男の料理指南

知人がくれたレシピを紹介します。
アレンジも含めた男の料理です。
じーじが娘と孫に残したいレシピ

牡蠣の味噌鍋

2008年11月18日 | 魚介類
明日あたりから急に寒くなる・・・と言う予報です。

この冬は、たいへん寒くなるとの予報については・・なすのごまだれ和えでお伝えしましたが、寒さはすぐそこにやってきたようす。

寒い日の献立は・・と言えばなんといっても「なべ物」ですね。
レシピは味噌仕立ての鍋で、「土手焼き」に比べ、あっさり味の鍋です。

「土手焼き」の方は、味噌を鍋のふちに貼りつけて、水や出汁など加えずに、
具材から出る水分と、少しの酒だけで煮るので、けっこう濃い味になります。
「かきの味噌鍋」は、吸い加減の味噌味のつゆで、野菜と牡蠣を煮て行きます。
薄い味に出来上がるので、牡蠣も野菜もたっぷりと食べられて、寒い夜などは、
心底から暖まります。

牡蠣は栄養たっぷりな食品、ご存知「江崎グリコ」は、牡蠣の煮汁から
グリコーゲンを取り出して作ったのは、有名な話です。
また牡蠣は、「亜鉛」が豊富なことでも、良く知られています。
昨年11月のこと、口の中が乾いて仕方がないので、近くの病院の口腔外科で
診察してもらいました。「ドライマウス」ではないか・・・と疑ったのですが、
口中が乾くのは、加齢のための水分不足が原因との診断でした。

ただ、若干の亜鉛不足が認められるので、亜鉛を摂るように言われました。
亜鉛を含む食材はなんと言っても「牡蠣」、次いで「レバー」「牛肉」などです。
Dr.のお話では、最近の高齢者には、亜鉛不足の人が多いと言うことでした。
年配の方々へ・・お嫌いでなければ・・大いに召し上がって欲しい食べものです。

鍋のおしまいに、残ったのおつゆに「うどん」を入れ、味噌煮込みうどんにします。
一度で二度美味しい「なべ」です。そう言えば、グリコも二度美味しい・・・でしたね。

手軽にできる「牡蠣の味噌鍋」です。味噌は時をかけて寝かせたのを、紹介しましたが、有りあわせの味噌で十分です。
できれば、赤味噌と中味噌(または白味噌)などの、好みの味噌を合わせて、良く混ぜ合わせて使うと美味しくなります。
残ったおつゆにうどんを入れて、味噌煮込みうどんを作って食べます。余すところなく、全部きれいに食べられますよ。


材料
かき 1パック 200g  かきの殻のかけらが残らないよう、水洗いして、ざるにあげる。
大根 5cm 100g  厚さ6~8ミリの半月に切る。
にんじん 3cm  60g  厚さ5~6ミリの半月に切る。
里芋 2こ 120g  皮を剥いて、1センチ巾の筒切りか、半月に切る。
ごぼう 半本  50g  5~6センチ長さのささがきにして、水にさらす。
白菜 2枚 100g  茹でて、5センチ巾に切る。
白ねぎ 2本  60g  焦げ目がつく程度に焼いて、5センチの長さに切る。
青ねぎ 3本  30g  5センチ巾に切る。
春菊 1/2束  50g  長いものは、上10センチに切る。
しめじ 1パック 160g  根元を2センチのところで切り、適宜にほぐす。
調味料
あわせ味噌 大さじ 2 こんぶ 10cm
作り方
青字の野菜を、茹でる・・・大根とにんじんは一緒に、そのあと白菜→ごぼう→里芋の順に茹でる。
茹でるのは、ザッとで良い・・・固いくらいでも、鍋に入れて煮込むと、ちょうど良い煮具合になります。
茹で汁は、おしまいまで変えないで、全部茹でたあと、水と混ぜてスープに使う。
野菜の茹で汁は、味も栄養も捨てるのは、もったいないので、スープに加える。

したこしらえができたら、具材をうつわに盛りつける。
鍋に水300ccと、野菜の茹で汁を入れて、昆布を加え、中火にかける。
沸騰し始めるころあいに、味噌を溶きいれて、茹でた野菜としめじを加え、
煮え始めたら牡蠣を入れ、好みの煮え頃に引き上げて熱いうちに食べる。
牡蠣をはじめ、貝類は熱が入り過ぎると、身が縮んで固くなり、貝特有の
美味しさがなくなります。

牡蠣は、できたら、生食用のものを求めてください。
中心に火が通ったかな・・・と言うころあいが、ジューシーで美味しい。
生々しいのはどうも・・と言うときは、しっかり煮ますが、煮すぎてしまって
だしがらを食べるようなことにならないうちに、召し上がって欲しいですね。
あわせ味噌だれの作り方
赤味噌(八丁味噌)・中味噌夫々1キロと、醤油もろみ200g、
たまり醤油100cc全部をよく混ぜ合わせます。
この中に、みじん切りのしょうが1かけと山椒の実を加えて、
混ぜ込んで3~5か月寝かせる、美味しい味噌ができます。

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