ヨシムラBAZZAZ(サブコン)を使ったセッティングが完了しました。
エアクリーナーやマフラーといった吸気・排気を交換・加工した場合、燃料調整の必要があります。燃焼状態が変化しますので そのままにしておきますと 思ったほど効果を感じなかったり逆にパワーが落ちてしまったりということもあり得ますし 5000キロ、10000キロと走るうちに最悪エンジンブローをおこすほどの影響を与える可能性もあります。以前はキャブセッティングをしていたわけですが、同じようにインジェクション車はECUにセッティングされたマップを、その補正幅を超える吸排気の変更をした場合に、書き換えたりサブコンを介入させたりする必要があるわけです。もちろん車体の現状はそのままでオーナーの走りに合わせたセッティングを求められるときも同様です。
まだ暑い日が続いている昨今の作業でしたので できれば季節ごとにWRのデータをとられるとよろしいと思います。BAZZAZは2つのマップを入力できますので、シャシダイのデータから季節、あるいは走る状況にあわせてマップを作成し 使い分けをされるのがベストと思います。
これらの作業に欠かせないのがシャーシダイナモ。
今回お客様に合わせてオリジナルで変更/作成したマップを、シャーシダイナモを用いて客観的に比較しながら、ベストを追求しました。シャシダイを使うことによって同条件のもと迅速にトルクやパワー、空燃比を測定でき、また公道不可のパーツでチューンナップされた車体もセッティングすることができます。
後日、メカオオスカより実際の補正目的や補正前後のデータ、試乗のインプレをUPさせます。経理係がお伝えできるのはここまでということで・・。
もっとも僕にとってはあのインド車のステアリングヘッドの緩みさえ分からなかったのですから、それ以前の問題でしょうね。
あれからバイクに乗る機会がめっきりと減りました。秋には少し動いてやろうとおもっています。
インジェクションも多少の歴史をきざんだとはいえ まだまだ過渡期と思います。というより常に道具は変わっていき先はわからない中で 私経理係にとってもブラックボックスであることは同様です。ここ茨城は県内の日立や東海、筑波といった工学系・技術系のお客様や周辺のホンダ、ケイヒン関連企業のお客様が多い土地柄。さらに走る環境は山に海にいい道が連綿とあり、走り屋さんが沢山いらっしゃるので 走りの質を求めるご要望も高いような・・。一生勉強しなければ。
バイクと寝食をともにしたかと思えば御休みする期間も、バイクライフにはあるもんですよね。せめて各地の天候が落ち着くといいですね。せっかくの秋ですもんね。