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泣けた泣けた @ NHK「100分de名著 “金子みすゞ”」


 先月NHKテレビで放送していた100分de名著『金子みすゞ』の第4話(=最終回)を見て泣いた。

 金子みすゞも、その詩も、もちろん以前から知っていました。というか彼女の故郷である、山口県は仙崎にある「みずす記念館」に、3回も行ったことあるくらいです。

 しかし、今回のNHK番組をみて、「新しい発見」がたくさんありました。それは、彼女の詩は「小さきもの、弱きものへの愛情」だけでなく、その詩は「時代とたかっていた」ということでした。それは「童謡詩人」に留まらまい、人が生きることを支えてくれる「文学者」だったと言い換えることもできるでしょう。

 その「時代」とは・・・、彼女のような詩が邪魔になるような戦争へすすむ時代と、彼女のような生き方を許さない時代と、妻を男の所有物としかみない時代と・・・。

 詩作を夫に禁じられたみすずが、まだ3歳の愛娘の発するだとたどしい言葉を、こっそり書き留めた。それがのちに「南京玉」として世に出ます。これがまた、泣ける泣ける。

 詩人金子みすゞにとって「書く」ことは「生きること」そのものだったんだねえ









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