モハ1005ーモハ1006ークハ2003 が 好き

大好きな伊豆箱根鉄道を中心に、思い出の電車のことや、「小さな旅」のことなどを書き綴りたいと思っています。

不思議な クハ1411形

2017-01-19 18:55:00 | 西武電車
1411形の前に製造された351(竣工当時501)形やその後の501系など、
殆どの車両は連結相手が決まって製造されているのですが、この1411形
だけは連結相手が特定されず、短期間に大量が製造(鋼体化)されて
います。1955年9月~1959年5月にかけて広幅正面ドア(開かず)車が
30両竣工していますが、当時の連結相手は17m国電だったのでしょうか?
意外にも最終のクハ1449、1450が竣工したのはクモハ451形が登場する
わずか半年前のようです。
一時期、連結相手のクモハ451形に併せて番号も1450番台を名乗っていた
時期もあったようでした。

1973年9月1日 西武新宿駅


相変わらず、酷い画像ですみませんが…
西武新宿に到着のシーンですが、方向幕は既に「急行 本川越」に替わって
います。当時は高田馬場に到着の際に、多くの車両は方向幕が替えられて
いました。

1974年4月28日 新井薬師前駅


1976年11月3日 新井薬師前駅


1978年1月5日 所沢駅




新宿線沿線で生まれ育ったため、やはりクハ1411形と言えば、連結相手は
クモハ451形と言う印象が強いものでした。確かにそれなりに両数も
ありましたので。

1978年10月7日 北多磨車両管理所(北多磨駅ホームより)


クハ1411形が向かい合って連結されるのは、多摩川線の姿ですね。

1979年2月28日 入間川駅附近


駅名もまだ「入間川」だった頃、検査出場仕立てのピカピカな姿でした。

1981年5月23日 南入曽車両管理所


クモハ451形と共に廃車が進む。451形の一部が電装解除されて451形同士で
組まれて、地方私鉄に譲渡されていく中、クハ1411形は多くが解体されて
行きました。こちらはクハ1450 で、3月末に廃車になっていました。

1985年5月27日 小手指車両管理所












意外なのがこの クハ1446 1981年2月に廃車になり、前後して廃車と
なった多くの車両と共に暫く小手指車両管理所の隅に留置されていました。
他の車両が譲渡改造されたり解体されて行く中、このクハ1446 のみは
それから4年経っても単独で留置されていました。
そのクハ1446 が5月の終わりの事、検修庫附近に移動され軸受けが
グリスアップされたと思ったら、クモハ270 と連結されました。
この後はどうなったか確認できませんでしたが、南入曽に移送された
とか噂を聞いたことがあるような?


そんな1411形の仲間として、伊豆箱根鉄道にもクハ70形がありました。
中間に連結され、実質サハになったものもありましたが、このクハ76
は先頭に立ち、美しい姿でした。

1976年7月15日 三島駅