雲の上には宇宙(そら)

 雪国越後にて、30年ぶりに天体写真に再チャレンジ!

これも定番 燃える木と馬頭星雲

2013年11月09日 | 天体写真(星雲・星団)
このところ、彗星の速報画像や突然のカメラトラブルの記事を優先したため、
まだ掲載していない撮影画像が何枚かあります。
ブログびとはこれを画像ストックといい、精神的にゆとりがもてるとてもありがたい状態なのである)

そんな訳で、今回の掲載画像は2日amにNGC1300のあとに撮った
おなじみ オリオン座の馬頭星雲付近になります。

燃える木と馬頭星雲 (オリオン座)
撮影DATA: 2013/11/02am 02:34’~ VixenR200SS(f=800mm F4.0)バーダーMPCCⅢ
露出 5分×12枚  ISO 1600 LPS-P2FIL Cooled 60D (気温7℃ 冷却-13℃)
EM-200USD赤道儀 OrionSSAG ガイドスコープGS-60S PHD Guiding ステライメージ7

馬頭星雲付近をトリミングした画像です。(画像クリックで等倍表示)

馬頭星雲は、冷たい水素分子の雲がσ(シグマ)Ori星からの強力な紫外線にさらされ、
濃い部分だけが蒸発せずに残っているものだそうです。
下の画像は10月14日amに、300mm望遠レンズで撮影した画像の馬頭星雲付近をトリミングしたものです。

次回は燃える木の少し北側にある、M78反射星雲の予定です。


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週間予報では日本海側は天気が悪いようです。
そのあと晴れる日があっても、今度は月が明るい時期に。
こうして厚い雲におおわれる冬を迎えるのだろうなぁ。

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頑張った!『百日朝顔』

2013年11月08日 | 我が家の四季
毎年種を取って玄関前のポットに植えている小ぶりの朝顔。
今年は7月22日に最初の花が恥ずかしそうに開きました。

今年はなぜか、縁側に植えたグリーンカーテン代わりの朝顔の元気が無く、
よけい小ぶりの朝顔の元気な姿が目立ちました。

最初に開花してからすでに76日目
縁側の朝顔が片づけられた後も元気に咲き続けています。
このまま10月末まで咲いていたら『百日朝顔』と呼んでやる事にしました。
そこで毎日、記録写真を撮る事にしたのですが
以下はその一部です。




つぼみがあるという事は、翌日も咲くということ。
あと三日で100日達成!
しかしこの後つぼみが見当たらず、
しばらく花の姿が見れずに諦めてかけていたのですが・・

最後の力を振り絞って花をつけました。( おもわず 涙 )

・・・感動の記録に水を差すようですが、
ただずぼらで放っておいただけ、という見方も・・


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まだ撮影済みの天体写真画像はあるのですが、
この辺で息抜きを。(ストックがあるっていいなぁ)

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電線から露がしたたるこんな夜には・・出た! カメラトラブル。

2013年11月07日 | 機材
昨日のブログの終わりの方でお知らせしたように
5日の夜、日が変わって「クリスマスツリー星団」の撮影2枚目で、
突然COOLED60Dに電源系のErr70が発生し、使用不能になりました。
トラブルは4回目、このエラーは前回も発生しています。
前回の記事はこちら
この時の改造元での検査結果は、
改造のため『自動クリ-ニング』OFFにしてあったものをONに設定を変えたため
との回答でした。
わたしが設定変更する訳は無いのですが、とりあえず壊れてなかったうれしさで
何かの拍子に設定が変わったのだろうと気にしませんでした。
その時にいただいたアドバイスを思い出し(前回の記事を参照願います)
メモリカードを抜いて電源を入れなおしたのですが、やはりErr70が出て何もできません。
話がちがうじゃん!
そのうち電源も入らなくなりました。
やはり、冷却による結露で回路がショートしたに違いない!
との判断でカメラをKissDXに取り替えました。

これが60D最後の画像になるのか?

2回目のトラブルで改造元にヒーターを強化してもらったのですが、
もともとCCD面の曇り止めで付けているもので、今後も結露の可能性はあるとの事。
となれば・・
前回の様に何日かして結露が渇き、自然回復してくれる事を祈るしかありません。
知り合いに有能な祈祷師がいないため、自分で祈る雲上(くもがみ)の図

祈りが通じたのか、9日朝には電源が入るようになったので
「自動クリーニング」の設定を確認したのですがOFF設定のままで、原因ではありませんでした。
原因はやはり結露と確信したのですが、考えられる対策は・・

対策A.結露しそうな夜は冷却オフで使用。
対策B.乾燥空気をカメラ内部に送り込む。

冷却しないなら高いお金を出して買った意味がないので、
本道は対策Bだと思うのですが・・。
ブログで乾燥空気を送る方法は見つけたのですが、カメラのどこから送り込めば?
紙と木の細工しかできない雲上(くもがみ)にとって、ハードルが高そうです。

どなたか、経験のある方がおられましたら教えてください。

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今回は運良く自然回復したとしても、
次回の結露で回路素子が損傷しないとも限りません。
乾燥空気などの対策を講じるまでは冷却を控えた方が良さそうです。

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アイソン君、ラヴジョイさんに完全に負けてますよ。

2013年11月07日 | 天体写真(月・惑星・彗星)
昨夜は移動性高気圧が通過する事から明るい内から設営していたのですが、
空の方は少しモヤっぽい並以下の透明度でした。
傑作は望めそうに無いので、テーマを、
北極星の見えない玄関前で、R200SSのオートガイドが可能か?
に設定したのですが、これについては後日の記事で検証予定です。

今回は6日朝方に玄関前で撮った2つの彗星画像を掲載します。
明るくなったというラヴジョイ彗星と、前評判の割に未だ暗いアイソン彗星の二つを
R200SS(f=800mm)で撮影してみました。

C/2013 R1 ラヴジョイ彗星
(画像クリックで恒星位置基準で表示)
撮影DATA: 2013/11/06am 03:49’~ VixenR200SS(f=800mm F4.0)バーダーMPCCⅢ
露出 3分×8枚  ISO 1600 LPS-P2FIL kiss DX(SEO-SP2) (気温6℃)
EM-200USD赤道儀 OrionSSAG ガイドスコープGS-60S PHD Guiding ステライメージ7

C/2012 S1 アイソン彗星
(画像クリックで恒星位置基準で表示)
撮影DATA: 2013/11/06am 04:27’~ VixenR200SS(f=800mm F4.0)バーダーMPCCⅢ
露出 3分×10枚  ISO 1600 LPS-P2FIL kiss DX(SEO-SP2) (気温6℃)
EM-200USD赤道儀 OrionSSAG ガイドスコープGS-60S PHD Guiding ステライメージ7

アイソン彗星撮影中。 ついにR200SSも北極星なしで設営。
(画面上部の太くて黒い線は、何本もある電線の一本です。)

知名度だけは負けていないアイソン君、大丈夫でしょうか?


気が付かれた人は少ないと思いますが、使用カメラが
メイン機種のCOOLED60Dではありません。
撮影中に前回と同じ電源系エラーが発生したのです。
(これで4回目のトラブル・・グスッ。)

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3回目のトラブルでカメラを送付したときは、
”自動クリーニング設定がONになったため”との事でしたが、
今回のトラブルを見るとそうでは無いようです。
やはり結露により、カメラ内部で回路がショートして発生しているようです。
今は乾いたら自然回復するかも知れないという、神頼み状態です。

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南天の棒渦巻銀河NGC1300、痛恨の設定ミス。

2013年11月06日 | 天体写真(系外銀河)
前回記事でもちょっと触れましたが、NGC253銀河のあとに
この夜のメインだった南天の棒渦巻銀河NGC1300の撮影をおこないました。
この銀河はこの冬、小さくて暗い事が分かっているのになめてかかって、
R200SS純正エクステンダー(f=1500mmF7.5)で拡大して惨敗した銀河です。
( 偶然1枚目に撮った画像に、飛行機がこの小さい銀河の真ん前を通過していった事がうけましたが・・)
前回記事は下記より
2013/02/02

今回のリベンジ撮影においては前回の教訓より・・・・・・・・・・・・・・
① R200SS(f=800mmF4)で、拡大せずに撮影する。・・・・・・
② 高度が低く露光時間を延ばせないため、枚数を多く撮る。

目盛環導入も短時間にでき、ほぼ南中時刻には撮影に入る事ができました。

5分露光で、TST撮影で2枚、6枚を3セットで計20枚
2時間に近い総露光時間はリベンジに十分かと思われたのですが・・・

翌日、画像を読み込んで見ると、
あれっ! 5枚しかない?

最初、読み込みがうまくいかなかったのかとも思いましたが、
画像No.は連続しているし・・、そこで撮影時刻を見たところ
最後の3枚が30分間隔になっていました!
つまりTST撮影の後、6枚連続タイマーセットしたつもりが1枚のままだったのです。
結局、2時間近くかけて総露光時間わずか25分!
カメラもさぞかし手持無沙汰だった事でしょう。

難物なのに露光時間わずか25分のNGC1300銀河(エリダヌス座)です。
撮影DATA: 2013/11/02am 00:17’~ VixenR200SS(f=800mm F4.0)バーダーMPCCⅢ
露出 5分×5枚  ISO 1600 LPS-P2FIL Cooled 60D (気温8℃ 冷却-13℃)
EM-200USD赤道儀 OrionSSAG ガイドスコープGS-60S PHD Guiding ステライメージ7
小さいので、お約束の等倍トリミング画像です。(クリックで等倍画像表示)
エクステンダーなしのため小さい画像ですが、渦の淡い部分が見え始めています。
設定ミスが無ければこの4倍の露光時間をかけられたのに・・(残念!

今回も見かけの大きさ比較でお茶を濁します。(こんどの比較相手はNGC253)
NGC253銀河が巨大に見えます!


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今夜は移動性高気圧の通過で晴れています。
当然自宅にて撮影中なのですが、透明度が今一冴えません。
ただこれからの季節、撮れたらもうけものという気持ちで臨んでおります。

雲上くもがみ
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