Studio_Rosso 1/43 自動車模型制作日記1

692-0055島根県安来市飯生町605-8Studio_Rosso渡部洋士 Tel 0854-22-1546火水曜定休

シリコン型の制作と問題点の解決

2015-11-23 21:59:47 | Osca Dromos Zagato
今日は朝は少々涼しかったのですが日光があたるとどんどんと気温が上がってきました。
お昼頃にはストーブ無しでも過ごせるくらいの気温になっています、とても11月下旬の気温じゃないですね~。
まあ温かいのは過ごしやすくて良いのですが、畑の雑草が伸びて来ますね~。

今日はブガッティも更新したいので前置きは短くネ!
最初はホイールの複製準備です。
新聞紙の上で作業をしているのですが「老後の・・・」と言う文字が気になるのは私だけ??
何故新聞紙の上で作業をしているのかと言いますとこのプラ板は使い回しになりますのでどこにシリコンが付いているかわかりません、なのでデスクのカッターマットの上にシリコンが付いてしまいますと後で他の部品の塗装に影響しますと困りますからね転ばぬ先の杖ですね。
下側に2.0mmのプラの丸棒を瞬間接着剤で取り付けてプラ板に貼付けます。
この部分が後でレジンが流れ込む部分になる訳ですね。

シートの右側の背もたれの部分が何度直しても平面が出ないんですね~
パテのせいか?それともシンナーのせいか・・・まあ凹んでいるんじゃなくて出っ張っているので問題は無いのです。膨らんだまま型取りをして膨らんだパーツが出来る訳ですよね。
凹んでいたらパテを盛らないといけないのですが膨らんでいる物は削れば良いのですから・・・しかも量産ではないので足った4個だけですからその手間もたいした事は無い訳です。
でもなるべく綺麗にしておきたいので一応削ってからサフを入れておきます。
パテ面が直接シリコンとあたりますと硬化不良になりますからね~。

部品を使う数によって3つに分けました
ホイールは3つしか原型がないので4台分を作ろうと思いますと6回キャストしないといけない訳ですね。
ダッシュボードと内装は4つですから4回ですね、その他の部品も4回なのですが部品の幅が大きく違う物を一緒にキャストしますとレジンの無駄が多くなりますから分けておくのです。
そして硬化までのインターバルも考えて3つに分けておきました。

そして肝腎なのは内装の後部のメッシュですね。
ここをよりパワーアップする為に内装を再キャストする訳ですからね・・・(笑)
肝心のメッシュを切ってみます。綺麗に切れなかったらパワーアップもへったくれもない訳です。
マスキングテープで型取りをしまして・・・

先日通販で買ったハセガワトライツールの鋏で綺麗に切る事が出来ました。

ちなみにこのメッシュはオートモデリGTで購入しましたがかなり繊細なメッシュですね。
ちなみにまだ在庫が有るらしいですから長方形の穴が空いたメッシュはなかなかないので覚えておかれると役に立ちますよ。
私の場合は使えそうなエッチングメッシュは取合えず買っておく事にしています。
まあ安い物ですが無いと使えませんからね~。

明日はシリコンが硬化すると思いますのでキャストが出来るかな!?

コクピット内の部品製作

2015-11-22 23:25:10 | Osca Dromos Zagato
今日は天気が良かったのだけど結構寒くなって来ましたね。
まあそれでも例年の事を思えばこれでも随分温かいのですけどね・・・と言う中途半端な気候なんですね。
昨年ですともう毎日一日中薪ストーブを焚いていた様なんですがね~

陰様で数日前に蒔いたラディッシュの芽が出て来ました。
寒いとこれも芽が出なくなってしまう様なので・・・1ヶ月も遅くなってしまって心配していたんです。
これでラディッシュの浅漬けを白いご飯にのせて食べるのが最高ですね。

さてグズグズしている訳にはゆきません、早く2号車から5号車までOscaを完成させなければなりません(笑)
今日は内装の原型を作らなければなりません・・・
まずはエンジンの上部のメッシュ部分を何とかしなければなりませんね。
実は今までのブログを読み返して頂ければわかりますがエンジン上部の熱気抜きのメッシュの部分はタメオのラジエターのエッチングを使っていました。実車はここが特徴の有るメッシュになっていましてこのままでも雰囲気は良いのですが実車とは違っているんですね。
そこで後の4台はこの部分の作り方を変更しておこうと思うのです。
実車通りのメッシュでね・・・
まずは複製をしておいた部品の上側を鋸でカットしておきます。

メッシュの下側が直ぐに板ではせっかくのメッシュが役に立ちませんからこの部分を少し掘っておきます。

シートの下側つまり座面も一旦モールドを削ってからパテを当てておいて中央部分がお尻の据わりがいい様に少し凹めておきます。サイド部分も削っておいて内装の中に綺麗に収まる様にしておきましょう。
原型が悪いと修正が大変ですからね(笑)

そう言えばこの内装のサイドブレーキの後ろ側に何やら銀色のレバーが2つ付いていますがその下側は指が入る様に凹んでいますのでこの時点で内装も掘っておきます。
レバーは洋白かアルミで削って作りますがこの凹みを準備しておく事が出来ると楽ですね。

シートバックの部分は完成品状態で余り整形が良く無かったのでパテで整形し直します。
先日作った物もこの部分をパテで整形致しましたからね~型取りしておけば良かったのですが時間が無かったからね~。

シートの座面は2回目のパテ、シートバックは最初のパテを盛っておきました。
ここからシートバックの部分だけ切り取って仕上げます。

ここまで来て気になるのはヘッドレストのパッドです。
シートはガルグレー(黒に近いグレー)でヘッドレストのパッドは少し明るいグレーですのでどうしてもマスキングして塗り分けるか筆で部分的に塗るしかなかったですね。
しかも形状が少し甘く歪な部分がありますからこのタイミングで別部品にしておきましょう。
と言う事はシートの部分に付いているのは削り取ってしまいます。

シートバックのクッションはこんな感じに削りました。
これも左右を均等に仕上げるには二つの部品を背中合わせに瞬間接着剤で仮固定しておきまして外形を整えます、最後に接着した部分にデザインナイフの刃を差し込めばかんたんに分離出来ました。
余りガッチリと接着してはダメですよ(笑)

そしてヘッドレストも使わなくなった室内部品から削り出しておきました。
すでにキャストの準備として足を付けておきました。

向って左側のヘッドレストですが削り過ぎて薄くなってしまいまして左右とも裏側を補強しておきました。
表側にも何となく凹みが出来てしまいましたので光硬化パテで修正しておきました。

最後の部品を作りましょう、これが終われば複製をして塗装を始められますね。
そして最終組み立てに入れます(笑)
先日のと同じくメタルの塊を削ってピラミッド型に削っています。

糸鋸で段を付けてペーパーで磨いて仕上げます。

内装に仮置きしてみますが収まるべき部分の凹みが丸く削られていたのを角形のシフトブーツに合わせて削っておきました。


明日はこれらの部品のシリコン型の準備をしてからアトランティックのウォーターポンプと発電機を作りましょうかね。

ボディ研磨

2015-11-21 22:56:23 | Osca Dromos Zagato
今日の山陰はまずまずの天気でしたがやっぱり雲は多めでしたね、まあ山陰だからこの時期仕方が無いのかもしれませんが・・・もうちょっと何とかしてほしいな~。

そんな中先日植えた晩生のタマネギが立ち上がって来ましたのでここで堆肥をやります。
4列に植えたタマネギの苗の間に置いてゆきます・・・。
そして今日は自家用車の車検の準備です。
今月末に切れるので継続車検を受けるんです・・・もちろん自分で持ち込みをするユーザー車検というヤツですね。
この車はず~っとユーザー車検で車検を取っていますので経費が安く上がります(笑)
タイヤを冬用に替えながらブレーキバッドの残量を確認・・・ボールジョイントのブーツは先日ドライブシャフトのブーツが切れて音が出ましたのでご近所の修理屋さんでリビルト品と交換してもらいました、その時に気になる何カ所かを交換して頂きました。
書類が準備出来ましたので後はこの先2年間の自賠責保険と自動車税の納税証明書ですね。

そして午後からは友人に頼まれた講演会に出席しました。
この講演会は日韓交流を促進する会の物でした・・・が内容は意外と韓国を良く無い所をあげつらえる様な内容・・・正直な所これって日韓交流を促進出来るのか?って内容でしたね、どちらかと言えば講演を聴いていると日本人でも何だか気分が悪くなる様な内容・・・こんな話を聞いて洗脳されてしまう人もいるのかな~と思うとちょっと寂しいね・・・。
だけど、それにしても一方的な話だけを聞いて判断するのだけは公平では無いと思う・・・
携帯電話に色々な方から何度も着信が入って来たので早々に切り上げて退室させて頂きました、僕はどっちの味方にもならない・・・な(笑)

その後先日のソフトボール大会の時に借り物のキャッチャーミットのヒモが切れてしまい修理に出していたのでそれを引き取りにスポーツ用品店に・・・ついでに(失礼!)知人のNさんが行なっている版画展を見にJR安来駅のギャラリーに寄り道・・・結構な数の見学者の方にびっくり!(これも失礼か!・・・笑)
なるべく人が写らない様にシャッターを切るのがなかなか難しかった・・・。
Nさんは昨年安来市文化協会の奨励賞をもらわれた方でして今回の版画展はそのお披露目!?と言った感じでしょうか。
私も来年は個展をしなければならないの?
いやいや、ちょっと作品が手元に無いからな~無理でしょう・・・という思いで会場を後にしました。

前置きが長かったけどこれでやっと製作に・・・
先日2000番のペーパーから3000番のバフレックスまで研ぎました、今日はラプロスの8000番からですね。
これで磨きますと少し艶が戻って来ます、ただ余り沢山は削れないので時間は掛かります・・・しかも4台分も磨きますと結構な仕事量になります。


フロントのインテークの凹みの部分はやはりクリアーが寄ってしまった部分が有りまして少し荒めの物で研磨しないとダメな様です。
こんな時に使うのがトレカットのピンクですね。
トレカットのピンクは通常の1500番程の荒さを持っていまして研磨性が良くサクサク削れます。
また普通のペーパーに比べて良いのは研磨紙の下側に薄いフィルムが有ることですね。
このフィルムの硬さで面を出す事が出来ます。

インテークの中の面を出してみました・・・。
この後番手を上げてゆきますよ。

ペーパーが一段落したので水洗いをします。
ペーパーをかけますと当然ながらペーパーの研磨用の粒子が外れます、それがボディに付いているんですね。
そこをより細かな粒子を持つペーパーで研磨しても大きな傷が付く訳ですね。
なので一旦水洗いをしてやるのです。

3Mのハード1で研磨します。
下側の1台だけがハード1で磨いた物ですね、他の物とは全く違う艶が有ります。

左側の2個が完了・・・あと半分です(笑)

ここでちょっとトラブル・・・
ドアの筋彫りの脇に少々クリアーの盛り上がりを発見!
残り2個のボディが同じ様になっていました・・・。
もう一度ペーパーでの研磨に戻ってやり直しです、この後水洗いしてから再び研磨・・・。

これでやっと3台終了です・・・
ず~っと研磨していたら右の肩甲骨の部分が痛くなって来ました・・・使い過ぎですか??

やっと4台共綺麗になりました。


エンジンの修正(番外編・・・笑)

2015-11-20 21:25:00 | Bugatti Type57SC Atlantic
今日は晴れるかと思っていたら曇りでしたね、まあ時間帯によっては日が射す事も有りましたが・・・今一歩の天気。
まあ11月ですからね~それも後半になりましたから、仕方がないのかな~。

それでも朝はイチジクを収穫・・・雨に遇ってしまったのでジャムにしかなりませんけど・・・。
そしてイチジクのカラス除けに張っていたテグスを片付けておきました。
そして比較的早めに製作を開始致しました。

昨日ブログでも書きましたがエンジンのブロックに0.8mmの穴をあけていたらキリが折れてしまいました。
折れたキリはブロックの中に残ったままだったのでダイヤモンドビットをリューターに取り付けて折れたキリごと削り取ってしまいました。
それを書いたブログをいつもの様にFBにシェアしましたらさすがのリカバーということでコメントを頂いたのです。
その返信でこうすれば完璧!などと書いてしまったのです、書いてしまった限りにはそれを実行しなければいけませんよね~。
あいつは口ばっかりで見えない所はいい加減なことをすると陰口を叩かれてもいけません(笑)
なので今日は予定を少しだけ変更してそこの部分から始めたいと思います。

リューターで削った穴は直径が2.5mm程の物で深さは1.8mm程でしょうか・・・
その穴の部分を2.5mmのキリで掘って貫通させます・・・もちろんフライスを使って正確な仕事を求められます。

その穴に丁度入る様に洋白丸棒を旋盤で削ります。
大き過ぎてもダメですし小さくてもダメ・・・微妙な大きさですね。
実際に差し込んで確認しながら削ります。

直径がちょうど良くなったら厚みを合わせて切り取ります
そして穴に差し込んでハンダ付けします
ハンダが綺麗に流れ込む様にしっかりと熱を掛けてやりましょう。
下側のセルモーターの取り付け部分は後でハンダ付けしていますので熱が回ってしまいますと分解してしまいますからピンセットでつまんで放熱しながら目的の部品に熱が回ってハンダが溶ける様にしなければなりません。

ハンダが流れたので今度は研磨です。
余分なハンダを削ると同時に若干飛び出ている洋白線を削ってゆきます。
表側(発電機の動力を取り出す側)の部分ですが補修の後はほぼ見えなくなりました。

裏側もすでに穴は無く・・・
綺麗になりました・・・穴が有ったのもわからないですね。
若干ハンダの色目が違うのがわかりますかね~。
でももう手抜きと言えないじゃないかな~(笑)

次は発電機の動力の取り出し様の穴をあけています・・・
同じ素材で埋めてありますから穴開けも元の様に自由自在ですね・・・。

開けた穴に補機を取り付けてみました・・・OKですね。

他のエンジンも同じ様に補機をとり付けてみました・・・
やっとここまで・・・フ~ッ!

MFH 1/12 Ferrari 330 P4 Closed Body

2015-11-20 14:10:26 | 最近手に入れたキットのご紹介
この所キットのご紹介をしていなかったですね・・・
まあ最近あまり欲しい物が無くなってきましたのでなかなかご紹介をするタイミングを失っていたかもしれません、このブログでも少し前に途中まで1/12のMFHさんのスパイダーボディの物を組立てていましたが余りにも本業が忙しく中断しています。
近い内に再開をしたいのですが・・・
まあそれは置いておいてついにクーペボディの330P4が発売されました。
既にスパイダーを買われた方もこのキットには興味が有るのでは無いでしょうか?
発売当初から興味は有りましたが主に懐の具合から(笑)検討をしていたのですが、やっと購入致しました。
遅くなって希望の仕様が無くなっても悲しいですからね~今回はVer.Cのルマン24時間に出場したカーナンバー24を選択しました。
この車はセンターに黄色のラインが入っていてなかなか格好がよろしい・・・

ちなみにず~っと前に友人のKさんからこんな当時物の写真を頂いています。
デジタルデータの画像では無く昔のモノクロ写真はなんて良い感じなんだろう・・・
物として見れば全く同じ物なんだけど・・・何か暖かい物を感じるのは印画紙の写真なんですよね~。


さて余談はこれくらいにして
本題に・・・
キットの箱を開けますと
こんな感じにぎっしりとパーツが詰まっています・・・

まずはフロントフードですが、これはスパイダーボディと同じ物ですね。
実は330P4も(250GTOもですが)車体によってフロントのインテークの形状が違っているんですね。
それで顔つきが全く変わって見えるのです。
どちらかと言うとこのMFHさんのキットはクーペボディのフロントフード(インテークの形状が)の様に見えます・・・まあこれは私感ですので気にされない様に・・・(笑)
スパイダーを組立てる時にはインテークの形状を変える予定です。

このキットでちょっと気になったのはこの梱包です
ウレタン樹脂の部品をビニール袋に入れてピッタリとテープで貼って有ります。
この袋にはクーペの特徴であるルーフの部品が入れて有るのですがビニール袋を長い間ピッタリと貼って有る事でルーフが変形してしまうのです。
出来ればピッタリとではなくゆったりと入れて欲しいのですが・・・

これがこのキットの肝の部分
ルーフとリアフードですね。
クーペの特徴が詰まった部分ですね。

このリアフェンダーの峰の部分はちょっときつ過ぎる様な気がしますが・・・
もう中央部分はこれでも良いのですが前端と後ろ端はもう少し柔らかい表現が良いかな・・・まあ削れば良いのですが・・・。

こちらがルーフのパーツです
スパイダーには主に強度の問題からAピラーの部分にホワイトメタルの部品が鋳込まれていましたがクーペではオールレジンですね。

この部品はリアウインドウの下側に入れるパーツです。
そう330P4はリアウインドウから中を見てもエンジンが見えないんですね~

ここが少し心配な所です
何が心配かと言いますとサイドウインドウのサッシのチリですね・・・
ドア本体はウレタン樹脂窓枠のフレームはメタルウインドウは塩ビその上のサッシはエッチング・・・うまく合わせられるかな!?
特にエッチングのサッシは合わせるのが大変じゃないかと・・・



さてこのキット買いなのか・・・
私的には買いでしょう・・・と言い切りたい
MFHのこのシリーズですが250GTO64、250GTO62,330P4スパイダー、330P4クーペと発売されたのですがこの調子で行けば250LMとかF40とかにつながって欲しいのです。
なかなか難しいかもしれませんが・・・。