Studio_Rosso 1/43 自動車模型制作日記1

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今日は平日なので少し外仕事を・・・

2014-01-20 21:44:35 | Ferrari250TR NART 1958
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少しガーデンで仕事をしようと思って外に出たらあれほど天気の良かった空に黒い雲が立ちこめて来まして雨が降って来ました。
まるで誰かが見ていて私が外に出たのを見計らって降らせているかの様です・・・やっぱり仕事をしなさいという事でしょうか・・・

そう言えば昨日、2月1日に横浜で開催されるオートモデラーの集いのお誘いを頂きました。
今回のオートモデラーの集いは何となく情報として入っていたのですが、制作がたて込んでいる事も有りますしガーデンの散水栓の工事や薔薇の苗を2月中旬くらいまでに植えなければならない事も有りまして参加する事は全く眼中になかったのですが・・・。
せっかくのお誘いなのでスケジュールを検討してみようと思います。
問題が有るとすれば主にガーデンの整備のスケジュールによる部分が大きいのでそちらを中心に詰めてみたいと思います。

さて制作ですが、ヘッドレストの移設問題の方が大きく取り上げておりますので既にシートサイドのフレームなどはもう過去のお話になってしまいそうですが、量産型のシートのサイドをもう少し整形しておかないと後で困る事になります。
フレームは既に完成していますのでフレームのかぶせる右側のクッションを作っておきます。既に作っていた左側の方も試作車のNo1と微妙な違いが有りますので修正と整形をしておきます。アルミ板をレザーの質感で曲げるのはなかなか難しいですね。
カクカクと曲げてしまうととても柔らかな素材には、見えませんからね~。

ドアの後部を支えるフレームはまだ付けておりませんが、これで仕様は少しずつ違いますがシャーシの部分で言えば何とか5台分の作業が横並びになりましたね。


さてボディのヘッドレストの変更3台分を進めていかなければなりませんね。
まずは昨日作ったNo1の試作車ですがこんな感じになっています。
まだ少しヘッドレスト取り付け用のフランジ部分の幅が大きいですね、実車画像で確認してもよっぽど解像度の大きな画像でしか見えないくらいに繊細なフランジなんでもう少し華奢でも良いですね。

まだトランク部分に置いただけですが位置関係は何とか修正出来る範囲に有ると思います。
これ以上左にはトランクの筋彫りと重なってしまうので寄せる事が出来ないですが十分な調節代ですね。

No5(最後に追加した物)に切り取り様の穴を開けましたが前側の寸法がギリギリで穴を開ける事が出来ません・・・考えてみたら他のボディはこの部分に0.5mmの真鍮線をハンダ付けしてRを直してありました。
No5にもその作業を致しました・・・これで穴を開ける事が出来ます。

3台ともヘッドレストを切り取る為の穴を開けました、ボディのメタルの厚みは全部少しずつ違いまして中にはドリルがスポッと貫通する程薄い物も有ります。
ボディが薄過ぎると改造の範囲が狭くて困るのです。

ヘッドレストの際の部分を糸鋸で切りました。
この場合は薄い方が糸鋸の刃にメタルが詰まらないので楽に切る事は出来ますが・・・その分メタルで埋める場合に溶かしてしまって苦労するんでしょうね~。

メタルで取り付けて磨いた部分は残念ながら手ブレで画像が有りません。
いきなりですがヘッドレストのフランジ部分の真鍮板を作ります、素材は0.2mmの真鍮板で切り落としたヘッドレストを取り付ける前に叩いてボディ面に良く合わせておきましょう。
この作業がいい加減ですと後で隙間が空いてしまいますよ、小さな隙間ならまだ良いのですが余り大きいと手を打つ方法が無くなってしまいます。

実際に真鍮板の上に乗せてみてバランスを整えておきます、ここまで行なっても塗装の厚みも有りますから決して100%OKとかは無いですね。

ヘッドレストをハンダ付け致しました、同じ方法を繰り返してもしょうがないので細かな部分は昨日のエントリに書いていますのでそちらを参照して下さい。
一つだけ昨日のエントリに追加するならフランジとヘッドレストの間に入り角が有りますがここをシャープにしておかないと塗料が寄って来ますのでシャープさが出て来ませんね。
画像はフランジをざっとハサミで切り落とした所です、ここからヤスリで削り仕上げます。

ヘッドレストが完成致しましたのでボディにあてがってみます・・・ウ~ンなかなか良い様です。
ヘッドレストのフランジとの間をシャープにしたいのでもう一手間かけておきましょう。


ここからは順番が少し変わって来ます、昨日の作業なのですがアトリエに5号車をご依頼頂いたお客様がお越し頂いていますので5号車で唯一他の車よりも遅れているボンネットを叩いて作る部分をご覧頂きました。
真鍮板は焼き鈍してから鉄製の叩き型に当てて叩いて整形致します、焼き鈍しをする事で柔らかくなりますから加工は楽になりますね。
まだまだですが高さが出来たら細かい部分を仕上げてゆきます。
下側の入り角はここもシャープにする必要が有りますよ、叩くだけじゃなくてヤスリを使ったり致します。

外形も整えて表側が奇麗になりましたから今度は裏側も磨きます。
勿論バルジの部分もね!

ボディに合わせて最後の調整をしました・・・これで5号車も部品が揃いました。