「ウチ来いよ」。
大阪の豊中で仕事を終え、翌日は滋賀県の八日市に移動する束の間、ふらいんぐふりーまん師と酒でも飲もうか、と連絡すると、予期せぬ答えが返ってきた。
オレとしては、京都のいなせな居酒屋か、或いはネタとして、またしても京都の「和民」に行って、酒を飲もうか、という積もりだったのが、ふらいんぐふりーまん師の一言で、事態は急展開した。
しかし、「家飲み」とは。
さすがケチケチ団。
とにかく、京都まで移動しようと、阪急電車の服部駅に向かう。
駅前の商店街は下町の風情。5時を少し回った町並みは帰宅の学生。買い物の主婦でごった返している。
視界の向こう側に、茶色の車体を夕日に反射させる阪急電車が見えてきた。シックな車両は妙に風景と調和する。
明日、阪急と阪神の社長が統合の記者会見を開くらしい。
だが、ここを行きかう人は、それよりも今自分が向かうところのほうが重要だ。
少なくとも、オレの場合はそうである。
服部駅に差し掛かり、梅田方面のホームへ踏み切りを渡ろうとしたら、大漁旗風の暖簾が目に入った。店を見上げると看板には大きく「大衆酒場」と出ている。
うむむ。思わず血が騒ぐ。心の中の狼が叫ぶぜ!
開け放しの入り口の向こうにカウンターが見える。そして、風にはためく白と青の暖簾。
次の瞬間、威勢よくその暖簾をオレはくぐっていた。
向かって左側に剥き出しの厨房。それを囲むようにカウンターが並ぶ。席は15から20はあるだろうか。すでに3人の酔客が酒を飲んでいる。
オレは入り口の手前のカウンターに腰掛けて生ビールの中ジョッキを頼んだ。
さて、つまみはどうするか、とカウンターのやや向こうに目をやると、ちょうど「どて焼き」がいい具合におつゆに浸っている。
思わず「どてね!」とややしたり顔で店のオヤジに注文すると、「おでん?」と返ってきた。今度は正式に、「どて焼きね」と丁寧に告げると、「あいよ」と何もなかったように、「どて焼き」を2本、皿に盛る。
「うまい!」。
思わずどて焼きをかじって言葉が出る。
丸の内で食べた、エセどて焼きとは訳が違う。
しかし、この店には「おでん」があるんだなぁ。と店の壁に貼られた品書きに目を移すと、表記は「関東煮」。
さすが、関西。
グビリと無心にビールを飲んでいると店のオヤジをはじめ、酔客3人は店の入り口の頭上に設置されたテレビに熱い視線を投げかける。
画面では金村義明さんが熱く語っている。
「阪神タイガースがいくやろ!」
今晩からの中日ドラゴンズとの直接対決を前に自然とボルテージもあがる。
何の根拠もないのに、中日は残り試合を「5割でいけない」と金村氏はいう。
すると、言葉は出さずとも大衆酒場の中も無言の熱気のようなものが沸きあがってくる。
もし、3連勝すると首位中日とのゲーム差は0。
そんなことにでもなれば、大阪中の居酒屋から酒が一滴もなくなるのではないだろうか。
そんな、阪神ファンを横目で見つつ、焼酎「雲海」のお湯割りを頼んだ。
酒の販売店からタダで貰えるようなやっす~いコップに注がれて焼酎お湯割が出てきた。まさにコップ酒。
まさに芦屋雁之助はん!
肴に「砂ずり」を2本頼んだ。
西に来れば、「砂肝」は「砂ずり」になる。
敢えて、いかにも関西人風に「砂ずり」と頼んだ。
でも、きっとエセ関西人だとバレてるんだろうナ。
6年前、ふらいんぐふりーまん師と銭湯に行って、「おおきに」って番台にお礼を言ったときも、微妙にイントネーションが違ってたらしくてバレバレ。
金村氏の熱い弁舌が終わると、店内の熱気も少しずつ冷めていった。でも、今晩の首位攻防がテレビで始まったら、多分この店もものすごいことになるんだろナ。きっと。
そんなことを考えながら店を後にした。
締めて1,410円。やっすぅ。
そして、阪急電車に乗り、師のウチへ。
しかし、師の手料理のうまかったことよ。
本人曰く「若干失敗した」という「揚げ出し豆腐」と「中華風鳥ときゅうりの炒め物」、そして「マグロのユッケ」最後に「たこのポン酢和え」などなど。(詳しくは本欄ブックマーク「鬼飛(おにとび)ブログ」『師がやってきた』を参照のこと)
当ブログのおっさんクッキング、「Kuma-changレシピ」で豪語しているだけのことはある。
ともすれば、そんじょそこらの居酒屋よりもうまいんではないか。
そんなうまいつまみを食べながら、師のウチの冷蔵庫からヱビスビールを5、6本勝手に取り出し、ガブガブとタダで飲んだオレが一番ケチケチだったりして。
大阪の豊中で仕事を終え、翌日は滋賀県の八日市に移動する束の間、ふらいんぐふりーまん師と酒でも飲もうか、と連絡すると、予期せぬ答えが返ってきた。
オレとしては、京都のいなせな居酒屋か、或いはネタとして、またしても京都の「和民」に行って、酒を飲もうか、という積もりだったのが、ふらいんぐふりーまん師の一言で、事態は急展開した。
しかし、「家飲み」とは。
さすがケチケチ団。
とにかく、京都まで移動しようと、阪急電車の服部駅に向かう。
駅前の商店街は下町の風情。5時を少し回った町並みは帰宅の学生。買い物の主婦でごった返している。
視界の向こう側に、茶色の車体を夕日に反射させる阪急電車が見えてきた。シックな車両は妙に風景と調和する。
明日、阪急と阪神の社長が統合の記者会見を開くらしい。
だが、ここを行きかう人は、それよりも今自分が向かうところのほうが重要だ。
少なくとも、オレの場合はそうである。
服部駅に差し掛かり、梅田方面のホームへ踏み切りを渡ろうとしたら、大漁旗風の暖簾が目に入った。店を見上げると看板には大きく「大衆酒場」と出ている。
うむむ。思わず血が騒ぐ。心の中の狼が叫ぶぜ!
開け放しの入り口の向こうにカウンターが見える。そして、風にはためく白と青の暖簾。
次の瞬間、威勢よくその暖簾をオレはくぐっていた。
向かって左側に剥き出しの厨房。それを囲むようにカウンターが並ぶ。席は15から20はあるだろうか。すでに3人の酔客が酒を飲んでいる。
オレは入り口の手前のカウンターに腰掛けて生ビールの中ジョッキを頼んだ。
さて、つまみはどうするか、とカウンターのやや向こうに目をやると、ちょうど「どて焼き」がいい具合におつゆに浸っている。
思わず「どてね!」とややしたり顔で店のオヤジに注文すると、「おでん?」と返ってきた。今度は正式に、「どて焼きね」と丁寧に告げると、「あいよ」と何もなかったように、「どて焼き」を2本、皿に盛る。
「うまい!」。
思わずどて焼きをかじって言葉が出る。
丸の内で食べた、エセどて焼きとは訳が違う。
しかし、この店には「おでん」があるんだなぁ。と店の壁に貼られた品書きに目を移すと、表記は「関東煮」。
さすが、関西。
グビリと無心にビールを飲んでいると店のオヤジをはじめ、酔客3人は店の入り口の頭上に設置されたテレビに熱い視線を投げかける。
画面では金村義明さんが熱く語っている。
「阪神タイガースがいくやろ!」
今晩からの中日ドラゴンズとの直接対決を前に自然とボルテージもあがる。
何の根拠もないのに、中日は残り試合を「5割でいけない」と金村氏はいう。
すると、言葉は出さずとも大衆酒場の中も無言の熱気のようなものが沸きあがってくる。
もし、3連勝すると首位中日とのゲーム差は0。
そんなことにでもなれば、大阪中の居酒屋から酒が一滴もなくなるのではないだろうか。
そんな、阪神ファンを横目で見つつ、焼酎「雲海」のお湯割りを頼んだ。
酒の販売店からタダで貰えるようなやっす~いコップに注がれて焼酎お湯割が出てきた。まさにコップ酒。
まさに芦屋雁之助はん!
肴に「砂ずり」を2本頼んだ。
西に来れば、「砂肝」は「砂ずり」になる。
敢えて、いかにも関西人風に「砂ずり」と頼んだ。
でも、きっとエセ関西人だとバレてるんだろうナ。
6年前、ふらいんぐふりーまん師と銭湯に行って、「おおきに」って番台にお礼を言ったときも、微妙にイントネーションが違ってたらしくてバレバレ。
金村氏の熱い弁舌が終わると、店内の熱気も少しずつ冷めていった。でも、今晩の首位攻防がテレビで始まったら、多分この店もものすごいことになるんだろナ。きっと。
そんなことを考えながら店を後にした。
締めて1,410円。やっすぅ。
そして、阪急電車に乗り、師のウチへ。
しかし、師の手料理のうまかったことよ。
本人曰く「若干失敗した」という「揚げ出し豆腐」と「中華風鳥ときゅうりの炒め物」、そして「マグロのユッケ」最後に「たこのポン酢和え」などなど。(詳しくは本欄ブックマーク「鬼飛(おにとび)ブログ」『師がやってきた』を参照のこと)
当ブログのおっさんクッキング、「Kuma-changレシピ」で豪語しているだけのことはある。
ともすれば、そんじょそこらの居酒屋よりもうまいんではないか。
そんなうまいつまみを食べながら、師のウチの冷蔵庫からヱビスビールを5、6本勝手に取り出し、ガブガブとタダで飲んだオレが一番ケチケチだったりして。
それに、ちょっとめんどいけど手間さえかければ、居酒屋と同じ金額で、遥かにいい素材での料理と、ちょっと贅沢なエビスビールなんかを楽しむことができるからなあ。
ちなみに師よ。関西に来た師が、一単語以上のなんらかの関西弁を口にした瞬間に、東の方向から来た人だとばれてしまっているのは、俺が思うに間違いないと思うよ。
なお、俺なんかは昔、標準語のイントネーションで「そやし(だからの京都弁)さあ。」と思い切り言ってしまった事があるよ。(笑)
去年、豪州でみせたキレキレの飛びを見せてくれ。
さて、家飲みだが、オレも好きだよ。だって毎日飲みに行くわけじゃなく、週の大半は家で飲んでるんだから。また、居酒屋で飲んだ焼酎をネットで買って飲むっていうのも楽しいね。実は今、「森伊蔵」の一升があるんだよ。
なお、自分でやったことによる大会結果で凹みすぎるのは、アスリート(ま、俺はアスリートとは言えないが・・・)のメンタリティーとして良くないことであるから、ガツーンと反省し、次回の課題をみいだした後は、いつも通りヘラヘラすることにしてるよ。
あと、豪での飛びは昨年じゃあなくて今年だぞ師よ。
さて、「森伊蔵」いいねえ。こないだ作ったポン酢かけタコ、あれを白身魚の薄作りに変えてつまみにしてクイッとやれば、さぞうまいだろうねえ。
ちなみに、俺は大会初日のパーティーで「梅干入りいいちこのお湯割り」飲みすぎて翌日二日酔いになったよ。
しかし、師は最近少量の酒で二日酔いになるなぁ。弱くなったな、師よ。
「森伊蔵」、ちょっと自慢だよ。あと三分の一しかないぞ。来るなら今だ!師よ。ちなみに昨夜もネットで焼酎買っちゃった。もう、クセになってるよ。
で、酒だけど確かに弱くなったかも。ただ、二日酔いになるのは昔と比べて量は少ないけど飲むピッチが早すぎるが為に起こるんじゃないかと思うんだよなあ。
それにしてもネットで焼酎購入って、おっさん度高いな師よ。(笑)
ブログのコーナーも「目指せ!世界ランク1位鬼飛日誌」っていうのはどうだ。
オレみたいに本気馬鹿路線で。しかし、師の方が実現度高いから、いいんじゃないか。もちろん、オレのも実現度は5分5分だが。
さて、焼酎のネット購入を馬鹿にしちゃいけないよ。おっさんはネット購入ではなく、「焼酎オーソリティー」(お台場、東京駅、ららポート他)での購入が目立つからね。
さて、焼酎ネット購入に関してはやはり「俺はネットが使えるからおっさんでない。」と言う論法で来たね。(笑)
確かにそれは言えるんだが、焼酎と言う商品チョイスがおっさんだ!(笑)だからって、洋酒をネットで買ったからっておしゃれでもないけどね。
ま、おしゃれとかかっこいいとか、その言葉自体が「おっさん」と言う言葉と相容れないような気がする・・・悲しいけど。
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