国交省の会合からの帰途、H川さんと一緒になった。
「飲みにいきましょう」と言う。
虎ノ門から新橋まで出て歩いていると、見知らぬ立ち飲み屋を見つけた。
さすが、新橋。立ち飲みラリー山手線編の新橋を終えて1ヶ月。すでに新店が出来ている。
串揚げの「へそ」である。
いよいよ烏森、新橋の文字通りへそに進出したようである。
店に入り、店員に聞くと、2日前の12月2日にオープンしたとのことである。
新橋における「へそ」は3店目だと思ったが、実は4店目とのこと。
SL広場から西に50mほどの店と新橋駅前ビルの地下、これらの店舗はすでに訪問済みであったが、赤煉瓦店という店をボクは知らなかった。
すでに閉店しているとのことで、訪問は叶わなかった。
「へそ」も順調に店舗数を拡大しているようだ。
ネット情報によると、大阪の京橋にも出店したという。
ボクは新橋の2店はもとより、五反田の「へそ」も入ったことがあるが、「へそ」の串揚げはおいしい。
東京の3大串揚げは、北千住の「天七」、九品仏の「田中屋」、そして三田の「たけちゃん」である。
だが、ここに「へそ」を入れてもいいくらい、クオリティは高い。
その「へそ」が着実に店舗を拡大し、いよいよ烏森へと辿り着いた。
新店は明らかに狭い。うなぎの寝床のような店内の一番奥に陣取り、「晩酌セット」(780円)を注文した。これは、串揚げ5本に生ビールがついたセット。
ビールはサッポロ。瓶も用意されており、銘柄は赤星だ。
串揚げは「豚」「牛」に「なす」「玉ねぎ」「ソーセージ」という布陣だった。
これがやはりうまい。
衣がサクサクして、身もホクホク。恐らく衣にも工夫が施されているのだろう。衣もおいしいのだ。
だが、キャベツは有料だった。
他の店舗もそうだったか、記憶は曖昧(バックナンバーみれば済むのだが)だが、居酒屋さすらい734の「串カツ 甲子園」で指摘した有料キャベツの件もあり、今の趨勢はキャベツ有料なのかとも思うのである。もっとも、「甲子園」は「お通し」なので、意味は少し違うのだが。
ビールをやっつけてホッピーへ。
新橋、そして串揚げとくれば、誰がなんと言おうとホッピーである。
ホッピーセット450円は極めて良心的な価格だ。
前回の「甲子園」があまりにもひどく、そのせいか、この日の「へそ」のおいしさとサービスは際立っていた。
近年の立ち飲み界は「俺のフレンチ」や「俺のイタリアン」といった勢力が幅をきかせてきた。だが、これらナショナルチェーンとは異なる中堅の多店舗展開の店にも頑張ってほしいと思うこの頃である。
東葛で活躍が目立つ「くら」と「ヅメカン」。そしてこの「へそ」。
サクっと飲むに相応しいサクサクの串揚げ。
「へそ」は期待を裏切らない手頃な立ち飲み屋だ。
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