今回が4回に分けての家飲み安ワインについての僕の勝手な感想コメントの最終回です、二つを除いてスーパーで買ってきた1000円程度のワインでこれまでに飲んだことが無いものだけを、冒頭写真は今は使っていなくなって物置と化している一部屋に買置きしている安ワイン、順次飲んではいますがいつも補給もしていて。
①ボー・ジェスト ピノ・ノワール 2022
スーパーOKで税抜き799円で、棚では人気商品なのか残りが少なくなっていたようです、品種はピノ・ノワールなのでおとなしめの味かなと思って飲んだら意外とシッカリ味です、バランスが良くてイヤミのない味わいで三桁ワインとしては検討しています、二日目もあまり変わらずで、濃いめながら奥行きや熟成からくる複雑さはないものの、それらは無理強いというものでしょうかね。
②ジェイコブス・クリーク シラーズ・カベルネ 2022
三徳というスーパーで2割引きの税抜き848円、オーストラリアワインで最近に飲んだ若いワイン同様に濃いめであるが、果実味からの柔らかさのある甘みに加えてややコクもあってまずまずの味わい、女房も飲んだので残り少なくなった二日目にはやや酸味が加わったように感じたが、それでもバランスがいいワインではあります。
③カスティジョ・ドン・ダニエル レゼルバ 2015
ツルヤのメダル受賞棚にあったスペインワインで824円、2015年というので熟成風味を期待したのだが、ヘタリ感はなくまだ健全ではあるものの熟成風味はなくて普通の味わい、樽香もなく平凡な感じです、二日目には少し濃いめとなって良くなったような、でも期待した熟成風味や樽香なでが無くて、これではメダル受賞に評価された理由など分からないレベルです、イヤミは無いワインではあるけれどもね。
④ラ・クロワザード レゼルブ カベルネ・シラー 2022
南仏のワインでどこで買ったか忘れたが、ネットで調べたら1400円ほど、これはバランスが良くて果実味が好ましい飲みやすいワインです、それが二日目は重くなったのはまだいいがクセ風味が出てきたのは香りに変化があったからか、三日目まで伸ばしてみたらやや柔らか味が復活、でもややクセ風味は残ってはいる、僕は一日目のスッキリ風味が好ましかった、ふつうは酸化したほうが円やかでよくなると思うのにこれはどうしたものか。
⑤エチュヴァリア メルロ 2000
チリ産のワインで地下ピットで置き忘れていたもの、購入先や値段の記憶がない、古いのでコルクを抜くのを心配したが、抜き取るまではスムースと思ったものの下の方は破損していた、香りは健全そうで飲んでみればこれもまだシッカリしている、若飲みでの味が分からないが熟成で少しは大人しいめになっているのかも、二日目から三日目と伸ばして飲んでみたが味わいは最初と変わらないのでヘタリ感はないです、これなら24年を経ての熟成風味は伊達じゃありませんでした。
⑥ピーツ ピュア カベルネ・ソーヴィニヨン 2023
スーパー三徳で20%OFFの税込1038円で、瓶のデザインはどこかで見たような、ラベルを見ればエノテカが販売元でした、オーストラリアのカベルネ・ソーヴィニヨンでアルコール度は12%と少な目、やはりスッキリ味の実に飲みやすいワインでメルロみたいな、軽めであってもバランスがいいワインはそれなりにいいですね、でも酒豪には物足りないのかも、二日目には少しだけ渋みが加わったみたいだが大きくは変わらず、とにかくのど越しに刺激が来ないスムースさが特徴のワインでした。
⑦ナバエリス 2020
スーパーいなげやで15%OFFの税込1307円のスペインワイン、濃いめの味自体はまぁいいのだが、スペイン産に僕がよく感じてしまうことがある鄙びたような風味がこれにもある、またのど越しがキツメの刺激が感じられる、これはアルコール度が14.5%と高いことからか、柔らか味が出ることを期待して二日目に多くを残してみたら意外なことにかなり大人しい味になっていて、酸味が出てきた以上に地味になっていたが鄙びた風味は少し残っている、このワインは一、二日の中間の味ぐらいがいいのでは。