雲の上には宇宙(そら)

 雪国越後にて、30年ぶりに天体写真に再チャレンジ!

月が沈んで、ニードル銀河 NGC4565

2023年03月16日 | 天体写真(系外銀河)
先月27日夜(正確には28日早朝) に撮った最後のタイトルは かみのけ座 NGC4565 です。
この銀河は手持ちの写真集 FAR OUT (新潮社) の表紙を飾っており、
私のお気に入りの銀河のひとつでもあります。


ニードル銀河 NGC4565 (かみのけ座)    
( 元画像の30% 縮小画像 )
( 上 が 北 になります )
撮影DATA : 2023/ 2/28 3:00’~ Vixen VC200L( fl= 1800mm F9)
露出 15分 × 枚 + 分 × 枚  ISO 6400 LPS-D1 EOS6D (HKIR改造)
タカハシ EM-200 Temma2M マイクロガイドスコープ 60 ToupCam 
ステラショット2(導入・自動ガイド) ステライメージ9(画像処理)
前回のしし座のトリオ銀河の撮影開始時には上弦の月がまだ西空に残っていたのですが、
この銀河の撮影開始時には月はとうに沈んでおり 月明りの心配はありませんでした。

銀河部分を切り出したクローズアップ画像です。 ↓
平たい円盤をほぼ真横から見た見事なエッジオン銀河で、洋名では ”針” の様だということで ニードル銀河 と呼ばれています。

この銀河も2020年に同じ鏡筒・カメラで撮影していましたので、その画像を加えて画像処理してみました。
上と同じ範囲をクローズアップ ↓
( 画像クリックでトリミングなしの全体画像を表示 )
2020年の 撮影DATA:2020/ 3/31 00:00~ 露光時間 15分 × 8枚 + 3分 × 5枚 ISO6400 *他は 今回と共通
一見すると違いがないようですが、こちらの方がFAR OUTの表紙に近づいたように思えます
総露光時間・撮影枚数ともほぼ倍になったことにより、暗部のノイズを目立たせずに処理できました

恒例の 撮影時の『只今撮影中ショット』です。 ↓
( 四角枠が今回の撮影範囲です )
2023年 2月28日 3時35分~ Tamron Zoom(fl17mm F2.8) 30秒×6枚 ISO1600 ソフトフィルター KissDX(SEO-SP2) 三脚固定撮影


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これで2月に撮影した画像ストックは終わりですが、
一昨日 薄雲はあったものの徹夜で撮影ができました。
いよいよ来週早々には千葉の孫娘家族が移住してくるので
なにかと落ち着きませんが、
ブログの方は当分大丈夫そうです。
まだ我が家の床の間におられるひな人形(出すのもしまうのも遅い)


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