読書とかいろいろ日記

読書日記を中心に、日々のあれこれを綴ります。

『この世には二種類の人間がいる』 中野翠

2009年02月23日 | 読書日記
この世には二種類の人間がいる』 中野翠
¥1,429+税 文藝春秋 2007/3/30発行
ISBN978-4-16-368970-8

息抜きで借りた本だけど、意外にも面白かった。
中野翠って、私と近いところがあるかも。もちろん全然違うところも多いのだけど。

「それはマニュアルを読む人と読まない人だ」
> 私は読書好きだが、タメになる感じのもの――いわゆる実用書はほとんど読まない。どういう因果か、私の頭は役に立たない読み物にのみ敏感で、役に立つ読み物には鈍感なのだ。(31頁)

むむ、同じく。
実用書、ハウツー物というのが大嫌い。面白くなきゃ読書じゃない!

「それは時間をムダにしない人とムダな時間に生きる人だ」
> 興味のない人と興味のない会話を交わす、これ、私にとって一番のムダ。[…]私はだらだらと漫然と暮らしているくせに、そのすべての時間が「自分の時間」でないとイヤなのだ。(86頁)

その通りなのよー!
だから最近の私、人付き合いがメチャクチャ悪いです。ひとりきりで自分のためだけに時間を使うのが一番好き。

ほかに、
世間の中心に向かう人と中心からはずれる人だ
基調音の高い人と低い人だ
ナゾリに耐えられる人と耐えられない人だ
踊る阿呆と見る阿呆だ
ハゲシイ人とユルイ人だ
キメツケに怒る人と喜ぶ人だ
型からはずれたい人と型にはまりたい人だ
などなど。

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2 コメント

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あまり読んでなかったけれど (siva)
2009-02-28 19:47:43
中野翠は遠い昔に『千円贅沢』を読んだことがあるきりで、なぜか縁がなかったんですけど。
『この世には…』が気に入ったので、ちょっと追いかけるかも。
佐野洋子と中野翠、あ、なんだかわかるような気がします。さばさばと、頑固(いい意味で)ですよね。

私が借りたい本も貸し出し中が多いんですー。
私の趣味が一般化して来たのかも? いかん、もっと少数派にならねば! ←いや、ならなくても…。
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気になる人です (mimosa)
2009-02-27 12:08:05
中野翠好きです。なるべく蔵書を持たないつもりの私ですが佐野洋子と中野翠の本はかなり買いました。裏がない湿度がない、さばさば加減が好きなのかもしれません。
 このごろ図書館で希望図書を検索してみると貸し出し中のマークがついていることが多くなったようなきがします。sivaさんのブログを参考に本を借りている人が近くに住んでいるのかも。
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