大変なのです

マイナス側のターミナルがそんなに大変なのか・・・
実はマイナス側には車を使わない時にバッテリーの放電を抑えるために市販のカットスイッチがつけられているのです。
このタイプのものは私も今まで何度か使っていまして構造はだいたいわかるんですね
まずは本体を作ります
真鍮の角線を使ってバッテリーのターミナルが入る様に穴を開けています
ターミナルを締め付けるために片側だけ切込みを入れています
途中に細く丸く細い部分がありますがここは旋盤で削っておきました
最終的にはここをカットします

切れ込みを入れた部分ですが横向きに穴を開けてアドラーズネストの六角ボルトで止めた感じにしました。
ターミナルはスイッチの真鍮素材とは質感を変えるために洋白を使っています。

次はカットスイッチの作動用の丸いつまみを旋盤で削って作っています
かなり小さいのですがこの大きさでも旋盤で作ることができますね

次は洋白角線を使ってこの車本来のバッテリーターミナルを作ります
作り方は先ほどのと同じですね
まあちょっと形状は違っていますけどね。

固定用のボルトが通る細い穴の方を先に開けておきまして
次はカットスイッチの電極が通る穴を開けます
手で穴を開けるのはなかなか大変ですが・・・このサイズでもやっとピンバイスで開けられるほどに親指が復活してきましたね。

だいたい形状ができましたので
丸いつまみの部分を塗装します
だいたいこのタイプのカットスイッチはグリーンなんですよね
お客様の物もグリーンでしたね。

最後に2個目に作ったバッテリーターミナルを取り付けました
このターミナルにはマイナス側のコードが付いています多分バッテリーの影の部分でボディにアースさせてあるのだと思います。
お客様の車もコードが上向きに出る様につけられていますのでこれで良いのです。

作った部品を先ほどのバッテリーに取り付けますと・・・
最初よりもず〜っと良くなりましたね。
これでトランクの中は完成ですね。


明日はボンネットの内側の塗装やダッシュボードを作り始めたいと思っています。