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居酒屋さすらい 0516 - 不毛な立ち飲み屋 - 「電撃酒場」(新宿区新宿)

2012-02-28 17:30:27 | 居酒屋さすらい ◆立ち飲み屋

新宿って立ち飲み屋がありそうで、なかなかない街だと思っている。これまで行った新宿の立ち飲み屋は「わおん。」「かぶら屋」etcの3軒だからである。
探せばまだまだ立ち飲み屋はあるのだろうけれど、いかんせん新宿は広すぎる。
そんなこんなで、この日新宿で仕事を終え、さてビールでも飲もうかという段になって、偶然見つけたのが、「電撃酒場」である。
はっきり言って汚い店である。それは古い店の汚さではなく、どちらかといえば、ばっちい店という感じである。
入口はビニールの覆いが被せられており、なんだかラブホテルのよう。このビニールも汚くて、それだけで辟易してくる。

店は290円均一をウリにした立ち飲み屋である。
凄まじいのは店員がたった一人で切り盛りしてるとこ。新宿の出店だから、地代も高いだろうに、売上の単価が低いから、スタッフは一人でやらざるをえないとか。

まずは、生ビールから。
当然、これも290円。小ぶりのジョッキ。ビールはスーパードライ。
つまみに「自家製もつ煮込み」(290円)を頼んだが、もはや売り切れとのこと。
怪しい。だってまだ18時過ぎだよ。売り切れでなく、この日は仕込んでいなかったとか?
仕方なく、「ラーメン屋さんのおつまみ3種盛り」(290円)に。
だが、これが案外うまかった。
ジャンクっぽくて。
基本的に「味付けメンマ」って好きなんだよ。

客はわたしともう一人のサラリーマンの計2人。頭上のテレビを仕方なく見る。
ん〜、なんか味気ない立ち飲み屋。あえて言えば不毛な立ち飲み屋ともいうべきか。

ホッピー白を頼む。
これがどんな料金体系か見ものだったが、ソトが290円という設定。ナカが150円。合計440円てちょっと高くないか。
つまみを「鶏もも肉の唐揚げ」(290円)にしておいた。

スタッフが一人で対応している割に、料理のデリバリーには支障をきたしてはいない。
まだ早い時間帯にスタッフを少人数でシフトさせているのだろうが、これが限りなく怪しい。

料理そのものには見るべきところがなく、あくまで安さで飲むというのが最大のウリだ。290円や280円といった安さばかりが強調された店が出現するのは、世相の現れだろうが、あまりにも素っ気なく、あまりにも寂しい感じがするのはわたしだけではないだろう。

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