フルマラソンを走り切り、さてホテルに帰ろうと駅に行くと人が並んでいる。どうやら券売機に並ぶ列らしい。ICだとすぐに入れるそうだが、財布はホテルに置いてきた。並ぶのも嫌だったし、激混みのモノレールに乗るのも嫌だったので歩いて帰ることに。足が痛かったけど。
結局この日は5.8万歩も歩いた(走った)。もちろん自己新。
ホテルに帰る途中に見つけたのが立派な門構えである。
天妃宮跡らしい。そのお宮の門が今も残っている。
説明板によると、媽祖(まそ)を祀るお宮らしい。明の皇帝が媽祖を天妃と呼んだことから、媽祖を祀る場所を天妃宮としたらしい。マラソンの後に媽祖の宮に出るのも不思議な縁だ。媽祖は中国福建省に実在した超能力と言ったらいいだろうか。媽祖はその死後、航海・漁業の守護神として、中国沿海部を中心に信仰を集めるようになった。
中国の福州、泉州をほっつき歩いていた頃、行動をともにしていたMらさんが、中国文化に詳しく、あちこちにある媽祖の像を見るたびに何度も教えてくれた。だから、媽祖のことは強烈に覚えている。
その媽祖の宮を見つけ、その後これから船員会館の食堂に行く。これもまた不思議な繋がりである。
マラソン→媽祖→船員会館
しかし、14世紀に建てられた天妃宮跡が住宅街に今も残っていることにただただ驚く。
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