市民公開講座
━━人生の最期まであなたらしく生きるために━━
2月15日 市民公開講座を聴講しました。
講演「最期まで家で暮らしたい」と対談「ご自宅や施設で最期を過ごされた方のご家族の体験談」がありました。
講演「最期まで家で暮らしたい」
講師 玉島守屋おさむクリニック 守屋院長
・人(親)の死に接する機会は、我々にとって実はとても大切なこと。
・おじいちゃん、おばあちゃんの最後のつとめは、孫や家族に自分が死ぬところを見せることではないか。
・家に帰るのは家で死ぬためではない。最期まで家で生きたいからである。
・そのときに備えて、大切にしていることや望み、どのような医療やケアを望んでいるかについて考え、身の回りの人たちと話し合っておきましょう。(ACP:人生会議)
・自宅での生活は、覚悟さえ決めれば、現状の医療・介護体制で何とかなることが多い。
・「人間はいつか必ず死を迎える」ことを受け入れ、生きることの意味、死ぬことの意味を日々深く考えておく必要がある。
聴講者は医療、福祉関係従事者の方が多かったようです。
ホールの500席がほぼ満席になりました。
受講して思ったこと
終末期を住み慣れた家で過ごすことはおそらく多くの人が望むことであろうと思います。
ただそのためには当人の状態(症状)、家族の状況、家庭の経済、医療・介護スタッフのフォロー体制などの諸々の要因が関わってきます。ですからいろいろなプランが考えられ、メリット、デメリットを伴うそれだけの選択肢があります。
その場になって慌てず適切なプランの選択ができるように、あらかじめ終末期の医療・介護、訪問介護をしている医院、保険などの知識を得ておくことが大切ではないかと思いました。
帰り道の公園で