ちょいボケじじいの旅・酒・エーとそれとね

毎晩酒を愛で古き日本と温泉を愛す、少し物忘れも出始めた爺が、旅日記やコレクション自慢などと、時々の興味のままを綴る。

誕生月サービスの焼津グランドホテルに一泊して駿河と遠州の旅 2015.4.23(木)~24(金) その3(最終)

2015-05-20 14:36:47 | 旅日記

 二日目は夕方には我家に帰るから、まずは焼津で生ものなどを含めて食材の買出しからと、ホテルを9時過ぎにチェックアウトして、焼津では早くから営業している福一水産から買物をスタート、場所は焼津魚センターとは東名高速を挟んで反対側にあって、こちらは地元客が利用するほかプロの料理人も買出しに来る大型店、これまでに地元客に安くて美味しい目玉品なんかのことも聞いてあるんで。

                     野菜なども売るスーパー的な福一水産、右手の樹木は高速の斜面に

                        鮮魚売り場、プロが仕入に

             

                 マグロなどの恐らく売れ残り品をなど煮たものは格安           いろいろと買って、帰ってから冷凍するものも

                 

          マグロ切落しは目利きして選んで、これはその夕食で半分だけ食べたもの、ほかに立派なアジがあって一匹だけ買ってタタキに

 そのあとはさかなセンターにもちょっとだけ立寄って、まだ閑散とした時間帯で川直という店だけに直行、今回はカツオなまり節は買わずに鮭燻だけを買ってここはオシマイ。平日は真空パックしたものしか置いてありません、出来立てが欲しかったら休日に。

                     焼津さかなセンター

                川直と鮭燻

 そのあとは漁協直営の焼津ツナコープに今回も、ここではカツオ叩きやバーゲンコーナーのメカジキや釜揚げシラスなどを買って。

                     ツナコープ店内

               カツオは雌節を

 焼津ツナコープ近くにはぬかやという店があるのを記憶していて、実は今朝のバイキングで食べたわさび昆布というのがご飯の友として美味しくて、ホテルでも買ったのだがラベルにぬかやの記載があったのでもっと買おうかと立寄った。店先のケースには無かったものだから聞いたら、奥から持ってきてくれてやはりこちらで買ったの方がややお得、この店は焼津料理研究会の看板を掲げていて触手が動く食材があります、また焼津魚河岸シャツなるものまで置いていて、ちょっとばかり面白い店。

                        ぬかや

                                わさび昆布とサラダと和えるなまり節加工品

 これまでいろいろと買っちゃって今回はサスエ前田までは買い過ぎかと、大型店の小川店まで足を延ばすのはやめにしてすぐ近くの本店を通りがけだからとちょっとだけ、刺身類はこれかららしいが福一で今晩のものを買っちゃっていたので、自家製のイワシ味醂干があったのでそれだけを。

              本店とイワシは5枚

 焼津での買物は早目に済ましたので、静岡に向かう途中では宇津ノ谷峠にある御羽織屋という豊臣秀吉の陣羽織を展示している家を見物して行こうかと、以前からあるのは知ってはいたがまだ訪ねていなくて、このあとまだ時間の余裕があるからいい機会だということで。こちらは前回立寄ってみた同じ東海道峠道の花沢の里よりも風情がある、どの家も昔は旅人を迎える茶店だったようで、全部に屋号があってそれで呼び合うんだそうだが、御羽織屋だけは陣羽織を貰ったことから昔からの屋号から変ったとは、手慣れた説明をしてくれたお婆さんからの説明で。

                 谷合はお茶畑

                    西の岡部へと続く峠道の案内が

                              風情ある昔の街道筋

                      明治のトンネルとか、ここを抜けて岡部に、岡部には江戸時代からのは旅籠が残るほか初亀の醸造元がある

                   左手前が御羽織屋

                      往時のままの建物という御羽織屋の前には骨董品が、ここにあるのは疵物が多いが

 御羽織は写真撮影禁止であったが、見ればかなりボロボロになったのを博物館で修復したものとか、軽くするために紙を使っているそうで、黒くなった縞模様みたいなのは街道を通った大名達が触った手垢だそうだ。そんな中には家康や慶喜もいたとか、二人から賜ったという茶碗もあったのにはビックリ、陣羽織を小田原征伐帰りに貰ったいきさつは拝観料100円を払ってお婆さんの説明で聞いてくださいな。

 外では筍の時期で大鍋で茹でていて、刺身で美味しいというので小さいのを買ってみた、帰って早速にも食べてみたら確かに旨い。

                 

                              筍を刺身に、この皿は御羽織屋にあったもので明治もの、カケがあって安かったから、いずれ金継直ししようかと

 今回の旅では富士宮にある浅間大社に参拝しようかと思っていて、一般道でもいいと初めて走ったら、静岡から清水の先まではいいバイパスでどの車もブンブン走りますねぇ、この時になって諦めていた富士山が見えだした。昼時やや過ぎて由比にまで来たからにはサクラエビでも食べて行こうと油比港に、浜の掻き揚げ屋にやってきたらまだ1時ちょっと前なのに本日終了の立て看板が。そこにあったポスターには、サクラエビまつりはゴールデンウィークの5月3日開催とあった。

                     バイパスでやっと富士山が

                     由比近くなって

                   油比港

 油比は昔の街道筋の名残を残そうとしているようで、ゆっくり車を走らせながら食事処を探そうとしていたら、無料の駐車場と近くに井筒屋という店を見つけた。朝が食べ過ぎだったサクラエビが入った掻き揚げ天丼ぐらいをと。サクラエビだけかと思ったらほかの具材も入って美味しく頂きました、でも味噌汁ぐらい付けてもいいでしょうにねぇ。

                   由比の旧街道筋

                      井筒屋

                            掻き揚げ丼

 ここには旧本陣跡に広重美術館というのがあって観光案内所も隣接、大昔に一回だけ来たことがあるがもう記憶から消えていて、また見物しようかと館内に、こじんまりした美術館であったが、有料で浮世絵摺りができるなどの工夫が面白い、年寄りが喜んでやるもんじゃないけれど。

                              前の細い堀には甲羅干しの亀が

                     本陣の門構え

                  門の中は広い

                       広重美術館入口

                       有料の浮世絵摺り1蒲原

                       有料の浮世絵摺り2由比

                       本陣の前にはかの由比正雪の生家が正雪紺屋という店に

 今回の最期の目的地である富士宮の浅間大社には午後3時半に到着、これならお参りと御朱印を貰って少しだけ散策するぐらいだから、我家にはそんなには遅くならずに帰ることが出来そう。

                   参道

                   楼門

                  拝殿、ここにも外人観光客が

                  本殿

                     富士山からの伏流水が湧く池、年間に渡って水量が変らないとか

                     川へと流れ出て行く

                                頼朝が奉納したのが初めという流鏑馬

 富士宮からは無料となった自動車専用道から新東名に直接つながっていて、思いのほか早い夕刻6時には我家に帰還、アジを捌いたりしていつもよりちょっとだけ遅めの夕食に、買ってきたものがどれも旨いとユックリと飲んで食って、いいプチ旅行でしたなぁ。

                                 買ってきた草花は横浜と軽井沢に分けて植えるつもり

                  


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