我が町の銭湯、「豊島浴場」はコロナ渦に突如閉業し、銭湯ファンを悲しませた。この町の銭湯も少しずつ減っている。自分がここに越してきた13年前には東十条銀座の東端近所に、もう一軒銭湯があったが、ほどなくして閉業した。今は駐車場になっている。
このコロナ渦で、銭湯も大層厳しい経営状況を迎えているかと思いきや、過日東十条の「やなぎ湯」に息子とともに行ってみたら、ものすごく混んでいた。緊急事態宣言が解除される前日のことである。
夕方16時に入場すると、浴場は10人以上の入浴客。カランは辛うじて確保できたが、正直驚いた。人が多い。「やなぎ湯」地域ナンバーワンの人気銭湯だが、これまで混んでいるとは予想だにできなかった。露天の炭酸泉に入ろうとしたが、浴槽に人がいっぱいいて、何度も出直した。ただ、乳白色の「シルキー湯」は、丁度西陽が射し、キラキラと美しく湯面が輝いて気持ち良かった。
サウナは中止、露天風呂には会話を慎むようお願いの掲示があるなど、コロナ対策はこの時期、仕方がない。
入浴後、ホールでくつろぐ人は少なかったが、大学芋とおぼしき若者4名は、ボトルコーラで乾杯している姿がほほえましかった。
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