12:19 from web Practical Neurology 2003 ; 3 : 207. Reproduced with permission from BMJ Publishing Group.) 12:21 from web レストレスレッグス症候群は原因や発症時期から2つに分けられる
レストレスレッグス症候群は、特別な原因のない一次性(特発性)と、他の疾患などにより起こる二次性の2つに大きく分けることができます 12:21 from web また、発病時期によっても45歳以前に発病する早期発症と、老年期になって発症する後期発症の2つに分けることができます 12:22 from web 診断フロー
レストレスレッグス症候群の診断には、4つの必須診断基準にすべて当てはまることが必要です。そのほかに診断を補助する3つの特徴を加味しますが、患者の症状の訴えを聞き取ることで診断が可能です。 12:25 from web 4つの必須診断基準
1.脚を動かしたいという強い欲求が不快な下肢の異常感覚に伴って、あるいは異常感覚が原因となって起こる 12:27 from web 2.その異常感覚が、安静にして、静かに横になったり座ったりしている状態で始まる。あるいは増悪する。 12:28 from web 3.その異常感覚は運動によって改善する。 12:29 from web 4.その異常感覚が、日中より夕方・夜間に増強する。 12:31 from web 役立つ質問票
レストレスレッグス症候群の症状の表現は、一般の患者さんには難しく、医師の側から積極的に問診しなければなりません。診断に役立つ問診例を下記にまとめましたので、ご参照ください。 12:33 from web 症状の関連
脚の違和感はどんな感じですか?むずむずしますか?痛いですか? 12:39 from web 日内変動の関連
変な感じは脚の表面ですか?奥の方ですか?
脚の症状は1日のうちで変化しますか?特に夜間に悪化しますか?
寝入ればなにその症状が起こることが多いですか? by ninomiyaseitai on Twitter
11:48 from web レストレスレッグス症候群(むずむず脚症候群)の有病率は2~5%、日常生活に支障をきたす患者さんは約200万人といわれていますが、疾患の認知が進んでいないため、多くの患者さんが見逃されたり、不眠症や他の病気だと診断されたり、十分な治療を受けれないままになっていると考えられます 11:49 from web そこで、疾患スクリーニングを促進するために、レストレスレッグス症候群(むずむず脚症候群)の疫学・病態・診断・治療についてご紹介いたします。 11:50 from web 脚の表面ではなく深部に不快な感じがあり、その不快感は患者によってさまざまな言葉で表現されます。
(むずむずする、虫が這う、痛がゆい、など 11:52 from web 脚の不快感と脚を動かしたい欲求がある
だからどうしても脚を動かしたい 11:56 from web だるい、むずむずする、痙攣する、イライラする、ちくちくする、もこもこする、電流が流れている、脚がでたらめに動く、火照る、脚を動かしたくなる、むくむくする、足が笑う、そわそわする、かきむしりたくなる、ピクピクする、痛い
だからどうしても脚を動かしたい 11:57 from web 動かないときに症状が強まる
眠りに入るとき、じっと座っているとき、横になっているときなどの安静状態で、脚がむずむずするなどの不快感が増しますが、何かに熱中していると症状が弱まります。 11:59 from web 眠りに入るときや横になっているときに不快感が増す。座席にじっと座っていなければならないとき不快感が増す。熱中すると症状が弱まる。 12:00 from web 脚を動かすことで不快感が軽減される
患者は脚を叩く、さする、冷たい床に足をこすりつける、寝返りを繰り返す、などして不快感を軽くしようとします。重症になると、じっとしていられないので歩き回ったりします 12:03 from web 脚を
叩く、さする
足踏みをする
足をこすりつける
歩き回る
動かすことで不快感が軽減される 12:04 from web 症状が現れやすい時間帯がある
病気の初期には夕方や夜に、脚がむずむずするといった症状を感じます。進行すると昼間に症状が現れるようになることもあります 12:05 from web また、病状に日内変動があるのがレストレスレッグス症候群の特徴で、夕方から夜間に症状が増強することが多く、入眠障害や熟睡障害(中途覚醒)のような睡眠障害も起こします 12:05 from web 睡眠障害は日中の耐え難い眠気を引き起こし、活動レベルを低下させるので、日常生活に大きな影響を及ぼし、患者のQOLが低下します 12:05 from web 脚を動かしたいという強い欲求と、脚を動かすことで不快感が軽減することが、レストレスレッグス症候群の重要な特徴です。
進行すると下肢だけでなく上肢にも症状が出現することがあります 12:07 from web 人口の2~5%程度にみられる患者数の多い疾患
いくつかの大規模調査によると、日本におけるレストレスレッグス症候群の有病率は2~5%程度と考えられています。欧米(白人)の有病率はもう少し高いといわれています。 12:07 from web ※2006年日本ベーリンガーインゲルハイム調査より
[一般人口20,000人対象 インターネット調査にて実施]
<日常生活に支障をきたしている患者は1.47%> 12:09 from web 加齢とともに有病率は上昇する
加齢に従い有病率は上昇し、そのピークは60~70代といわれています 12:10 from web 井上雄一ほか(編). レストレスレッグス症候群(RLS)だからどうしても脚を動かしたい. アルタ出版, 2008.より転載, 一部改変 12:10 from web (原出典:Allen RP, Walters AS,Montplaisir J,et al. Restless legs syndrome prevalence and impact. 12:10 from web REST general population study. Arch Intern Med 2005;165: 1286-1292.) 12:13 from web 患者の男女比率はおよそ1対1.5で女性に多い
調査により差がありますが、レストレスレッグス症候群患者は女性に多い傾向があります 12:15 from web レストレスレッグス症候群患者の家族歴
若年発症の一次性(特発性)レストレスレッグス症候群患者においては,多くの症例がレストレスレッグス症候群の家族歴をもつといわれています。また、何らかの原因が考えられる二次性レストレスレッグス症候群患者では、家族歴をもつ割合は少ないと考えられます 12:17 from web ドパミン機能障害と鉄代謝異常が原因であると考えられている
レストレスレッグス症候群がなぜ発症するかという病態生理については解明されていませんが、ドパミン作動性経路の障害と鉄代謝の異常が原因として注目されています 12:18 from web 鉄代謝の障害、遺伝の影響が重要である可能性と、線条体のオピオイド神経系伝達異常が重要である可能性が考えられる。 12:18 from web 井上雄一ほか(編). レストレスレッグス症候群(RLS)だからどうしても脚を動かしたい. アルタ出版,2008.より改変 12:19 from web (原出典:Chaudhuri KR. The restless legs syndrome: time to recognize a common movement disorder. Pract Neurol 2003 ; 3 : 204-213. (一部改変) by ninomiyaseitai on Twitter