なんでもVistaのSP2が出るらしい。
遠くを見ていたVista
ちょっとこの記事に感化されたので、わたしのような動画派はVistaをどう見るべきなのか、そして7を導入すべきなのか、ちょっと考えてみたくなった。
Windows7の評判はやたらいい。「Vistaより軽く、起動が早い」と、いうのが主な理由のようだ。その他にも「互換性を重視」というのもあるが、いくらなんでもVistaとの互換性が低ければ、話にならないだろう。そもそもVistaと互換性と保たれるより、Vistaの嫌われる理由の一つであるXPとの互換性の方が問題である。だが、しょせんはVistaの改良型でしかないのが7.切り札としてXPをVirtualPCで動かしてXPでしか動かないソフトを動かす、なんてのもあるようだが、当然ながらズッシリと重い動作となるだろうし、あまり実用になるとは思えない。
総じて個人的にはそれほど期待してないのである。が、前評判からボロボロだったVistaと比べると、あまり悪評が聞こえてこない。もちろんVistaがそれだけ評判が悪かったことの裏返しだし、そのVistaでバグ取りや使いにくい部分のリサーチはバッチリ行えた(で、我々はそのリサーチに有料で参加させられたわけだ(涙))というのもあるだろうが、最もよく聞こえてくる「動作が軽い」というのがそれほど重要か? と書くと怒られそうだが、このわたし、Vistaを使っていて重くて使えない、と思ったことがない。そりゃシングルコアのCPUが普通だったころなら重いだろうが、わたしらPC動画利用者、ほとんどの人が、相当パワフルなPCを使っているわけだ。デュアルやクアッドコアのCPUから見れば、Vistaの重さなどどうということはないわけである。もちろんネットブックのようなあえて非力に作ったPCならば軽くなるのは価値があるが、動画派がOSの軽さにこだわってもしょうがないと思う。
ただし、その一方でパワフルなCPUを持ちながらVistaに一番行きたがらない人種が、動画派なのである。それは、今回の7で一番無視された、XPとのドライバ上の互換性に問題がある。XPとVistaは動画の扱いが変わった。そのおかげで3DFlip上で3D表示されながら動画の再生が出来る、なんて離れ業も出来るようになったが、実際のところ一発芸に過ぎず、役に立たない。そういう実用性とは無縁なのに仕様が変わったことや、MediaCenterが統合されたおかげで、XPで活用されていたキャプチャーボードの多くがVistaで使えなくなってしまった。特に初の1080iキャプチャーを可能にしたPV3がVista対応を見合わせ(後に対応)したことと、当時のカノープスがキャプチャーボードのVista対応を断念した衝撃は大きく、多くの動画派をVista嫌いになってしまった。個人的には今なお愛用しているPX-TV432PがVistaではMediaCenterでしか使えないというが大きい。動画派は重さや不安定さとは別の価値で、Vistaに失格の烙印を押したのだ。現在となってはもはやアナログチューナータイプのSDキャプチャーボードはそこまで積極的に使おうという価値を弱め、先にあげたPV3/4をはじめとしたHD系のキャプチャーボードやts録画できるキャプチャーボード・ユニットはすでに全てVistaに対応し、よく使われるCodecや定番ソフトなどもほぼ全てVistaでの動作確認済み、もしくは対応済みで、新規にPCを導入する分にはVistaで不都合なところはない、と言っていい。にもかかわらず、新規のPCにもXPを選択する人が多い。ウチのブログのアクセス状況を見るとXPが2/3以上、67.5%を占める。Vistaはさすがに2位に付けているが、それでも19.9%に過ぎない。昼間は会社からのアクセスが多い、というのもあるだろうが、この趣味の方々がVistaをあまり好まない傾向にあるのが良くわかる。
もちろん、完全に新規でなく、主要部品の交換だけですませ、従来のOSをそのまま使っているから、というのが一番大きいかも知れない。先にあげた理由も「Vistaでも構わない」話ではあっても「Vistaであったほうがいい」話ではない。移行する魅力がないということだ。ならば、Vistaをほぼ受け継ぐ7でも同じことが言えるということになる。もちろん、7は動画に関して言えば、地上デジタル放送への対応やDLNAなどVistaと比べて大幅なパワーアップを果たしている。が、所謂合法チューナーを愛用している人ならともかく、規制回避型チューナーを利用しているわたしらマニア層では、それほど強い魅力ではない。Friioが対応予定、といううわさもあるが、どうせFriioやPT1でしか使わないのなら、現在入手できるソフトで十分快適である。所謂合法チューナーが混ぜて使い、予約録画を間違えてそっちでしてしまう方が悲劇である。DLNAも導入が楽、という点ではいいが、別に他のソフトを使ったところで、問題はない。XPで使えてVistaで使えないハードが動くようになるわけでもないから、動画派にとってはXPはもちろんすでにVistaを利用している人、どちらにとっても7は急いで移行する必要はない、ということになる。もちろん、あのVistaの機能で最高のうざったさを誇るユーザーアカウント制御(切ってもなおうざい)をなんとかしたい、というのなら話は別だが、それ以外の点では7自体がVistaからの移行を狙っている感はない。狙いはオフィスやネットブックでXPを使っている人間からの移行だろう。もちろんVistaでも問題はないのだが、これだけミソのついたVistaをいまさら評判を良くする努力をするくらいなら、新規の7の印象を良くする努力をした方がマイクロソフトにとってマシなのは確かだ。だから動画のサポート機能をパワーアップしたのだろうが、XPを捨てさせるほどと言えるかどうか。
個人的には、XPを捨て、7に移るときが来るとしたら、やはり64ビットネイティブへの移行の時だと思う。64ビット環境に限って言えば、VistaはXPよりドライバが豊富に用意されている分上である。本来64ビットの、大量にメモリが使える環境は動画派にとって魅力あふれる環境のはずなのだが、今のところ32ビットエミュレートで動かすしか使いようが無い。わたしも一時はなんとか64ビットネイティブで動画を使おうと努力はしたが、結局あきらめて32ビットエミュレートで使っている。それでは能力を生かせないどころか32ビットOSで動かすよりかなり遅くなる。もちろん大量メモリも、一つだけエンコードソフトを動かす程度なら宝の持ち腐れ。安定性だけは抜群だが・・・。実は7によって64ビット環境が充実し、それがVistaでも使えることでせっかく買った64ビットVistaが使えるようになることを期待しているのだ。
ズバリ、32ビットの7ならば移行の必要なし、様子を見て64ビットを使う準備をしておきましょう、とこういう当たり前な判断を下すのが正しいかと。もちろん、また64ビットがコケるようなら、サポートが切れるまでXPを使い続けるだろう、わたしは。そういえば、マイクロソフトがサポートやめたら、XPのインストールって、もう出来ないのだろうか。アクテベーションなしで使えるパッチを配布する、とVista登場のころは言っていた気がするのだけど、もう忘れたことになってるのかなぁ。
遠くを見ていたVista
ちょっとこの記事に感化されたので、わたしのような動画派はVistaをどう見るべきなのか、そして7を導入すべきなのか、ちょっと考えてみたくなった。
Windows7の評判はやたらいい。「Vistaより軽く、起動が早い」と、いうのが主な理由のようだ。その他にも「互換性を重視」というのもあるが、いくらなんでもVistaとの互換性が低ければ、話にならないだろう。そもそもVistaと互換性と保たれるより、Vistaの嫌われる理由の一つであるXPとの互換性の方が問題である。だが、しょせんはVistaの改良型でしかないのが7.切り札としてXPをVirtualPCで動かしてXPでしか動かないソフトを動かす、なんてのもあるようだが、当然ながらズッシリと重い動作となるだろうし、あまり実用になるとは思えない。
総じて個人的にはそれほど期待してないのである。が、前評判からボロボロだったVistaと比べると、あまり悪評が聞こえてこない。もちろんVistaがそれだけ評判が悪かったことの裏返しだし、そのVistaでバグ取りや使いにくい部分のリサーチはバッチリ行えた(で、我々はそのリサーチに有料で参加させられたわけだ(涙))というのもあるだろうが、最もよく聞こえてくる「動作が軽い」というのがそれほど重要か? と書くと怒られそうだが、このわたし、Vistaを使っていて重くて使えない、と思ったことがない。そりゃシングルコアのCPUが普通だったころなら重いだろうが、わたしらPC動画利用者、ほとんどの人が、相当パワフルなPCを使っているわけだ。デュアルやクアッドコアのCPUから見れば、Vistaの重さなどどうということはないわけである。もちろんネットブックのようなあえて非力に作ったPCならば軽くなるのは価値があるが、動画派がOSの軽さにこだわってもしょうがないと思う。
ただし、その一方でパワフルなCPUを持ちながらVistaに一番行きたがらない人種が、動画派なのである。それは、今回の7で一番無視された、XPとのドライバ上の互換性に問題がある。XPとVistaは動画の扱いが変わった。そのおかげで3DFlip上で3D表示されながら動画の再生が出来る、なんて離れ業も出来るようになったが、実際のところ一発芸に過ぎず、役に立たない。そういう実用性とは無縁なのに仕様が変わったことや、MediaCenterが統合されたおかげで、XPで活用されていたキャプチャーボードの多くがVistaで使えなくなってしまった。特に初の1080iキャプチャーを可能にしたPV3がVista対応を見合わせ(後に対応)したことと、当時のカノープスがキャプチャーボードのVista対応を断念した衝撃は大きく、多くの動画派をVista嫌いになってしまった。個人的には今なお愛用しているPX-TV432PがVistaではMediaCenterでしか使えないというが大きい。動画派は重さや不安定さとは別の価値で、Vistaに失格の烙印を押したのだ。現在となってはもはやアナログチューナータイプのSDキャプチャーボードはそこまで積極的に使おうという価値を弱め、先にあげたPV3/4をはじめとしたHD系のキャプチャーボードやts録画できるキャプチャーボード・ユニットはすでに全てVistaに対応し、よく使われるCodecや定番ソフトなどもほぼ全てVistaでの動作確認済み、もしくは対応済みで、新規にPCを導入する分にはVistaで不都合なところはない、と言っていい。にもかかわらず、新規のPCにもXPを選択する人が多い。ウチのブログのアクセス状況を見るとXPが2/3以上、67.5%を占める。Vistaはさすがに2位に付けているが、それでも19.9%に過ぎない。昼間は会社からのアクセスが多い、というのもあるだろうが、この趣味の方々がVistaをあまり好まない傾向にあるのが良くわかる。
もちろん、完全に新規でなく、主要部品の交換だけですませ、従来のOSをそのまま使っているから、というのが一番大きいかも知れない。先にあげた理由も「Vistaでも構わない」話ではあっても「Vistaであったほうがいい」話ではない。移行する魅力がないということだ。ならば、Vistaをほぼ受け継ぐ7でも同じことが言えるということになる。もちろん、7は動画に関して言えば、地上デジタル放送への対応やDLNAなどVistaと比べて大幅なパワーアップを果たしている。が、所謂合法チューナーを愛用している人ならともかく、規制回避型チューナーを利用しているわたしらマニア層では、それほど強い魅力ではない。Friioが対応予定、といううわさもあるが、どうせFriioやPT1でしか使わないのなら、現在入手できるソフトで十分快適である。所謂合法チューナーが混ぜて使い、予約録画を間違えてそっちでしてしまう方が悲劇である。DLNAも導入が楽、という点ではいいが、別に他のソフトを使ったところで、問題はない。XPで使えてVistaで使えないハードが動くようになるわけでもないから、動画派にとってはXPはもちろんすでにVistaを利用している人、どちらにとっても7は急いで移行する必要はない、ということになる。もちろん、あのVistaの機能で最高のうざったさを誇るユーザーアカウント制御(切ってもなおうざい)をなんとかしたい、というのなら話は別だが、それ以外の点では7自体がVistaからの移行を狙っている感はない。狙いはオフィスやネットブックでXPを使っている人間からの移行だろう。もちろんVistaでも問題はないのだが、これだけミソのついたVistaをいまさら評判を良くする努力をするくらいなら、新規の7の印象を良くする努力をした方がマイクロソフトにとってマシなのは確かだ。だから動画のサポート機能をパワーアップしたのだろうが、XPを捨てさせるほどと言えるかどうか。
個人的には、XPを捨て、7に移るときが来るとしたら、やはり64ビットネイティブへの移行の時だと思う。64ビット環境に限って言えば、VistaはXPよりドライバが豊富に用意されている分上である。本来64ビットの、大量にメモリが使える環境は動画派にとって魅力あふれる環境のはずなのだが、今のところ32ビットエミュレートで動かすしか使いようが無い。わたしも一時はなんとか64ビットネイティブで動画を使おうと努力はしたが、結局あきらめて32ビットエミュレートで使っている。それでは能力を生かせないどころか32ビットOSで動かすよりかなり遅くなる。もちろん大量メモリも、一つだけエンコードソフトを動かす程度なら宝の持ち腐れ。安定性だけは抜群だが・・・。実は7によって64ビット環境が充実し、それがVistaでも使えることでせっかく買った64ビットVistaが使えるようになることを期待しているのだ。
ズバリ、32ビットの7ならば移行の必要なし、様子を見て64ビットを使う準備をしておきましょう、とこういう当たり前な判断を下すのが正しいかと。もちろん、また64ビットがコケるようなら、サポートが切れるまでXPを使い続けるだろう、わたしは。そういえば、マイクロソフトがサポートやめたら、XPのインストールって、もう出来ないのだろうか。アクテベーションなしで使えるパッチを配布する、とVista登場のころは言っていた気がするのだけど、もう忘れたことになってるのかなぁ。
そういえば、いまだに64ビットに対応してませんね、HDRECS。大量メモリの使える64ビットで使えたほうが、絶対便利なのに。これは7に期待ですかね。
VGAは内部処理によってTrio32/64固定のようですから、CUDAの利用は不可能でしょう。SpursEngineも、可能性低そうです。
個人的には、そっちは7の本体で行えば十分と思ってます。XPモードは、XPと同じようにエンコードしてくれるだけで十分です。
ソフトエンコのみ使えるというのはいくら何でも嫌ですし
>N.Shim@さん
Vistaはドライバでは充実してますから、それがそのまま使えるとなると、7も便利ですね、すぐに環境が整えますね。
ただ、OSは値段が高いので、7が結構高かったVistaをすぐに捨てて乗り換えるべきか、となりますと、また一考あるわけですよ。
>幻さん
そこまで速いですか・・・。ちなみにウチのVista32bit+Athon64x2 5200++4GB、という比較的近い環境で、幻さんと似た設定と思われる動画をTMPGEnc4.0XPressでエンコードしたところ、1時間45分ほどかかっております。IntelとAMDの違いはあるにせよ、もしOSだけでそれだけ速度が異なるとなれば、再考の必要がありますね。
>もののけさん
確かに憶測で書きました。64ビットVistaで32ビットソフトでエンコードを行うと、Neroのような例外もありますが、概ね5割り増しくらい時間がかかります。まして間にOSのエミュレータを挟んだ場合、とても快適になるとは思えませんでしたので。お詫びします。実機並かそれ以上ということは、64ビット版を使った場合、直接32ビットソフトを動かすよりXPモードを通した方が高速になる可能性もありますね。楽しみです。
>2009-05-23 12:10:15さん
XPモードで動画を再生する必要がどれほどあるかはわかりませんが、ひょっとしたら必要になるかも知れませんし、そういうときはDirectXの対応がないことは痛手になりそうですね。
編集も早いですか。今のところ、Vista+Phenom+780Gでも、エンコード速度を除けばそれほど困っていないのですが。64ビットの場合は取り替えるべきですかねぇ。
>なななしさん
32ビット版と64版があるので、それ掛ける2ですから、やはり多いような気がします。
AMDは、DirectXのバージョンを早く先へ進めたがっているんじゃないですかね。9止まりのXPはすでに見切っていてもおかしくないですね。
>2009-05-23 13:31:48さん
OSは安定して、かつ使いたいソフトが使えればそれでいい気がしますので、いい具合に枯れるまで乗り換えないのは良い選択肢と思いますよ。わたしも基本はそんな感じです。
Vistaは、開発者が「良かれ」「面白い」と思ってやった機能がことごとく滑ってますからねぇ。一番気になるのは、彼らが一体どんなPCでテストをやっていたのか、です。ミドル以下の存在をそもそも想定してなかった気も。
さすがの7も、Pentium3や4となると、ネットブック用の軽量タイプじゃなきゃキツイんじゃないでしょうか。
XPの次を待ってたら使い物にならないという話を聞き
XPじゃないと動かないものが増えてきたのでようやくXPを使い始めた人間が言うのもなんですが
Vistaって詰め込みすぎて失敗した典型ですよね
Windowsの最終目標はどこまで行ってもMacOSって気がしてならない、でも別の方向でも一向に構わないと思うんですよね
普段使う機能"以外"をMacOSに近づけても意味がない、Macユーザーが普段使って便利と思う機能だけを入れればよかったのに
7とVistaでベータの印象が違うのには、7が作りこまれている以上に必要スペックという点が大きいように思います
Vistaのベータ当時は動作"必要"スペックがミドルレンジより上でした・・・MBに載る最大メモリが1GB~2GBだったりとかいう時代です
当然テストする殆どのユーザーがぎりぎり動く仕様でテストするわけで・・・悪印象が先にたつのは当然
ReadyboostもRAM1GB時代の苦肉の策ですし、他にも当時のマシンを快適に動かす"つもりの"新機能満載だった印象があります
その逆に、どこまでシェイプしても無駄な機能が足を引っ張って、低スペックマシンでは動きが悪くなると言う形だった気が
これらを根本から見直して、低スペック市場でのXPユーザーをごっそり持っていこうという気なのが7だと聞いた気がします
ですから、7を本当に評価すべきなのはPentium3や初期型Pentium4のマシン、もしくは同レベルのマシンを未だに使ってる人たちなのではと思われます
Win7のエディションは全部で6つありますが、実際に店頭で販売されるのはHomePremium・Professional・Ultimateの3つだけのようなので、多すぎるということはないと思いますよ。
Starterはともかく、HomeBasicとEnterpriseはまず見かけないと思いますし。
今はVista64bitを入れてるんですが、ウインドウ操作も快適になるとのことなので、私も7のRC1を試してみてみようかな・・・。
正直、早々にVistaへ移行してよかったと思っております。7への移行が楽々です。
XPまでしか対応してないメディア関連の機能(オーバーレイ表示やオーディオ系など)は今後実装されることはないでしょうから、新しいカーネルに早く慣れたほうがいいに決まっています。
Vistaはスキップするにしても、7までスキップするというのはセキュリティ面から見てもそれなりの覚悟が必要になるでしょう。
それと、RADEONの最新の公式ドライバ(Catalyst)では、XPのバグフィックスが全く入っていません。
バグが全くないということはまずありえないと思うので、これはちょっと衝撃です。
新機能の搭載も7用を先にリリースするなど、AMDは既にXPを見限っているかもしれませんよ?
ここは動画関係を中心に話をするところなので
、実質VPCであるXP Modeは使い物にならないと言う評価は正当ですよ。
兎に角VGAドライバがダメで仕様が古すぎます。
DirectXにも対応していないので、対応フィルタも使えません。
しかしながら、記事ほど悪い印象は無いですね。
私がx64版で試したところでは、AviutilやVdubは普通に使えます。いい所は標準対応コーデックのサポート範囲が広がっているので敷居が下がっている事です。エンコードに対応してるわけではないですが、編集時に表示できないと言うトラブルが減りました。
それから基本的な操作が体感上軽く感じられるようにチューニングが施されているので、サクサク操作ができます。
現在Quad+XPですがRadeonHDを使っている場合(私の場合は790GX)はウィンドウ操作でかなりのもたつきが発生しますが、7ならばそう言う事は皆無ですから編集操作が非常に快適です。
いくらCPUが速くても描画が間に合ってないと、システムの動きが止まっていまうので、操作で待たされたと言う感じが強く残ります。
私は録画した物をカット、トリム、エンコード程度しかしないので(物によってはノイズも取りますが)そう言う基本操作が重要なんですね。
それに複数ウィンドウを出している場合かなり変わってきます。転送サイズやバックバッファいが多いほどXPではもたつきが酷くなります。
あとはやはりインストールが楽と言うのも利点ですね。一々ドライバを用意しなくてもほぼ入ってしまいますし、その状態で上手く動いている場合は最適の状態に保たれていると判断でき、各種ドライバの細かいインストール手順を考えたり、入らなくて立ち往生したり、手順を間違えてパフォーマンスが出ずやり直しと言ったトラブルを回避できます。
コレは実は非常に重要な要素です。
WOW64や互換モードの互換性もVistaより上がっているようです。(と言っても問題はありますし実際に遭遇してはいます)
問題と言えばRCから製品版に移行する際に、上手く行くのかと言う事ですが多分問題ないと思います。7では新規インストールしても既存のシステムはWindows.oldに完全に保存されるので、互換性の問題や上書きによるトラブルを最小限に抑えるようになっています。
7の一番の問題点と言えばエディションが多すぎる事とその価格体系でしょう。
フィルターは、インタレ解除のみです。
ソースは、DY-UD200にて録画した
Mpeg2-tsになります。
TMPGEnc 4.0 XPress4.6.3で
1時間ドラマをCMカットし
Divx6.8にて1280x720 1パス品質保持-4で
エンコした所、1時間7分と言う結果が出ました。
E5200の非力CPUで、1280x720を
この時間でエンコできるのは
そこそこ、満足出来るんではないでしょうか
Vista入れたこと無いんで比較は出来ないけど
かなり早くて快適だと思います。
ドライバー関係もVistaより強化されてるらしく
私の環境では、OS内蔵ドライバーで全てインストールできました。
OSインストール後にデバイスマネージャー見ても
ビックリマークはひとつもなかったですね。
あと、USB接続地デジチューナーで
DY-UD200もBonドライバーで問題なく視聴と録画も出来てます。
CPUはPentium DC E5200なんですが
Win7に変えただけで、CPUが変わったのかと
思うくらい早くなりましたよ(^^;
まだ、エンコードとkは試してないんですが
ちょっとだけ、便利と思ったのが
OS入れて、そのままでtsファイルが
メディアプレイヤーで再生できる所です。
でも、私の環境ではちょっと乱れたりもしてますが
一応、参考までに主な構成です。
CPU;Pentium DC E5200
M/B:ASUS P5GC-MX/1333
メモリー:バルク2GBx2
VGA:Radeon XT1950 Pro
PCWatchの記事にもあるように、今回の7はBeta時点からかなり安定度が高く、十分常用レベルにあります。RCはBetaからさらにその印象が強いです。
(Betaは細かいドライバが心配だったので、ノートには入れるのを避けたんですが、RCは入れても問題は出ませんでした)
もっとも、製品版ではないので記事のように何かあっても自力で対応できる、パワーユーザのみが使うべきものだと思いますが。
ただ、7のVistaに対する互換性はかなりのもので、フリーのBluetoothドライバみたいなものまで動くほどです。ウィルス対策ソフトのような高度にOSに噛み付くソフトは7対応が出来ていないとダメですが、一般的なソフトはVistaで動くならまずOKでしょう。
私が試している範囲では、HDRecのコンバージョンなどは体感上Vistaより速いようです。全体的に見て、Vistaが快適に動く環境下なら、「Vistaよりも快適」に動くと思われます。
(今日のPCWatchの記事を読む限りは、グラフィックカードはWDDN1.1に対応できたほうが良いですね。GeForceなら8系以上)
現状がXPの場合は、ハードウェアを更新しない限り積極的に7に移行する理由はないと思いますが、Vistaを使用中なら発売後速やかに7に移行することを、強くお勧めします。
あ、Vista SP2(のRTM 正規版)も数週間以内にダウンロード可能になる見込みです。私はVista SP2も正規版を導入済みなのですが、こっちは正直私にはSP1との違いは感じられていません。
(もっとも、7RCが常用なので、試したというほど長時間はVista SP2を触ってないんですけど)
なんでも、SP2にhotfix(正規に公開する前の暫定パッチ)のいくつか(2つだ、とのことですが)を適用すると、主にファイル操作がかなり高速化するとの話がありますが、私は試してみても違いが分かりませんでした。そもそも7RCで満足してしまっているので、「いまさらVistaもなぁ」と正直思ってるんですけど、発売後直ぐに7に移行できない事情がある場合は、そちらを試してみるという手もあります。
誰かが火中の栗を拾わなきゃ、ってところですかね。アイオーはVista対応は一番積極的でしたから、ここが64ビットをやらないとなかなか他も追随してくれないですよね。7は最後の32ビットWindowsにならなければいけないはずなのですが、先は険しそうですね。
VirtualPC、わたしも64ビットVistaで試しに使ってみましたけど、使いにくいですね、遅すぎて。Trio32/64って。95か、ヘタすりゃ3.1用のチップですもんね。7搭載のもアテには出来ないですね。
アイオーのGV-D4VRも64bitには対応しないでしょうし。
ちょっと小耳にはさんだのですが、実はVISTAとの100%互換も怪しいとの噂が流れているのですが・・・噂であればよいのですが(汗
私自身、VirtualPCを持っていますから性能はわかっています、とてもビデオが貧弱で使い物になりません。
むしろVMwareがDirectXに対応しているので重宝しています、「vmToolが便利なのでそれが進化してくれてDRIVERの相互互換などやってくれたら。」とありえない想像をしたいところですが。