日本農業新聞11月14日版に、社民党農林水産部会長・吉泉秀男氏のインタビユーが掲載されています。
農の生産基盤を壊すな
【問い】TPP参加と農林漁業再生は両立できると考えますか。
【吉泉秀男】戸別所得補償制度の導入や6次産業化推進で、ようやく農業の足腰を強くする環境が整ってきた。
社民党も政権与党、そして今は野党の立場で農業の体質強化に取り組んできた。
その矢先にTPPに参加し、農林水産物の関税を撤廃すれば、農業の生産基盤を壊し、
せっかく軌道に乗り始めた農業政策の腰を折ることになる。
【問い】次期衆院選の争点には何を据えますか。
【吉泉秀男】TPP反対、脱原発、消費税反対の三つが柱だ。
社民党は「命を守ること」を基本に活動している。
日本を元気にするには、まず地方を元気にしなければならない。
野田首相は一日も早く衆院を解散し、国民の信を問うべきだ。
日本は少子高齢化、人口減社会に突入した。その直撃を受けているのは農村漁村だ。
地方を元気にするためには、農村漁村に人をどう呼び込んでいくが大きな課題となる。
ふるさと回帰の道筋を探り、地方を元気にする大胆な政策を打ち出せるよう、
社民党は福島瑞穂党首を先頭に全力を挙げて取り組んでいく。