お水の坂道 転がりの３

　　　　　グランド　キャバレーが　　衰退し　　職を　　ピンサロに　移したころ　　毎晩　朝迄　パブ通い。　飲んだねぇ！　　　　　　　　　
なんか　　飲みだすと　途中　で　やめる　ことが　出来ないの。　　さらに　　酒乱の　け　　が　あったみたい。　朝　目覚めると　　　
前夜の　記憶は　殆んど　無く　　体に　　覚えの　無い　傷　痣　が　出来て　いらっしやる。　はてな？　って　感じの毎日でした。

　　　　　そういえば　　母に　言われたっけ（あんたは　酒が　入ると　人を　怒らせる　天才だから　酒は　飲みなさんなよ）って。　

でも　自覚が　無いもんで　　毎日　へべれけ　　しらふだと　　人畜無害　　なんだけどなぁ。　でも　　その頃は　　まだ　ホスト界　

の　　影響　　残ってて　　スーツしか　　着なかったし　ワイシャツも　仕立てて　あつらえたし　ライターも　カルティエ　デュポン　　

結構　　持ち物に　拘ってたなあ。　　今では　　考えられん　嗜好　でしたばい。　　金も　無いのに　見栄はったりして　未熟やねぇ

酒乱の　　証明　するエピソード　言ったら　　そうですね　　一緒に　飲みに　行った　奴と　なんか　言い合い　に　なっちまって　

冗談のつもり　で　軽く　首　絞めたら　相手　　マジ怒っちゃって　　ビール瓶で　頭　殴りやがった　　血だらけさ　　瓶　割れたし　

でも　　酔ってるから　痛くも　無いし　ツレ　だから　肩組んで　ワシん家　帰り　　ざこ寝。　　一週間　髪　洗えなかったっけ。　　　

三日目　くらい　から　血とか　瓶の　破片とか　ボロボロ　落ちて　きやがってさ　　びっくりしたね！　鏡　見ない様に　したけど　　

殆んど　　ホームレスの　おじさんの　　ドレッド　ヘアーに　　近かったみたい。　そんな　ハチャメチャ　でも　　毎日　飲みに行って

馬鹿　　繰り返して　　ましたっけ。　　なにしろ　人生の　目標が　無かった。　只　　酔ってると　　何も　考えなくてよかったから。　

でも　このころ　　何年か　　不動産屋に　行った　記憶　無いんだよね。　　なんか　あっちこっち　　おねぇちゃん家　転がり込んで

放置プレイ　で　生きて　やした。　今　思うと　かなり　　人畜有害な　奴だったんだ。　　かかわってくれた　おねぇちゃん達に　　　

懺悔です！　　愛も　与えられない　　酔っ払いで　　御免なさい　でした。　　調子こいて　抱いたら　ただただ　悪人に思えるので　

よう　　手が出せなく　なるとです。　　ワシ　なんざ　朝の　ゴミ置き場で　　カラスに　起こされる　ような　目覚めが　似合うから。　　
そんな　生活も　ピンサロの　営業から来る　ストレス　だったのかな。　しらふで　ホステスさん　に　やらせる　サービス　実は　　

結構　つらいもんが　有ったの。　疑似セックス　言うか　本番　以外　何でも有り　の　時代に　なっちゃったからねぇ。キス有り　　

客席では　全裸やし　なめて　しゃぶって　噛みついて腔内発射の　世界だもの。　安い　給料でさ。働いて貰うの　悪くってね！