日本放送協会、本質を隠してニュース公開

うーん、長年愛用してきたHDMIの分配機が壊れちゃったみたいで、画面が出なくなりました。買って以来ずっと電源入れっぱなしだったから仕方ないと言えば仕方ないのですけど。
修理するのもいいけど、最近は安いのがたくさんあるから買ってしまった方が早い？

こういう状態でバタバタすると、どうもいいネタが出てこないので、今回もイタダキニュースを使います。連日の手抜き、申し訳ない。


著作権法の改正案 国会提出へ

日本放送協会のサイトでございます。この話が報道されたかどうかは知りませんが、この中身がひどすぎ。いつ消えるかわからないので全文引用しちゃいます。

(ここから)
一定の範囲であれば許可を取らなくても他人の著作物が利用できるようにする新たな規定が文化庁の審議会で決まり、今後、著作権法の改正案を国会に提出することになりました。

これは、２５日に開かれた文化審議会の著作権分科会で決まったものです。現在の著作権法では、絵画や写真など、他人の著作物は原則として個別に法律で認められた報道や教育目的など以外は無断で利用することができません。しかし、インターネットの普及などに伴って、個人が情報を発信する機会が増え、例えばテーマパーク内でキャラクターが映りこんだ人物写真をブログに掲載すると法律違反になるなど、軽微な違反となるケースが相次いでいて、分科会では現在の法律の規定が厳格過ぎて対応し切れていないとして、見直しを行ってきました。その結果、社会通念に照らして著作物の利用が主な目的ではないと判断される軽微な使用や、技術開発などのために映像や音楽などをコピーし、素材として利用することなどは許可を得なくてもよいなどとする新たな規定が決まりました。新たな規定を巡っては、作家や音楽家といった権利者の団体などから、基準があいまいなため権利侵害が増えるおそれがあるとして、懸念の声が寄せられています。文化庁では、具体的な事例を示したガイドラインを作成するとともに、新しい規定を盛り込んだ著作権法の改正案を、早ければ、今開かれている通常国会に提出することにしています。
(ここまで)

"なんの役にも立たない"いわゆる日本版フェアユースのことしか触れられていません。ウチでも何度も取り上げていますが、此度の文化庁の案はアクセスコントロールをコピーコントロールと同じ扱いにして解除を禁止することにあるはずです。その対象はマジコンを前面に押し立てていましたが、裏ではDVDのCSSやデジタル放送録画のAACSにCPRM、さらにはB-CASまで対象となっています。その中身があまりに一方的なため、見た目のバランスをとるために"ついで"に日本版フェアユースも盛り込む、というものになるはずだったのですが・・・。いつの間にか日本版フェアユースだけが改訂の対象となったのでしょうか？　当然そうではないわけです。

著作権法改正で「マジコン」「リッピング」規制へ、文化庁が方針

こちらの方は真逆でマジコンとリッピングソフトのことしか触れられていません。日本版フェアユースはほぼすべての人々にとってどうでもいい内容なので、マジコン中心の記事になるのは当然です。つまり、日本放送協会は意図的に本質を隠したニュースを掲載したわけです。日本放送協会にとっては重要だけど知られたくない部分があるので、あたかも良くなるような部分だけをニュースにしたのでしょう。推測するにわたしが強く反対したB-CASの法律化も案に含まれたものと思われます。これは偏向報道と言われても仕方がないですね。


PLEX-SHOPで、現行機種のPX-W3PEと期待の新製品、PX-W3U2のモニターを募集しています。

お客様のお声をお聞かせ下さい　PX-W3PE PX-W3U2　モニター協力者募集中！

抽選二回、各製品二名ずつ。全部で八名の募集とのことです。返送用の送り状を同梱するところから、モニターと言っても残念ながらもらえるわけではないみたいです。薄謝進呈と書いてありますけど、現物がもらえる方がいいですよねぇ。一応わたしは応募しておきました。最初から住所を書かせるところに不安はありますが、興味のある方は応募してみましょう。