金沢に暮らし始めて40数年.。この街で「見たものは、見た」。最近は「軒端に冬の山晴れて見ゆ」って心境に。
金沢暮らしの日々 ~努力は時々 報われる~
泣けた泣けた @ NHK「100分de名著 “金子みすゞ”」
先月NHKテレビで放送していた100分de名著『金子みすゞ』の第4話(=最終回)を見て泣いた。
金子みすゞも、その詩も、もちろん以前から知っていました。というか彼女の故郷である、山口県は仙崎にある「みずす記念館」に、3回も行ったことあるくらいです。
しかし、今回のNHK番組をみて、「新しい発見」がたくさんありました。それは、彼女の詩は「小さきもの、弱きものへの愛情」だけでなく、その詩は「時代とたかっていた」ということでした。それは「童謡詩人」に留まらまい、人が生きることを支えてくれる「文学者」だったと言い換えることもできるでしょう。
その「時代」とは・・・、彼女のような詩が邪魔になるような戦争へすすむ時代と、彼女のような生き方を許さない時代と、妻を男の所有物としかみない時代と・・・。
詩作を夫に禁じられたみすずが、まだ3歳の愛娘の発するだとたどしい言葉を、こっそり書き留めた。それがのちに「南京玉」として世に出ます。これがまた、泣ける泣ける。
詩人金子みすゞにとって「書く」ことは「生きること」そのものだったんだねえ
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