Netflix 配信のインドネシアドラマを視ました。
原作は Gadis Kretek =クレティック娘。
クレティックタバコはタバコの葉にクローブや香料を混ぜて作ったインドネシア
独特のタバコです。調香師なる人がこの香りを作り出すというのは初めて
知りましたが、女性は禁制のお仕事だったようです。
ジャワの因習から自由に生きたかったヒロインと1965年の政変とマスキリング。
重いテーマながら画像は美しくコロニアルな家やヒロインのクバヤ姿が印象的
でした。あの政変とマスキリングの悲劇はインドネシア中にあったはずで、
こんな風に利用されたのもさもありなんという物語でした。
1986年にデンパサールの空港に母が降り立った時、強烈に匂った
タバコの匂い。みんなが吸ってたガラムというタバコ。
こちらもクレティックタバコの一つで東ジャワクディリ産です。
中部ジャワのKudus県にはロケ地になったクレテック博物館があるそうです。
このドラマのおかげで賑わっているということはインドネシアでも配信
されたようです。タブーだった65年の政変とマスキリングも見直されるのか?
大統領選挙の年ですね。