Studio_Rosso 1/43 自動車模型制作日記1

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ウレタンクリアー塗装

2017-03-16 18:40:59 | Ford ModelA Hot rod
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本日の山陰は午前中からお昼頃にかけては雨が降っていましたが午後からは結構天気が良くなってきまして部屋の中では暖かだったですね。
外は・・・出ていないのでわからないのです。
時間が惜しかったので一生懸命ですよ(笑)

さて本日最初の仕事はボディカラーの塗装が完了しているホットロッドのボディにウレタンクリアーを塗りました。
ボディカラーの塗料は使い慣れていない物だったので一応テストはしていますがそれでも慎重にならざるを得ない状況なのでウレタンクリアーも少し多めに調合しましてまずはミストから塗り始めます。
このボディカラーですがテストの時にウレタンクリアーを塗りますと若干グリーンが薄くなる様な気がします。
気のせいなのかウレタンクリアーが塗膜の上に乗るとパールの粒が泳ぐのかよくわからないのですが・・・なんとなくそんな感じがするのです。
だから普通の塗料より時間をかけて完全に硬化させてからウレタンクリアーを塗ったつもりです。
しかもパールが沸き難い様にミストから塗ってゆきます。
このミストから塗る場合は少しシンナーを多めに入れて塗ります、普通の濃度で塗りますとボディの表面にザラつきが出ます。

これで明日にはペーパーをかけてコンパウンドで磨く事が可能になります。

ホイールの制作Ver.2

2017-03-15 21:16:28 | OM Superba 1927
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今日は定休日2日目です
昨日は比較的良い天気だったのですが今日は朝から冷たい雨が降っています、時々強く降る事が有りましてやっぱり山陰はまだ冬だな〜と感じますね。
早いお宅では冬用タイヤから夏用のタイヤに交換される方がポツポツいらっしゃいますが私はもう少し待った方が良いと思いましてまだ行なっていません。
このままですと春のお彼岸を過ぎてから本格的に交換をしようかと思っています。
そう言えばお知り合いの方でトヨタセリカTA22にお乗りの方がいらっしゃいますが一昨日だったか春を待ちきれずに当方までいらっしゃいましたが途中雨に遭ってしまったと残念がっておられました。
山陰は3月末までは凍結防止剤を撒きますから大切なお車は4月になって一度雨が降ってからの方がよろしいですよと忠告しておきました。
凍結防止剤は始末が悪く水で流しても残りますしボディパネルの継ぎ目等に入りまして内側から、また鉄板が重なった部分からボディを錆びさせてゆきます。
これを完全に防ぐ方法はいまだに有りませんから錆びさせないのが一番の方法ですね。
素人ながら自分で板金塗装もこなしていましたからそれがよくわかるのです。


さて本日も少し遅めの制作開始です。
本日は昨日から予告していました通りワイヤーホイールの制作になりますが、その前にホイールを取り付ける為のシャフトをドラムに取り付けておかなければなりません。
特にリアはドラムらしきものがホーシングの両脇についていますがどうも位置が良くないので削り取ってしまいホイールを止めるためのシャフトを利用してドラムを取り付けました。
フロントはドラムの厚みの中程までの深さで穴がありますからそれを使ってシャフトを取り付けています。

そのシャフトにセンターハブだけを取り付けて見ました、きちんと根元まで入っていますので取り付け強度には問題がないと思います。

まずは実車画像をプリントアウトしてスポークの数を数えます。
表側に近い部分だけで28本のスポークがついていました。
裏側も同じ数だとしますと56本のスポークがついていることになりますね。
本数が近い方が見た感じが近くなりますから・・・少し前に作ったアトランティックのホイール治具を使うのが良いかもしれませんね。

治具を使う前に少しメンテナンスをしておきます。
以前使った時にフラックスが染み込んだ部分が少し膨らんでいましてその部分を削って整えておかないとホイールリムを支える部分が斜めになっていましたので修正いたしました。

いよいよ真鍮線を張り始めます。
センターのハブの下にワッシャーが1枚入れてありますがこれはハブのオフセットを調整するために入れております。
これもまた鉄製なのでフラックスによって錆びてしまいますが・・・無いと奥セットが少なくなってしまいますから大切な治具の一部です。

表側のリムを乗せて上から木片で抑えておいてハンダを流します。
この時点で既に一周ハンダを流して起きましたのでもう簡単には分解しません。
いかがでしょう?

合わせ目に余分なハンダが流れてしまうと表側にもハンダが流れてしまいますから十分注意をしてハンダを流しましょう。
ハンダが少ないとスポークが緩んでしまうのですからこの調整が結構難しい・・・。

リムの外側の部分でデザインナイフでカットします。
スポークがステンレスですとデザインナイフでは切れませんからね〜真鍮線だとこんな場合に楽ができます。

組み上げたホイールはまず水洗いです。
フラックスを付けていますからさすがに真鍮でも酸化します。
酸化すると緑青という青い錆が出ますのでまずは水洗いですね。
塩酸が基本のフラックスですから水洗いで十分除去できるのです。
6個作っていますが使うのはスペアタイヤを含めて5個、1本は予備です。

リムの外周に余分なハンダがついていますのでヤスリで削ってからタイヤを嵌めて見ました。
昔のタイヤなので幅も最小限、ハイトも低めでバイクのようなサイズのタイヤですね・・・。

今、作ったばかりのホイールにタイヤをはめて取り付けて見ました・・・
新しい靴を履いたような・・・感じかな(笑)


フェンダーを散り付けて見ないと良くわからないですね
明日はフェンダーを取り付けてみましょう。

ホイールの制作Ver.1

2017-03-14 21:14:50 | OM Superba 1927
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今日は天気予報によると山陰は天気が崩れる予報だったのですが、意外と天気が良くて途中少し雨がぱらついたくらいで全般的にはまずまずの天気でした。
お休みではありましたが朝一番で雑務をこなしこの所の気温上昇で花粉アレルギー症状が出てきましたのでかかりつけの病院に行ってアレグラと目薬を処方していただきました。
面白かったのは今までその病院の先生が花粉アレルギーだとは知らなかったのですが診察している時に自分もこの一週間はかなりアレルギー症状が出ていると言っておられました。
先生からこんな話を聞くのは初めてだったので・・・先生も人の子だと思って少し可笑しかったですね。
雑務が終わったら家内がタマネギの草取りをしていたのでお昼まではそれを手伝っておきました。
まだまだたくさん草を取らないといけないので・・・


午後からは仕事です。
お休みでも遊んでいる時間はありません(笑)

本日はOMのホイールをなんとかしなければなりません。
一応左側がキットのタイヤなのですが、多分BBR辺りが売って入りワイヤーホイールを買ってキットを作ったのではないかと思いますがこのタイヤ・ホイールには問題があります、気に入らないのはスポークがエッチングなのでスポークの断面が四角であること・・・これは見た目にスポークが大変太く見える原因なのです。
そしてタイヤの幅が広いですね、その上ハイトも高いからもっと重量級の車のタイヤに見えるのです。
右側はタイヤだけを自作の物に交換してみたものです。
ハイトは低くて幅は見えませんがかなり細いです。

では実車はどんな感じなのかということになりますが、実車はこんな感じです。
タイヤは作ったもので大体良い感じと思いますが、
ホイールのリムの厚みがキットのホイールでは厚すぎますね。
リムが厚いともう少し近代の車のホイールのように見えてしまいますからホイールは自作で作る方が良いようですね。

まずはセンターのハブを準備します。
と言ってもこれは以前作ったものがまだ何個かありますのでそのストックを探せば準備OKですね。

次はリムの表側の方を削り出します。
当時のリムはいろいろなものがありまして実車の写真をよくみて作ります。
こんな時に当時の写真はモノクロで鮮明でないので困りますね。
寸法は外径が12.5mm内径は10.5mmにしました。
リムの一番外側には今のホイールと同じで耳の部分があるタイプにしました。
これがない自転車のようなリムのものもありますがなんとなく耳がついている様に見えることともう少し後の現存しているOMには耳のあるタイプのホイールが装着されているからです。
そしてスポークの並ぶ部分は一段ダンがついている様に見えますのでこれも削って再現しておきました。
一番大切なのがリムの厚みがなるべく薄く見える様にすることですね、これが出来なかったらキットのホイールを使っても同じですからね。

これが切り離す寸前のリムの画像です。
段がついている部分は全て旋盤加工する時にカエリがついていますからペーパーで綺麗に磨きましてカエリを取っておきます。

幅が1.3mmになる様に突っ切りバイトで切り落とします。
ホイールの表面の方はホイール自体のオフセットを考えますとできるだけ薄い方が良いのでこの寸法にしています。
全体で3.5mmの幅にしたいのでこれにワイヤーの厚みの0.1mmを足したら1.4mmですね。
裏側のホイールリムは2.1mmほどにすれば良いはずですね。

ホイールの表側になるリムを切り出しました、厚みは1.3mmピッタリです。
内側の一段段があるのが特徴ですね。

表側のリムを切り取った同じ素材から裏側のリムを作りました、こちらの幅は2.1mmです。
同じ様な作業なので工程は省略します・・・(笑)

ホイールのリムは全て揃ったのにまた同じ様なものを削っていると思われたかもしれませんが、これはホイールを組む時の治具のアダプターを削っているのです。
リムの中央にハブが来る様にアダプターを作っているのです、これもセンターを決めたいので旋盤での作業になります。

アダプターはこの様に治具に取り付けます。
このアダプターを取り付けることによってリムが中央に固定できるのです。

仮にハブやリムを治具の上にセットしてみました、・・・これでスポークが綺麗に張れたら嬉しいですね。

今回スポークに使うのはこの素材です。
0.1mmの真鍮線ですね。
以前は0.1mmのステンレス線を使っていましたがハンダが流れにくい事また素材の違いにより温度が上がった時に膨張、冷えた時に収縮する量がリムと違ってきます為にスポークが緩みやすいのです
今までいろいろな素材を使っていくつか作りましたが真鍮のリムに真鍮のスポークが一番0相性が良かったので今回は0.1mm真鍮線を大人買い!?しました。
これ一巻きで3.0kgもありますからこれだけでも一生分あるかもしれませんね・・・この巻物が6本もあるのですから・・・。
あ〜誤解されると困るのですが決して買い占めたわけではなく最小単位が3.0kgの巻物を6個買わないと売ってもらえなかったのです。
普通の方には買えない量ですよね・・・ご希望の方には小分けしますのでご連絡ください。
あまりご希望があるとは思えませんが・・・(笑)


ここで本日の制作時間が無くなってしまいました、この続きは明日のお楽しみという事で・・・明日のご訪問をおまちしております。

タイヤとブレーキドラムの製作

2017-03-13 22:31:21 | OM Superba 1927
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本日の製作はホットロッドだけではなくOMの方も作っています。
そのOMですがどうも車体とホイールタイヤなどのバランスが良くありません車高がやたらに高いので薄かったシャーシをカサ増ししたのですがそうすると今度はボディの上下寸法が少し足らないように見えるのです。
仕方がないのでボディはとりあえずそのままにしておきましてタイヤホイールを先に決めようということにいたしました。
今まで作ったクラシックカー用のタイヤをいくつか作ってみました。
サイズはキットのホイールよりも幅を少し小さく直径も少し小さくしようと思いますが、実際に当ててみて雰囲気を確かめた方が良い感じなのです。
諸元がわからないので実車から大きさを割り出してゆくことが出来ないので全体の雰囲気を優先して製作することにした次第です。

以前に作ったシリコン型を出してきてタイヤ用の樹脂を流し込んでおきました。
真空の中で流し込みますので気泡は少なくて綺麗なタイヤを作ることが出来ます。」

樹脂が硬化しますとこんな感じで型から取り出します。
これを実際に当ててみて大きさを決めてホイールはそのあとに作るという段取りですね。

タイヤが出来たらホイールは決まりますがその前にブレーキドラムを作っておかなければホイールの中を穴にするのかピンにするのか決まらないですよね。
ということで前後のブレーキドラムを作っておきました、実車は円周上にブレーキの冷却フィンのついた形状になっていますから自作のバイトを使ってフィンを削ってみました。

仮止めしてみますとこんな感じですね。
形状は十分なのですが内側はブレーキのバックプレートが見えますのでこのバックプレートを作ってみましょう。

バックプレートはドラムと一緒に回らずにアクスルと一体になっています。
ですから部品としてドラムとは別にしておくのが表現方法としては良いのではないかと思います。
この部分は全体の厚みが0.5mmほどで中央の凹みは0.3mmになります・・・つまり中央部分の厚みは0.2mmしかないのです。

バックプレートをドラムの内側に装着しますと見えそうでなかなか見えにくい・・・ちょっと微妙な感じです
上側に小さな穴がありますがここは機械式のブレーキのロッドが付く穴になります。
今は部品をまだ作っていませんが後で穴を開けるのは難しくなりそうなので先に開けておきました。

とりあえずブレーキドラムが付きましたので明日はホイールを決められるのではないかと思いますが・・・(笑)


なかなか予定通りいかないのも事実ですね。
ホットロッドの方もクリアーを塗りたいのだけど・・・どうかな!?

塗装開始Ver.1

2017-03-13 21:46:35 | Ford ModelA Hot rod
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本日の山陰は下り坂の天気の様で曇り空のしたでタマネギ畑で草を取っていましたら急に冷たい風が吹いてきました、これは雨の前ぶれの様だったので早そうに切り上げて中に入ったらポツポツと降り出してきました。
夕方まではそんなに強い降り方はしなかったのですが・・・
天気予報によりますと明日は雨で降水確率も結構高い様ですね。

さてそんな中ですが本日からホットロッドの塗装に入ります。
(途中で公開してしまいましたね・・・申し訳ありません)
ここからは自宅に戻ってからの追記です

ボディカラーはメイクアップさんとお客様の相談でこのカラーになりました
ライトグリーンですがパールが入っています、なかなか複雑なカラーですが塗ってみないとわかりません
メイクアップさんから塗料を送っていただきましたが1液性ということ以外はあまりよくわかりません・・・シンナーはラッカーシンナーでいいと聞いていますがそれも実際に塗るにはテストが必要になります。
それはシンナーとの相性やウレタンクリアーとの相性も含めてテストをしなければ使えません。
いきなりお客様の車でテストというわけにはゆきませんよね(笑)
まずはプラ板に塗ってみました。
感想はパール粒が沈みやすい事、少し粒子の粗いものが混じっていることが判明いたしました。
パール粒なのかゴミなのかよくわからないですが・・・このまま塗るのはちょっと考えものです。
ただパールが沈みやすいので最初の状態ではかなり粘度が高い状態で瓶に入れてありますがこれはパールの沈みを抑えるための処置でしょうね。

粗いパールの粒なのかゴミなのかよくわからないですが塗料をシンナーで薄めてからフィルターを使って一旦塗料を漉して異物を取り除きますとこんなに綺麗に塗ることができます。
実はこの前にそのまま塗ってみましたがブツブツと異物感がありましたので一旦塗装を中止して硬化をしてから研いで面だしをしてから塗り直しました。
塗装に近道はありませんね・・・。