20歳の時インドに行った。ずっとお利口に勉強してきた自分が親元を離れ
て最初にした選択だった。親の言うようにすることが本当に幸せなのか?
インドでミニアチュールを学んで描き続け、静かに旅立った泰重子さん。
マスターの作品も並んでる、ふふふ。
マスターは写真と童話の執筆で忙しそうだったヨ。
もう一周忌なんだネ。
今頃彼女はどこにいるんだろう。ガンジス川の辺りかヒマラヤの頂か?
どういう訳か自分はインドに行かず、インドネシアに通うことになった。
泰重子さん、インドを想うと20歳の自分が強烈に蘇る。
自分は何か見つけることができたのかと。