・しばらく前に「耳から出る音で眠れない」と書いたのですが、結局一週間くらいで治りました。耳より鼻がおかしかったのが原因みたいです。それ以降は実に快眠な状態。布団に入って10分程度で眠れ、目覚ましセットの5分前に目が覚めるまではほとんどグッスリという理想的な睡眠が出来るようになりました。いや~、健康って素晴らしい。
・Hauppaugeと言えば、おそらくHD入力(コンポーネントでしたが)をリアルタイムにH.264に変換してPCに取り込める製品としては最初の製品となったHD PVRと、どう読んで良いのかよくわからないスペルでおなじみの会社ですが、今度は内蔵型のH.264キャプチャーボードを製品化するようです。
Hauppauge Colossus
店頭予想価格は2万円とのこと。HDMI入力対応H.264キャプチャーとしては先行しているsknetのMHD264がいまだ3万円前後の値段で販売されていることを考えると、まぁまぁ安いと言える値段ではないでしょうか。
この製品情報から読み取れる特徴としてMHD264と異なる点としては
・アナログ入力(コンポジット/S/コンポーネントおよび音声)とS/PDIF音声に関してはパススルー出力できる
・AC-3入力のみのようだが5.1chの入力に対応
・フォーマットにAVCHD準拠搭載
・1080pには非対応
・入力信号の動画解像度を変更してのキャプチャー不可
・トランスコード機能はなさそう
・コンポーネント入力時にはTVチューナーやSTBを入力もととして使えることを公言
・映像編集ソフト付き(これはあまり期待しない方がいいかな?)
と、この辺りでしょうか。MHD264と比べて一長一短という感じです。HD PVRでおなじみパススルー出力は日本の製品では見かけない機能だけに海外での需要の一端が見えてちょっと面白いです。日本の場合、そんな余裕があるのなら少しでもコンパクトな製品にする方を選びますしね。
しかし、わたしらにとって最大の関心事はTVチューナーやSTBからの取り込みがどのような形で可能なのか、ということですね。日本語版HD PVRの時は「CGMS-A録画対応。デジタル放送チューナーなどと接続して、コピーワンス放送の録画が可能です」と表記し、暗号化しての録画形式でしたが、Colossusでは地上デジタルやスカパー!HDのマークが見えるのみで、対応の表記は見られません(キャプチャー出来る、とも書いていませんが(^^;))。何もしなくても非暗号化で録画できてしまうのでは、という期待もでます。
一方のHDMIですが、こちらは「HDMI入力は暗号化のかかった信号を入力できません」とはっきり書いてありますので、GSなどを挟まない限りそのままでは使えないようです。ただ、HauppaugeはHD PVRの時に暗号化解除の方法をこっそり用意しておいた実績があります。そういえばHD PVRの時のテクニックは、どう考えても素人の発見したものではありませんでしたよね。最初にタレコミがあったのはウチのブログなんですが、あの書き込み、ひょっとしたら販促のための情報リーク? なんて思ったらダメでしょうか。
搭載されているH.264チップはVixsのもののようですね。過去二度もショーで参考出品しておきながら未だに製品化されていないLeadtekのPxVC1000に搭載されていたものと同じチップのように見えます。つまり、出てから少し時間のたったチップと思われますが、画質面ではどうなのでしょう。少し気になります。
うーん、いろいろ気になります。手元にはMHD264もあるし、どうしても欲しいというものではありませんが、試してみたいという欲求はあります。
・さて、今日は2011年5月24日。地上デジタル放送への完全切り替えまであとちょうど2ヶ月となりました。世界史上まれに見る強行的スケジュールでの入れ替え作業、それも提供者側の都合を押しつけるというマイナス面ばかりやたら目立つという地上デジタル放送が、よくもまぁ日程的スケジュールだけは予定通り推し進められたものです。マイナス面を羅列するだけでも
・アナログのBS放送より音質面で劣る
・MPEG2方式でのHD放送としてはビットレートが不足のため、動きの大きい場面では画面が乱れる
・インターレース方式採用のために液晶テレビではブレが目立つ
・B-CASカード必須のスクランブルにより、認定を受けなければ販売が出来なくなり、自由競争が阻害、外国メーカーはほぼ締め出されたあげく市場に閉塞感が漂う。日本メーカーも日本市場に対しては新技術を導入しなくなる
・各団体のによる利権の引っ張り合いの結果、全部ぶち込んで仲良く利権を分け合う形に。支払いはもちろん全部国民
・レコーダー市場の半崩壊。参入メーカーの相次ぐ撤退
・旧型テレビの処分費用が実質的に国民個別負担
・録画規制により、世界一不便な録画しか出来なくなる。従来通りの録画を「不正行為」と勝手に認定、本来"口コミ"してくれるはずのマニア層を敵視
・実質的に3~4年あるいはそれ以下しか移行期間の無い地域も広範囲にわたる
・UHFのため電波が広範囲に届きにくい。共同アンテナの設置はなかなか進まず、出費の増えるCATV導入を余儀なくされる家庭も多い
・タレント事務所に頼り切る構図と予算削減の結果、テレビ番組のそのものの質が大幅に低下
・災害速報を画面に直接埋め込んで放送するため、局側のデコード・受信側のエンコードに時間がかかり、視聴していても避難などの動きが数秒遅れる。これは当初から指摘されていたが無視され続け、此度の震災でようやく害が露見したが、特に地方局で未だ改善がなされない
・前世紀の遺物であるキー局と地方の系列局という構図、その間には放送内容に差があるというという関係だけは堅固に維持
などなどなどなどなどなどなどなど・・・・きりがないのでここでやめておきますが、プラス部分を帳消しにしてなお余りあるこれだけ多くのマイナスを持ちながら、ここまで震災以外の理由では「スケジュールを延ばす」を一切口にせずに来てしまったのは、ある意味感心します。普及台数ベースでは、デジタル放送テレビは台数ベースでは7割程度、録画機に至っては53%という見方もあるようですね。ちなみに我が家では3台のテレビのうち2台がアナログテレビ(1台はわたし愛用のHDブラウン管テレビ)だったりします。それでも、わたしの体感では戸別普及率は8割5分くらいはいっているように感じます。大したものです、間違いなく地上デジタル放送は異常なほどハイペースな普及をしています。それでも、震災による3県のアナログ延長決定や自粛ムードによって駆け込み需要が発生しにくくなっていることなども考慮に入れると、多くの人が半ば関心を失い、デジタルの完全移行がどうでもよくなっているように思えます。
まぁそれでいいのでしょう。先日の第二B-CAS会議も、集まった全員が「第二B-CAS導入には賛成、スクランブル反対意見無し」を唱える面々になるよう厳選しているような業界には、我々の声など届きません。聞くつもりも無いでしょう。ならば最後の瞬間に訪れるだろう史上最大のドタバタ劇の演出と結末を、せめて見届けたいですね。テレビ局の言うのとは異なる視点の「歴史的瞬間」を見られることを喜ぶため、記録に残すための録画にはげみたいと、わたしは思います。
・Hauppaugeと言えば、おそらくHD入力(コンポーネントでしたが)をリアルタイムにH.264に変換してPCに取り込める製品としては最初の製品となったHD PVRと、どう読んで良いのかよくわからないスペルでおなじみの会社ですが、今度は内蔵型のH.264キャプチャーボードを製品化するようです。
Hauppauge Colossus
店頭予想価格は2万円とのこと。HDMI入力対応H.264キャプチャーとしては先行しているsknetのMHD264がいまだ3万円前後の値段で販売されていることを考えると、まぁまぁ安いと言える値段ではないでしょうか。
この製品情報から読み取れる特徴としてMHD264と異なる点としては
・アナログ入力(コンポジット/S/コンポーネントおよび音声)とS/PDIF音声に関してはパススルー出力できる
・AC-3入力のみのようだが5.1chの入力に対応
・フォーマットにAVCHD準拠搭載
・1080pには非対応
・入力信号の動画解像度を変更してのキャプチャー不可
・トランスコード機能はなさそう
・コンポーネント入力時にはTVチューナーやSTBを入力もととして使えることを公言
・映像編集ソフト付き(これはあまり期待しない方がいいかな?)
と、この辺りでしょうか。MHD264と比べて一長一短という感じです。HD PVRでおなじみパススルー出力は日本の製品では見かけない機能だけに海外での需要の一端が見えてちょっと面白いです。日本の場合、そんな余裕があるのなら少しでもコンパクトな製品にする方を選びますしね。
しかし、わたしらにとって最大の関心事はTVチューナーやSTBからの取り込みがどのような形で可能なのか、ということですね。日本語版HD PVRの時は「CGMS-A録画対応。デジタル放送チューナーなどと接続して、コピーワンス放送の録画が可能です」と表記し、暗号化しての録画形式でしたが、Colossusでは地上デジタルやスカパー!HDのマークが見えるのみで、対応の表記は見られません(キャプチャー出来る、とも書いていませんが(^^;))。何もしなくても非暗号化で録画できてしまうのでは、という期待もでます。
一方のHDMIですが、こちらは「HDMI入力は暗号化のかかった信号を入力できません」とはっきり書いてありますので、GSなどを挟まない限りそのままでは使えないようです。ただ、HauppaugeはHD PVRの時に暗号化解除の方法をこっそり用意しておいた実績があります。そういえばHD PVRの時のテクニックは、どう考えても素人の発見したものではありませんでしたよね。最初にタレコミがあったのはウチのブログなんですが、あの書き込み、ひょっとしたら販促のための情報リーク? なんて思ったらダメでしょうか。
搭載されているH.264チップはVixsのもののようですね。過去二度もショーで参考出品しておきながら未だに製品化されていないLeadtekのPxVC1000に搭載されていたものと同じチップのように見えます。つまり、出てから少し時間のたったチップと思われますが、画質面ではどうなのでしょう。少し気になります。
うーん、いろいろ気になります。手元にはMHD264もあるし、どうしても欲しいというものではありませんが、試してみたいという欲求はあります。
・さて、今日は2011年5月24日。地上デジタル放送への完全切り替えまであとちょうど2ヶ月となりました。世界史上まれに見る強行的スケジュールでの入れ替え作業、それも提供者側の都合を押しつけるというマイナス面ばかりやたら目立つという地上デジタル放送が、よくもまぁ日程的スケジュールだけは予定通り推し進められたものです。マイナス面を羅列するだけでも
・アナログのBS放送より音質面で劣る
・MPEG2方式でのHD放送としてはビットレートが不足のため、動きの大きい場面では画面が乱れる
・インターレース方式採用のために液晶テレビではブレが目立つ
・B-CASカード必須のスクランブルにより、認定を受けなければ販売が出来なくなり、自由競争が阻害、外国メーカーはほぼ締め出されたあげく市場に閉塞感が漂う。日本メーカーも日本市場に対しては新技術を導入しなくなる
・各団体のによる利権の引っ張り合いの結果、全部ぶち込んで仲良く利権を分け合う形に。支払いはもちろん全部国民
・レコーダー市場の半崩壊。参入メーカーの相次ぐ撤退
・旧型テレビの処分費用が実質的に国民個別負担
・録画規制により、世界一不便な録画しか出来なくなる。従来通りの録画を「不正行為」と勝手に認定、本来"口コミ"してくれるはずのマニア層を敵視
・実質的に3~4年あるいはそれ以下しか移行期間の無い地域も広範囲にわたる
・UHFのため電波が広範囲に届きにくい。共同アンテナの設置はなかなか進まず、出費の増えるCATV導入を余儀なくされる家庭も多い
・タレント事務所に頼り切る構図と予算削減の結果、テレビ番組のそのものの質が大幅に低下
・災害速報を画面に直接埋め込んで放送するため、局側のデコード・受信側のエンコードに時間がかかり、視聴していても避難などの動きが数秒遅れる。これは当初から指摘されていたが無視され続け、此度の震災でようやく害が露見したが、特に地方局で未だ改善がなされない
・前世紀の遺物であるキー局と地方の系列局という構図、その間には放送内容に差があるというという関係だけは堅固に維持
などなどなどなどなどなどなどなど・・・・きりがないのでここでやめておきますが、プラス部分を帳消しにしてなお余りあるこれだけ多くのマイナスを持ちながら、ここまで震災以外の理由では「スケジュールを延ばす」を一切口にせずに来てしまったのは、ある意味感心します。普及台数ベースでは、デジタル放送テレビは台数ベースでは7割程度、録画機に至っては53%という見方もあるようですね。ちなみに我が家では3台のテレビのうち2台がアナログテレビ(1台はわたし愛用のHDブラウン管テレビ)だったりします。それでも、わたしの体感では戸別普及率は8割5分くらいはいっているように感じます。大したものです、間違いなく地上デジタル放送は異常なほどハイペースな普及をしています。それでも、震災による3県のアナログ延長決定や自粛ムードによって駆け込み需要が発生しにくくなっていることなども考慮に入れると、多くの人が半ば関心を失い、デジタルの完全移行がどうでもよくなっているように思えます。
まぁそれでいいのでしょう。先日の第二B-CAS会議も、集まった全員が「第二B-CAS導入には賛成、スクランブル反対意見無し」を唱える面々になるよう厳選しているような業界には、我々の声など届きません。聞くつもりも無いでしょう。ならば最後の瞬間に訪れるだろう史上最大のドタバタ劇の演出と結末を、せめて見届けたいですね。テレビ局の言うのとは異なる視点の「歴史的瞬間」を見られることを喜ぶため、記録に残すための録画にはげみたいと、わたしは思います。
こんな記事が出始めたってことは、地デジ移行延期の布石でしょうか?
5.1CH対応の上、VIXSのXCODE-3111。
XCODE-3108はRD-X8/X9搭載で、それほど不満のない画質とファイルサイズを実現してくれているので期待しています。
個人的にはコンポーネントD3で制限なくキャプ出来たら助かりますね。
今、その位置にはPV4を据えていますが、なにせファイルサイズがデカイ;;
なので最近はもっぱらRDのモニタ代わりです(HDMIはモニタに繋いでますがD端子は余っているので)。
最悪モニタ代わりにも使用できそうですしね(パススルーもあるし)。
とありますが本当に終了するのですか?
http://www.e-antenna.jp/teck.html
いい具合なんで、本文でもリンクに使わせていただきました。
この間提出された移行延期のための法案は災害地域の3県限定とはっきり書かれていました。布石なら今その内容で提出することはないですから、総務省は意地でもこのまま通す気でしょう。いつものようにアナログが停波してからゴタゴタするのでは。
>siinamonさん
3111はRD-X8のチップの後継ですか。比べてみたいなぁ・・・。あれ以上の画質を実現してくれるのなら、使い勝手も良さそうですね。コンポーネントも使えるのならとりあえず言うことないです。
いま、D端子やコンポーネントだと、低圧縮でなくてもいいや、って感じですよね。わたしも最近PV4はモニタの代用品です。
>通りすがりさん
あははは、これはひどいですね。「地デジの開始は2011年7月24日」って書いてある失笑もののミスはよく見かけますが、こっちは笑うしかないです。
MTV2000の頃などはPCを併用する自分みたいなタイプにとって、それは魅力的なソリューションだったのですが、「録画データを自由に加工できなくした」この一点のみで本当に輝きを失って単なるゴミに成り下がってしまいました。
アナログ時代は十数枚をとっかえひっかえ試した私ですら、現在は一部に類する4製品のみ、それ以外に至っては試す気にもなりません。
まさに「どうしてこうなった」状態ですね。
改善の糸口すら見えない現状が本当に残念でなりません。
地方局には少なからず代議士の力が影響しているらしいので、その体制維持の方が強い気がします。
>2011-05-25 21:54:40さん
魅力がなくなった、というより最初から無かったような。今のは初期よりは少しマシですよ、買う気はまったく起こりませんけど。
わたしもアナログ時代には数十枚買ったなぁ・・・。もはや過去の話ですけど。
アナログTVチューナー時代と比べて、です。 -> 魅力が無くなった。
訂正するほどの事でも無いと思われるでしょうが、一応。
それともB-CAS必須になる前からすでにデジタルTVチューナー搭載カードが出ていたのでしょうか? そうだとしたら紛らわしい書き方でしたね。無知ですいません。
すみません、「デジタルTVチューナー搭載」とあったもので、初期のデジタルチューナーものと比べてしまいました。シングルで地上のみ、ディスクへの書き込みもできないやつ。それと比べれば今のはかなりマシですが、売れないのには変わらないみたいですが。