幻の日活版「火の鳥」、日本映画専門チャンネルで放送！

先日、ついにHDFury3が、個人輸入せずとも国内でも入手可能になりました。「日本での発売は8月から」という情報に間違いはなかったようです。海外からの取り寄せと値段も大差ないものですから(今日の時点で27800円)、こっちから買ってもいいかも。

	HDFURYIII
	HDFURY3
	HDFURY3

広告貼るのはレビュー書いた人間の特権ということで(笑)


でも、もっと嬉しい話が、日本映画専門チャンネルのメルマガで届きました。大映の特撮特集なんてのもわたし好みで面白そうです。東宝に正式に入社する以前の円谷英二特技監督が大映で録った「透明人間現る」は後に東宝で録った「透明人間」と比べるととっても面白いですし。
大映特撮の特徴は、ガメラを除いて特撮が必ずしも主役ではなく、映画全体の効果の一つに過ぎないところですね。それは強烈な印象を残す「大魔神」シリーズですら例外ではありません。ほぼクライマックスだけに特撮シーンを集中させることで、それまでの本編を必ずしも特撮の引き立て役にしていないですしね。
ただ、毎度思うのですけど、「虹男」がなんで特撮映画扱いやねん。あれ、特撮らしいところって嵐の効果くらい(大映時代の円谷英二が担当した説あり)でほとんど無いですし、中身もサスペンス映画ですよ、面白いけど。パッケージとか見ると怪人が出てくる特撮ものっぽいですけど、あれただのイメージですし。また、最大の見所となる(？)虹のシーンは、ソフト化の際に当時のスタッフ監修のもとに作り直したものだそうです。これはオリジナルネガが存在せず、モノクロフィルムにコピーされたプリントしか無いから、という話を聞いたことがあるのですが、本当なんだろうか。

	虹男 [DVD]
	高岩肇
	角川ヘラルド映画

しかし、なんと言っても嬉しいのが仲代達也特集の日活版「火の鳥」。1956年の作品で、存在は知っていたのですが、一度も見たことがない幻の作品。一瞬後に、1978年に作成された東宝＆手塚版「火の鳥」の間違いかと思ってしまいました。どちらも仲代達也は出演していますし。必要以上に期待してはいけないのかも知れませんが、好事家として見逃せない一本です。
そういえば、東宝版の「火の鳥」もなぜかパッケージ化されたことがない映画です。わたしが持っているのも日本映画専門チャンネルで過去に放送されたときのファイルだけですし。途中でアニメのオオカミがピンクレディーの「UFO」の音楽にのって踊りだす、とか戯けた箇所も多いので、確かに出来はイマイチなのですけど、作り手や役者の豪華さはピカイチですので、なんとか解説付きのソフト化、して欲しいものです。

今回は全然まとまってませんね。でも、ただ書きたかったんですよ。ご了承あれ。