中央通り沿いにある建物の2階。目立たないが、建物の対岸側から見ると、「おや?」と思わせる、そんなお店である。
「ジャムと紅茶のおいしいお店」というキャッチフレーズ。
コーヒーはないのかな?と思いながらも、なんとなく店に入ってみた。すると、予想に反して、コーヒーもあった。けれど、本来ならば、紅茶を頼むべきなのだろう。「紅茶のおいしいお店」というくらいだから。
ランチはかわいいプレート。
ピザトーストにハーフベーグル。サラダ。そして、コーヒー。これで、僅か650円。そうそう、デザートにヨーグルトもついてくる。もちろん、ジャムのトッピングで。
ピザトーストはトマトにピーマン、玉ねぎにチーズ。ちゃんとしっかりピザなのだ。これがまた、相当においしく、満足度はかなりいい線。
そんなハイレベルの店なのだが、店内はがらがら。いや、混んでたら、それはそれで、嫌なのだが、ボク以外の客が、ひとりしかいないから、ちょっと心配になってしまうのだ。
それはともかく、整然と並べられているレジ横のジャム。白い小瓶は美しく、そこに納まる果実のペーストは、普段ジャムに興味のないものでも、思わず魅入ってしまう。
ジャムには不思議な力があるものだと思う。
たまには、ジャムの香りを嗅ぐのもいいもんだ。紅茶を楽しみながら、甘い時間を過ごすには、ちょうどいいスペースである。
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