Studio_Rosso 1/43 自動車模型制作日記1

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5号車ボディの修正Ver.3

2016-06-07 22:25:04 | Bugatti Type57SC Atlantic
本日は最初に新商品の販売開始のお知らせです
新入荷商品のページに1/43用ラジエエターメッシュ2種類1/43用汎用メッシュ4種類を追加しました
興味が有る方もない方も一度ご覧頂ければと思います、見ておいて損はないはずですよ(笑)



今日は雨の予報が出ているのだけど未だに雨は落ちていないですね
山陽側か四国だったかには警報が出ていた様ですが・・・山陰は取り敢えず曇りです。
夜になったら降ってくるかもしれませんね・・・今でも湿度は結構有りそうですし。

今日はお店としてはお休みなのですが朝から入り口のドアの補修でドアを外して持って帰って頂きましたので出勤しております。
また、家内が入院中に中庭のメンテナンスが出来なかったのでバラの根元にはビオラや雑草が育ってきましてね・・・全部家内が取るのは体力的に難しいと言う事で近くのシルバー人材センターの方に来て頂いて雑草や大きく間延びしたビオラを除草して頂いていますので出勤しない訳にはゆきませんから・・・
私の母親もガレージの方で昨日収穫したラッキョウの掃除をしてくれています。

まあ必然的に私も仕事をしない訳にはゆきませぬ・・・(笑)


今日の制作ですがボンネットを開閉する為にメタル製のボンネットの部分を切り取りました。
まだまだザックリですが・・・とにかく切らないと話しが進まない訳ですね。

フェンダーの内側でボンネットにつながる部分の厚みを削っています、ここはフェンダーの峰の内側の低い部分をガイドにして削って置けば大丈夫なので比較的気楽です。
難しいのはその後側でフロントウインドウにつながる斜めの部分です。
ここは他の物と角度や位置を合わせたいので慎重な作業を要求されます、だからこの部分は大きめに残しています。

斜めの部分を削る為には左右のフェンダーの高い峰の部分を一度切ります。
ここを切らないと斜めの部分の整形が出来ません。
そしてもう一つ大事な理由があります
このフェンダーの低い部分の高さが低過ぎてサスペンションが当たってしまうから少し持ち上げておかないといけないのです。
ただしフェンダーの峰の部分の高さは変えないと言う条件がつくのです・・・つまり低い部分だけを加工したい訳ですがこの低い部分も前から後までなだらかなカーブを持っていますので切り離して全体の角度ごと調整する必要が出てくるのです。

でも取り敢えずボディの斜めの部分を削る事にします。
ガイドは4号車から型紙を取った物を貼り付けておきましてこれに合わせて削ってゆきます。

左右とも削りますとこんな感じになります。
ここで必要なのは左右がきちんと合っている事ですね・・・
その為にフェンダーの峰の部分を切り離していますからね、一見厄介な事をしている様に見えますがボディをカットしているのには理由があるんですね。

次はフェンダーの低い部分の高さを調整致します
今回は前側を持ち上げるのですからただ単にフェンダーの板を曲げてやれば良い様に見えますよね・・・でもそうじゃないんです。
この状態で曲げますと板の後部はボディとつながっていますのでボディの内部分から比較的鋭角に曲がってしまうんです、つまり自然なRがでないという事になります。
こんな場合はフェンダーのボディにつながっている部分の前側を3~4mm残して下側に切り込みを入れてやります・・・
下側の画像でご覧頂くとV型に切り込みが入っていますね、元々は鋸で切り込みを入れていますから真っすぐな切り込みだったのですが高さを合わせる為にトースカンを当てながらフェンダーを持ち上げたので隙間の下側が開いているんです。

左右を確認しながらボディと同質のメタルを盛りましてその角度を固定致します
この作業が終わったらもう一度角度や高さを確認します、OKならそのまま進みますがNGならもう一度切り込みを入れて調整し直しになりますね。

次はフェンダーの峰の部分を取付けます
後側をピンポイントでハンダ付けしておきまして角度や位置をトースカンを使って確認して前側をまたピンポイントでハンダ付け・・・そして再び確認してOKなら全体を裏側からハンダ付けします。
何故裏側かと言いますと・・・
表側は入り角になっていますので私の細いコテ先の物を使ってもハンダゴテが入り角の角に当たらないのです・・・
この状態でハンダ付けをしますとフェンダーのラインが変わる程溶かさないときちんとメタルを溶かす事が出来ないのです。
よって内側から溶かしてこの様に表まで溶かしますよ・・・これくらいなら削るのもそう難しく無いですしフェンダーのラインが大きく変わってしまう事も有りません。