千葉マリンスタジアム、9時の気温は5度。
大会運営者側の発表がミニFMを通じて会場に流される。
微かに潮の香りか。
新都心に吹く独特の風のうねりが第二湾岸を通り過ぎていく。
風は北からだ。
9時半出走は男女とも5kmの部。
巨大な建造物に挟まれ、無名の走者達が続々とスタート地点に着いていく。
そして、このわたしも。
昂ぶる気持ちがないわけではない。
たかだか5kmのレースといえども、たかだか地方レースといえども、ここには厳然たる競技としてのレースがある。
乾いた音が響いた。
スタートを知らせる号砲だ。
冬の澄んだ空気が頬を撫でていく。
交通規制された国道。東京湾は右手に見える。
その向こうには京葉工業地帯。
まるで蜃気楼のよう。
アスファルトの上を無数の足取りが交錯する。
遠ざかる足音。迫りゆく足音。息づかいも数多のリズムを刻む。吐き出す息は白く。幾つもの白い花があちらこちらに。咲いては消え、一瞬のうちにそれは溶けてなくなる。
軽やかだった往路から、折り返し地点を過ぎて体は一変した。
鼓動は早くなり、息遣いは少しずつ荒くなる。
とにかく、もっともっと先に。
何故、走るのか。
それは、まるで哲学のよう。
その向こうに何があるのか。
何が待っているのか。
迷えば、足取りは重くなる。
迷えば、着地が一定しない。
それは、まるで哲学のよう。
空を見上げる。
薄い膜を張ったような空がどこまでも続いている。
あれだけ、早かった往路に比べ、復路はまだまだ続く。
足が止まっているのか。
いや、まだ多くの人を抜き去っている。
まだまだいける。
意識は幕張の空のように白くて空虚だ。
スタジアムはまだか。
スタジアムはまだ。
スタジアムはまだか。
あと少しでスタジアムだ。
国道を折れ、ようやくスタジアム入口に。
まだ、走るのか。
ゴールに何が待っているのか。
それは、勝ちなのか。或いは負けなのか。
名もない走者に、何がもたらされるのか。
名もない走者に自分だけの祝福を。
葛藤に克った、自分だけの勝利を。
・・・・・・・・・・・・・・・
1月20日、第32回 千葉マリンマラソンの5kmレースに出場しました。
スタートは群集後方からとなり、スローペースに時間をだいぶ浪費してしまいました。
それでも、集団がバラけてくるうちに、一気に自分のペースに。
何人くらい抜かしたでしょうか。
しっかり数えたわけではありませんが、50~60人は抜いたことでしょう。
スタジアムに入る手前で少しバテました。
正式タイムはまだ今の時点で届いていませんが、ゴールした瞬間の時計を見た記録では、25分24秒でした。
平凡なタイムです。
少しがっかりしました。
しかし、走るのが好きだった小中学生の時分にまた戻れたような気がしました。
今後も週1~2回のジョギングを続けて、今年中にまた1~2試合ほどレースに出ようと思います。
大会運営者側の発表がミニFMを通じて会場に流される。
微かに潮の香りか。
新都心に吹く独特の風のうねりが第二湾岸を通り過ぎていく。
風は北からだ。
9時半出走は男女とも5kmの部。
巨大な建造物に挟まれ、無名の走者達が続々とスタート地点に着いていく。
そして、このわたしも。
昂ぶる気持ちがないわけではない。
たかだか5kmのレースといえども、たかだか地方レースといえども、ここには厳然たる競技としてのレースがある。
乾いた音が響いた。
スタートを知らせる号砲だ。
冬の澄んだ空気が頬を撫でていく。
交通規制された国道。東京湾は右手に見える。
その向こうには京葉工業地帯。
まるで蜃気楼のよう。
アスファルトの上を無数の足取りが交錯する。
遠ざかる足音。迫りゆく足音。息づかいも数多のリズムを刻む。吐き出す息は白く。幾つもの白い花があちらこちらに。咲いては消え、一瞬のうちにそれは溶けてなくなる。
軽やかだった往路から、折り返し地点を過ぎて体は一変した。
鼓動は早くなり、息遣いは少しずつ荒くなる。
とにかく、もっともっと先に。
何故、走るのか。
それは、まるで哲学のよう。
その向こうに何があるのか。
何が待っているのか。
迷えば、足取りは重くなる。
迷えば、着地が一定しない。
それは、まるで哲学のよう。
空を見上げる。
薄い膜を張ったような空がどこまでも続いている。
あれだけ、早かった往路に比べ、復路はまだまだ続く。
足が止まっているのか。
いや、まだ多くの人を抜き去っている。
まだまだいける。
意識は幕張の空のように白くて空虚だ。
スタジアムはまだか。
スタジアムはまだ。
スタジアムはまだか。
あと少しでスタジアムだ。
国道を折れ、ようやくスタジアム入口に。
まだ、走るのか。
ゴールに何が待っているのか。
それは、勝ちなのか。或いは負けなのか。
名もない走者に、何がもたらされるのか。
名もない走者に自分だけの祝福を。
葛藤に克った、自分だけの勝利を。
・・・・・・・・・・・・・・・
1月20日、第32回 千葉マリンマラソンの5kmレースに出場しました。
スタートは群集後方からとなり、スローペースに時間をだいぶ浪費してしまいました。
それでも、集団がバラけてくるうちに、一気に自分のペースに。
何人くらい抜かしたでしょうか。
しっかり数えたわけではありませんが、50~60人は抜いたことでしょう。
スタジアムに入る手前で少しバテました。
正式タイムはまだ今の時点で届いていませんが、ゴールした瞬間の時計を見た記録では、25分24秒でした。
平凡なタイムです。
少しがっかりしました。
しかし、走るのが好きだった小中学生の時分にまた戻れたような気がしました。
今後も週1~2回のジョギングを続けて、今年中にまた1~2試合ほどレースに出ようと思います。
いつか一緒に走りたいっす。マラソン。
不健康と健康のバランスがどっちなんだ~みたいな。
レースの後のビール、うまかった~。海浜幕張駅ナカのフードコート。かき揚げうどんと生ビール。ジョッキはほどよく冷やされ、おばちゃんのサーバーさばきも上手だった!
一緒にメタボロードを歩むんじゃ・・・
叶わないよ、松ちゃんには。
80kg台でしょ?
ミシュラン3つ星だよね。
その心は「ビバンダム」。
だんだん、松ちゃんがビバンダムに見えてきました。
ヘルシー&酒控えめ。うーんまさにアスリートへの道じゃないの。
こないだ300m軽く走って息が切れた男には、手の届かない人になってしまったように思うよ。(笑)
ヘルシーといえば、ゆうべポトフを作ったぞ。野菜いっぱいでヘルシーそのものだったよ。かみさんには評判よかった。近々、ここにアップするよ。
ところで、師は今週末、どっかに飛びに行ってたんじゃなかった?
さて、週末は確かに和歌山にいた。スクールのショップに泊まらせてもらったんだけど、最近はパラのショップでもお客さん用に無線LANを開放してたりするんで、それを使ってコメントした訳だ。
いい感じで動いてるね。
今年はアクティブだな。
ポトフのアップまでは、ちょっと時間かかるよ。
なにせ、週2の更新だから、予定がつまってて。
「オレ深」と「Kumaレシ」どっちを先にしようかな。
ポトフとオムライスを作ったんだが、けっこうイケたよ。
また、下手料理ブームが巻き起こりそうな雰囲気だよ。