「この温泉野郎!」
「はいっ、わたくしのことですかっ?」
「少しは、あつ~い温泉にでも入って反省しやがれっ!」
ぼんぼね~ら。
「目にも止まらぬ早業で!投げる手裏剣ストライク!」
「それは『忍者ハットリくん』だろっ」
と、いうわけでやってきました下呂温泉。
岐阜駅からクルマで2時間(親愛なるわが友、ふらいんぐふりーまん師が運転してくれた)。噂に聞く下呂温泉は山奥の秘湯かと思いきや、至ってふっつぅ~の温泉じゃないの。いやいや、あえて言えば俗っぽい。ゾクゾクするほど俗っぽい。下呂温泉組合の方々には申し訳ないけれど。
師と温泉に来るのは久々だ。
5年前、千葉県の御宿で海水浴した帰り「養老渓谷」に寄~ろうということになったり、4年ほど前に茨城県の大子町の温泉に行って以来だ。
わたしゃ、あんまり温泉には詳しく有馬温泉。泉質がどうとか、効能がこうだのうとか。掛け流しがどうとか。源泉がどうとか。硫黄の異様な臭いとか、鉱泉とか、なんとか。ちっとも、わかりましぇん。それから、掛け流しであろうと、循環のお風呂であろうと、基本的には気にしません。そりゃ、掛け流しであることに越したことはありませんがね。
でも、お風呂は好きですね~。銭湯から特殊浴場まで(特殊浴場は行ったことないけれど)、ずずずぃ~っと、大好きなんで。
土曜ワイド劇場『混浴露天風呂連続殺人事件』シリーズの火野正平さんを師と仰ぎ、日本経済新聞のNIKEEIプラス1「古湯を歩く」を毎週スクラップしてるくらいだもんね。
ふっる~い銭湯、よく行きます。昨年12月、わが町豊島8丁目にも銭湯があることが判明。一人で行ってきました。スーパー銭湯、たまに行きます。好きなスー銭は成田市飯田町にある風呂。ここは比較的安くいい!
温泉もひなびたところが好き。これは、わたしの居酒屋の好みと共通するところですな。
例えば、わたしのこれまで入ったフェイバリットな温泉を5つ挙げてみましょう。
① 青森県三戸町の「古舘温泉」
ここは、現在の母方の実家があるところ。家には風呂がなく、この温泉に夜な夜な行くのです。温泉はここ1軒しかなかったけれど、抜群に雰囲気がよかった。
② 長野県白馬村のキャンプ場前の温泉
温泉名も全て忘れてしまったが、かれこれ8年くらい前にキャンプをした際に入浴した、この湯の滑らかさは今も忘れない。
③ 群馬県水上町の共同風呂
2回ほど行きましたが、入湯料が100円。そして露天風呂。かつて榛名湖にワカサギの穴釣りに行った際の帰りに入りました。
④ 山口県湯本温泉の銭湯
ここはすごい。ひなびてて。しかも客は皆湯治と地元の方々のみ。建物も文化遺産もの!
⑤ 大分県JR大分駅前の銭湯「あたみ」
ホーバークラフトの緊張と疲れを癒してくれたあのお湯は最高!
というわたしの拙い温泉自慢なのですが、実は今回の下呂温泉、噴泉地がわたしのフェイ
バリットな温泉になりました。
飛騨川の川原、下呂大橋の下にある噴泉地は入湯料無料の公共温泉だ。
わたしと師は宿に着いて早速、その噴泉地目差して繰り出したのである。
噴泉地と聞いて、はじめは長野の諏訪温泉にある間欠泉みたいなものを想像していたが、そこにあるのは長さ10m、幅3m程の露天の温泉。
宿の仲居さんの話では、「わたしもたまに行きますよ」とのこと。もしかして、女性もいっぱい入浴してるんじゃないかと心躍らしたが、入っていたのはおじさん2人。そこに、新たなおっさん2匹が加わったのである。
しかし、青空の下で風呂に入るのはホント気持ちがいい!
そして、お湯がこりゃまたヌルヌル。これが実に日々酷使しているわたしの肝臓にじわ~っとしみいるように効いてくるんですっ!
しっかし、昼間にお湯につかり、川原ですっぽんポンになるっていうのは、なかなかあるもんじゃないやねぇ。
脱衣所もなく、着替えるのには少し恥ずかしいがね。なんせ、橋の上から観光客が眺めているからね。
そして、噴泉地でのクライマックスはその日の25時半。
真夜中に再び噴泉地を訪れたのである。
夜になって、宿の仲居さんがやっているというスナックに行くことにしたわたしと師のホモ疑惑一行。
唄って、踊って時が経つのを忘れ、スナックを出ると、なんと雪がしんしんと降り、すでに道には積もり始めているではないか。
時刻は1時半。
宿までは歩いて15分余り。宿の浴衣と丹前を羽織っただけの我々ホモ嫌疑一行は途中の噴泉地を経由して宿に帰ることを画策した。
タオルはスナックのママに借り、噴泉地に急いだのである。
誰もいないだろう、と言う予想に反して、噴泉地には10人を超える人が浸かっている。 夜中の1時半にである。
しかも全て野郎ども。
ほとんど誰も喋らず、目だけギラギラさせているその光景ったらなんと異様なことかっ!
だが、その一方で雪がしんしんと降る中、源泉の温泉に浸かれる神秘さと幸福感はまさにここにいる者だけの特権だ。
そうして、我々は噴泉地を経由して、命からがら宿に戻っていったというわけである。
雪と川原の露天の温泉、これは一生忘れないだろうな。
「はいっ、わたくしのことですかっ?」
「少しは、あつ~い温泉にでも入って反省しやがれっ!」
ぼんぼね~ら。
「目にも止まらぬ早業で!投げる手裏剣ストライク!」
「それは『忍者ハットリくん』だろっ」
と、いうわけでやってきました下呂温泉。
岐阜駅からクルマで2時間(親愛なるわが友、ふらいんぐふりーまん師が運転してくれた)。噂に聞く下呂温泉は山奥の秘湯かと思いきや、至ってふっつぅ~の温泉じゃないの。いやいや、あえて言えば俗っぽい。ゾクゾクするほど俗っぽい。下呂温泉組合の方々には申し訳ないけれど。
師と温泉に来るのは久々だ。
5年前、千葉県の御宿で海水浴した帰り「養老渓谷」に寄~ろうということになったり、4年ほど前に茨城県の大子町の温泉に行って以来だ。
わたしゃ、あんまり温泉には詳しく有馬温泉。泉質がどうとか、効能がこうだのうとか。掛け流しがどうとか。源泉がどうとか。硫黄の異様な臭いとか、鉱泉とか、なんとか。ちっとも、わかりましぇん。それから、掛け流しであろうと、循環のお風呂であろうと、基本的には気にしません。そりゃ、掛け流しであることに越したことはありませんがね。
でも、お風呂は好きですね~。銭湯から特殊浴場まで(特殊浴場は行ったことないけれど)、ずずずぃ~っと、大好きなんで。
土曜ワイド劇場『混浴露天風呂連続殺人事件』シリーズの火野正平さんを師と仰ぎ、日本経済新聞のNIKEEIプラス1「古湯を歩く」を毎週スクラップしてるくらいだもんね。
ふっる~い銭湯、よく行きます。昨年12月、わが町豊島8丁目にも銭湯があることが判明。一人で行ってきました。スーパー銭湯、たまに行きます。好きなスー銭は成田市飯田町にある風呂。ここは比較的安くいい!
温泉もひなびたところが好き。これは、わたしの居酒屋の好みと共通するところですな。
例えば、わたしのこれまで入ったフェイバリットな温泉を5つ挙げてみましょう。
① 青森県三戸町の「古舘温泉」
ここは、現在の母方の実家があるところ。家には風呂がなく、この温泉に夜な夜な行くのです。温泉はここ1軒しかなかったけれど、抜群に雰囲気がよかった。
② 長野県白馬村のキャンプ場前の温泉
温泉名も全て忘れてしまったが、かれこれ8年くらい前にキャンプをした際に入浴した、この湯の滑らかさは今も忘れない。
③ 群馬県水上町の共同風呂
2回ほど行きましたが、入湯料が100円。そして露天風呂。かつて榛名湖にワカサギの穴釣りに行った際の帰りに入りました。
④ 山口県湯本温泉の銭湯
ここはすごい。ひなびてて。しかも客は皆湯治と地元の方々のみ。建物も文化遺産もの!
⑤ 大分県JR大分駅前の銭湯「あたみ」
ホーバークラフトの緊張と疲れを癒してくれたあのお湯は最高!
というわたしの拙い温泉自慢なのですが、実は今回の下呂温泉、噴泉地がわたしのフェイ
バリットな温泉になりました。
飛騨川の川原、下呂大橋の下にある噴泉地は入湯料無料の公共温泉だ。
わたしと師は宿に着いて早速、その噴泉地目差して繰り出したのである。
噴泉地と聞いて、はじめは長野の諏訪温泉にある間欠泉みたいなものを想像していたが、そこにあるのは長さ10m、幅3m程の露天の温泉。
宿の仲居さんの話では、「わたしもたまに行きますよ」とのこと。もしかして、女性もいっぱい入浴してるんじゃないかと心躍らしたが、入っていたのはおじさん2人。そこに、新たなおっさん2匹が加わったのである。
しかし、青空の下で風呂に入るのはホント気持ちがいい!
そして、お湯がこりゃまたヌルヌル。これが実に日々酷使しているわたしの肝臓にじわ~っとしみいるように効いてくるんですっ!
しっかし、昼間にお湯につかり、川原ですっぽんポンになるっていうのは、なかなかあるもんじゃないやねぇ。
脱衣所もなく、着替えるのには少し恥ずかしいがね。なんせ、橋の上から観光客が眺めているからね。
そして、噴泉地でのクライマックスはその日の25時半。
真夜中に再び噴泉地を訪れたのである。
夜になって、宿の仲居さんがやっているというスナックに行くことにしたわたしと師のホモ疑惑一行。
唄って、踊って時が経つのを忘れ、スナックを出ると、なんと雪がしんしんと降り、すでに道には積もり始めているではないか。
時刻は1時半。
宿までは歩いて15分余り。宿の浴衣と丹前を羽織っただけの我々ホモ嫌疑一行は途中の噴泉地を経由して宿に帰ることを画策した。
タオルはスナックのママに借り、噴泉地に急いだのである。
誰もいないだろう、と言う予想に反して、噴泉地には10人を超える人が浸かっている。 夜中の1時半にである。
しかも全て野郎ども。
ほとんど誰も喋らず、目だけギラギラさせているその光景ったらなんと異様なことかっ!
だが、その一方で雪がしんしんと降る中、源泉の温泉に浸かれる神秘さと幸福感はまさにここにいる者だけの特権だ。
そうして、我々は噴泉地を経由して、命からがら宿に戻っていったというわけである。
雪と川原の露天の温泉、これは一生忘れないだろうな。
うんうん、またいこう!どっかにね。そうでなければ、この「温泉放浪記」も僅か一回で終了になるしね。
それにしても噴泉地は良かったねえ。衆人環視の中露出しまくりだったもんね。
露出狂の快感って言うのは俺らが感じたあの開放感の何百倍なのかもしれんななどと、アホなことを考えたりしてしまったよ。
また行こうぜ、どっかの温泉に!
宿の食べ物もよかったし、久々にヒットの温泉でした。まき子さんには、様々な情報を頂き、ホント感謝です。
ただ、朴葉寿司(でしたっけ)は季節ではなくて、食べられませんでした。
下呂温泉は小さい頃によく行ってたのですが、
そんな特徴ありましたっけ?!
って、もしかして「ふっる~~~い感じ」だったりして(笑)