昨日はいつも 「餐魚洞」 をご贔屓にしてくださっているご夫婦が、知人ご夫妻と、そして知人のお母様をお連れして
きてくださったのでした。餐魚洞始まって以来、初の外国人のお客さまでした。ちょっぴり緊張
その知人、旦那さまがオーストラリアの人で奥様が日本人でした。夫はイギリスにいる娘に 「今夜オーストラリアの人が
お客様で来られるので、どうやって挨拶したらいいかな?」 ってメールしていました。そしたらこんな風に言えばいいんじゃない? って
返事がきたんです。お昼間、一生懸命そのセリフを練習していた夫。
まずお出迎えして 「Welcome to Sangyodo♪ いらっしゃいませ~♪」 と私が挨拶しておいて、すぐに夫を呼んで挨拶
して貰ったのですが、出だしから躓いちゃって、挙句の果て、私が夫の携帯電話を取りに行って夫に渡しました(笑)
その後は、私はおしぼり等の準備にキッチンに行ったので聞いてないのですが、多分メールの文をそのまま読んだのだと思います。
まぁご愛嬌でちょっと可愛い夫でした
私がオーダーを受けていたのは、そのお母様がまもなくオーストラリアに帰られるので、そのお土産にしたいからと言うことでした。
ちょっとバタバタしていた時でもあったし、時間もあまり無かったのですが、なんとか5枚作ることができて良かったと思います。
作りながら、これがオーストラリアまでお嫁に行くんだわ、って思うと感慨深いものがありました。
そして、なんとか喜んで貰えるようにと心を込めてお作りしました。
一番最初に思い浮かんだのは、まだうちでも咲き続けているアジサイでした なんとなく日本的イメージが強くていいかな♪ って思いました。
アジサイってオーストラリアにもあるのかしら?
次は土筆んぼ いつだったか知人に送ったティッシュケースに刺したとき、可愛かったのを思い出して。
次はデージー そうそう。そもそもこのご依頼を受けたのは、このお客さまにいつかこの刺しゅう入りコースターを
プレゼントしたからだったのです。とても気に入ってくださったようで、今回のオーダーをしてくださったんです。
次は麦 いつかこのキレイな緑の麦を刺してみたいと思っていたんです。
そして最後は私の大好きなミヤコワスレ 朝2時に目覚めてデージーの半分を刺して、そして麦を刺して、このミヤコワスレを
刺す頃は何時ころだったかな? 外に咲いているのを一輪採ってきて、見ながらスケッチしてみました。
刺しゅうは殆どが1本取りです。↑のミヤコワスレはサテンステッチなので2本取りで刺しました。
四隅に施した三角の生地、これはアメリカのフィードサックやウ”ィンテージコットンなどです。今までどうしても使えなかった
生地たちがここでイキイキとした表情になってちょっと私もびっくりしました。この三角生地を貼り付けるのが意外と時間かかったりします。
あ~裏を忘れてました。裏は以前も使ったことのある、YUWAの綿麻地です。消しゴムはんこのハンドルネームを
全部色を変えて押してみました。小さいサイズなので邪魔にならなくて、それでいて、ちょっぴり存在感もありでやっぱりいい感じです。
5枚作り終えたところで、やっぱりケースは必要なんじゃないかと思ったので作ることにしましたよ~。
今うちで使っているのは超簡単仕上げのこんなのです。裏無しで長方形に縫ったものを真ん中辺りにお菓子のラッピングで
付いていたリボンテープを付けただけという物。マトチャン柄です。
そして今回お作りしたのはこれです。
この生地、ランチョンマットにいいかなと思って随分前に買ったのですが、汚すと勿体無いような気がして使えなかったものです
裏側にはやっぱり消しゴムはんこのハンドルネーム(これが目立たない・同じ様な色だから)と鍵を押してみました。
これも裏無しですが、両サイドにループを挟み込み、こんなロープを通してみました。ナチュラル感が良かったかなって
自己満足してました(笑)
包みを開けて見てくださったお母様、「Beautiful Nice」 と何度もおっしゃってくださって感激しました。
あんなに褒めてくださって有難うございました。とっても嬉しかったです。私とプレゼントをされたお客様に何度もお礼を言われて
私は恐縮しました。
そのお母様、淡いピンクのお洋服をとっても素敵に着こなしていらっしゃって、それをどの様にお伝えしたらいいのか
咄嗟に英語が出てこなくて結局お伝えすることなくお別れしてしまいました。そしてお母様は記念に沢山撮影されて
いたのに私は撮影の方に気が回らなくて残念なことをしました。お帰りになってから気付いたようなことでした。ダメですねぇ
別れ際には私のホッペにチュッとしてくださいました。嬉し恥ずかし
そうそう、若いご夫婦もとっても素敵な方たちでした。ご主人は英語の先生をされているようです。背が高くてハンサムな方でした。
奥様もとても可愛い方でしたよ~。矢野先生の器にとっても興味を持たれていました。昔から器を集めるのがご趣味だったようです。
もうすぐ7ヶ月になられるという赤ちゃん(女の子)もとっても可愛くて一度も泣くことなくニコニコ機嫌よくしてくれていました。
あ~お料理のことをすっかり忘れていました。昨日もやっぱりとってもいいカツオが揚がっていたのでお出ししました。
すごく美味しい と喜んでいただけました。
料理写真はカマスの姿焼きだけ撮りました。美しかったです。 私担当のデザートは先日作った甘夏マーマレード寒天を作りました。
寒天の上に葉っぱの後が付いているのが見えるでしょうか~。 まだ冷め切ってないところにペパーミントを埋め込んで置いたら
色が変わって茶色くなったので、外したからなんです。上手くいくと思ったんですけど・・・残念(笑)
味はまぁ良かったんじゃないかと思います。