中国はお茶の国である。あれだけ脂っこい中華料理を食べていても、中国の人がスマートなのはお茶のおかげだろう。彼らはマイボトルにお茶を入れ、持ち歩くし、ホテルには必ず开水が置かれ、お茶を入れる態勢が整えられている。23年前、日本人バックパッカーから、「中国では茶葉を持ち歩いていた方がいい」とアドバイスされ、自分は早速お茶屋に茶葉を買いに行ったのを覚えている。自分は今でも中国茶は好きで、自宅に茉莉花茶とプーアル茶を常備している。
中国グルメのもうひとつの楽しみはお茶である。飲茶と呼ばれる食文化は中国広東省や香港を中心とする文化だ。中国ではお茶が主役なのである。
豫園の園外、脇道にある「琦泰・茶文化展示館」でお茶をいただいた。日本語が堪能な小姐が慣れた手つきで茶をたててくれる。
一杯目は「青茶」の鉄観音。中国茶の中では最高級とも呼ばれるお茶。香りもいい。
二杯目が「保健茶」。血脂と血圧を下げるという、まさに身体にいいお茶。
三杯目は最近日本でも話題にあがることが多くなった「花茶」。お茶をたてると茉莉花の花がふんわりと咲く。美しくも儚いお茶。
そして最後が「プーアル茶」。個人的には、このお茶が一番好きである。古ければ古いほど味がいいとされるプーアル。香りがまた濃厚だ。
お茶をいただいた後は体がポカポカ。体を中から温めれば健康であるという東洋医学の真髄がここにある。しかし、上海に来て驚いたのは「スターバックスコーヒー」の多さ。少し歩くと必ずあるこのコーヒーショップのせいで中国茶は大ダメージではないかと勝手に心配してしまう。
中国茶は深い!
台湾はいいですね。ごはんもおいしく、酒もうまい。そしてお茶も。
中国のビールは基本的には冷えていませんね。自分もモノノフさんと同じように酎ハイ、ワイン、ホッピー、ビールと冷たいものばかり。お茶を飲んで相殺しましょう!
中国人は冷たい飲み物や食べ物は身体に悪いと信じていて、特に大陸の中国人はほとんど冷たいものを口にしません!
私なんか毎晩詰めたい酎ハイやビールや水割りばかり、こりゃもう絶対に長生きは出来そうもありません(^_^;)