雲の上には宇宙(そら)

 雪国越後にて、30年ぶりに天体写真に再チャレンジ!

アンドロメダ銀河と伴銀河M110 モザイク撮影

2024年12月10日 | 天体写真(系外銀河)
11月に撮影できた三夜目25日は、
最初にC11鏡筒(F6.3レデユーサー)のバックフォーカスの検証を行い、
21時ころからは天体写真の撮影に切り替えました。

最初に狙ったのは、アンドロメダ大銀河M31の伴銀河M110
9日夜にはM31を挟んだ反対側にある伴銀河M32をモザイク撮影していたので、
今月開催予定のJ-APA上越天体写真友の会」の写真展に
それと対にして出品できればとのもくろみで、こちらもモザイクで撮影しました。

アンドロメダ大銀河と伴銀河M110  モザイク撮影 (アンドロメダ座)
( 元画像の35%縮小画像 少しトリミングあり )
( 左下にアンドロメダ大銀河M31の一部が写っています  右上が伴銀河M110です  画像の上が 北の方向になります )
撮影DATA : 2024/11/25 21:07’~23:37’ Celestron C11+Red(F6.3)(合成fl=1,764㎜)
東・西モザイク撮影 それぞれ露出30秒 × 128枚 (総露光時間128分) Gain400 Offset 8 UV・IRカットフィルター ASI533MC Pro(冷却-10℃)
タカハシ EM-200 Temma2M(*ノータッチガイド) ステラショット3(導入・撮影) ステライメージ9(コンポジット・画像処理)
マイクロソフト Image Comosite Editor(モザイク結合)      *ダーク減算処理のみ実施しています

前回のM32モザイク撮影と向きを揃えた結果、M31本体の一部も入れるために横長の構図に。

このモザイク画像の撮影に使った導入用Mapです。 ↓
重複部分が少ないため、 I.C.Eのモザイク結合でエラーとなり つなげるのに苦労しました。
I.C.Eではメリハリの無い天体写真では重複30%は必要?


モザイク結合する前の画像処理後の各画像になります。
( 元画像の50%縮小画像 *ノータッチガイドによる画像ずれもそのまま、トリミングしていません )

モザイク 西側 処理画像 ↓

モザイク 東側 処理画像 ↓


今回のモザイク画像の撮影範囲を示すため、今回は2016年に撮影した画像を使いました。
.こちらの画像は右側が北の方角になります )
が今回、は前回M32撮影時のモザイク写野になります

写野の傾きが赤経・赤緯に合っていないのが、モザイク画像がうまくつながらない原因にもなっているので
ステラショット導入補正がうまくいかない以上、別の方法で対処していく必要があります。
さらに、今回は銀河の淡いハロー部分も出そうと暗い部分も持ち上げた結果、
各画像のモザイクの結合部がわかってしまうという問題も。
現在、ステライメージRGB三色分解を使って対処できないか検証中です。
この辺は いまだ未導入のPixInsightだと簡単にやってくれるのでしょうか?

モザイク撮影が終わるころに撮った「只今撮影中」ショットです。↓
( 鏡筒の向いた方角に見える小さなが今回の撮影範囲です )
2024年 11月25日 22時25分~ Tamron Zoom(fl17mm F2.8)30秒×6枚 ISO1600 
ソフトフィルター使用 kiss DX(SEO-SP2) 三脚固定撮影


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J-APAの写真展示まであと一週間余り。
今回のモザイク画像も見栄えがイマイチ。
目標一人3枚、いまさら「星のふるさと館」で一年間展示したものは出せないし・・

日が差すことがめっきり少なくなった台所の窓際においた豆苗です


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