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沖島の厳島神社のご祭神は「市寸島比売」いちきしまひめのみこと

2020-08-04 | 雑記

またまた、素敵な情報を見つけた。
鈴鹿山山麓混成博物館さんより

http://suzuka-sanroku.com/2019/03/11/%E7%90%B5%E7%90%B6%E6%B9%96%E3%81%AE%E8%81%96%E3%81%AA%E3%82%8B%E5%B3%B6%EF%BC%8D%E6%B2%96%E5%B3%B6%EF%BC%8D/

この奥津島神社に祀られているのは「多紀里比売命(たぎりひめのみこと)」という女神です。この神様は、素戔鳴命(すさのをのみこと)の剱から産まれた三柱の神の一柱です。この女神達は九州と大陸を結ぶ航路を護る宗像三女神として有名です。

 さて、瀛津島神社の対岸に奥島山そびえていますが、この山はかつて、大中の湖と琵琶湖の間に浮かぶ島でした。そしてこの麓には「大島奥島神社」が鎮座しています。この神社の祭神は奥津比売命(おくつひめのみこと)で、実は、この女神は、奥津島神社に祀られる多紀里比売命、玄界灘沖の島に祀られる田心比売命と同神なのです。「奥島神社」「瀛(沖)津島神社」そして玄界灘の「沖の島」と、このよく似た名前の聖地に、同じ神様が祀られているのは偶然でしょうか?

 もう一つ興味深いことがあります。沖島の北側には、厳島神社が祀られています。この神社の祭神は「市寸島比売(いちきしまひめのみこと)」で、この神様も宗像三女神の一柱です。この小さな島に、大海原の航路を護る女神が二柱も鎮座しているのです。

===*===

揃って出てきた!
奥津比売命に関しては、「ねずさんと語る古事記」の本に記載あり。
https://books.google.co.jp/books?id=EiopDwAAQBAJ&pg=PT128&dq=%E5%A5%A5%E6%B4%A5%E6%AF%94%E5%A3%B2%E5%91%BD&hl=ja&sa=X&ved=2ahUKEwjc-tGCu4HrAhWKA4gKHbCSDy0Q6AEwAHoECAQQAg#v=onepage&q=%E5%A5%A5%E6%B4%A5%E6%AF%94%E5%A3%B2%E5%91%BD&f=false

大年神の子だそうだ。玄松子の記憶さんのページより ↓

奥津日子神と奥津比売命は大年神の御子神。奥津比売命のまたの名を大戸比売神という。

『古事記』によると、大年神と天知迦流美豆比売神が婚姻して以下の十人の御子神が生まれた。
奥津日子神、奥津比売命(大戸比売神)、大山咋神(山末之大主神・鳴鏑神)、庭津日神、阿須波神、波比岐神、香山戸臣神、羽山戸神、庭高津日神、大土神(土之御祖神)。
これらの神々は、竃や屋敷、庭、農地など、農業生活(稲作)のための神々だと思う。

奥津は、カマドの下の燃え残りをオキまたはオキ火ということから生れたと思われ、 大戸の戸は、竃をヘッツイという、そのへであり、ともに竃の神。

火所を守護する神聖な神として、カマド神を祀る風習は庶民の間に根強く、また、二神に火の神を加えて、 仏神である三宝荒神におき替えられている地方も多い。

===*===

あまり宗像っぽくないと思う。
が、火も海から現れ、と 名前がわからないアイヌ語と縄文語のページさんが書かれている。
以下は沖縄の話だそうだが、

「伊波普猷(著)の『火の神考』は、海岸や河岸から石を拾ってきてこれを火の神のヨリシロにするのは、『火の神はもと海から上がって来たものだから、そういうことをする』という伝承を報告している・・」

そう考えると、竈の神 オキも海から上がってきたと、矛盾しない。

===*===

沖島の厳島神社が「市寸島比売(いちきしまひめのみこと)」を祀っていること。

『古事記』

『古事記』では、化生した順に以下の三神としている。

沖ノ島の沖津宮 - 多紀理毘売命(たきりびめ) 別名 奥津島比売命(おきつしまひめ)
大島の中津宮 - 市寸島比売命(いちきしまひめ) 別名 狭依毘売(さよりびめ)
田島の辺津宮(へつみや) - 多岐都比売命(たぎつひめ)

この三社を総称して宗像三社と呼んでいる。 (wikipedia)

全名 多紀理毘売命
別名 奥津島比売命、田心姫、田霧姫
父 須佐之男命
配偶者 大国主神
子 阿遅鉏高日子根神、下照比売
宮 沖津宮
神社 宗像大社沖津宮、等

イチキシマヒメを祭神として祀る市杵島神社では、「市杵島姫命は天照大神の子で、皇孫邇邇芸命が降臨に際し、養育係として付き添い、邇邇芸命を立派に生育させたことから、子守の神さま、子供の守護神として、崇敬されている」という説明板がある。
宗像三女神を祭神とする福岡県の宗像大社では、総社(福岡県宗像市)の辺津宮(へつみや)に祀られている[1]。

大分県の宇佐神宮では、多岐津姫命・多紀理姫命とともに比売神として、二之御殿(3つ並んだ御殿の真ん中)で祀られている。京都府の石清水八幡宮でも同様に、比咩大神として、左御前に祀られている。

また、京都府の松尾大社では、中津島姫命の別名で、主祭神二柱の一柱として祀られている。元伊勢として知られる京都府の籠神社では、主祭神である彦火明命と夫婦であるとされ、絵馬になっている。

後の時代の神仏習合においては本地垂迹では弁才天に比定され、同神とされた。日本三大弁天とされる広島県の厳島神社・大願寺、神奈川県の江島神社、滋賀県の都久夫須麻神社(竹生島神社)・宝厳寺ではいずれもイチキシマヒメと弁才天の習合がみられる



全名 多岐都比売命
別名 多伎都比売命、湍津姫、高津姫神
父 須佐之男命
配偶者 大国主神(多伎都比古命)
子 事代主神、高照光姫大神命
宮 辺津宮または中津宮
神社 宗像大社辺津宮、等

===*===

http://jca.my.coocan.jp/nyutani/03hunakura/03hnkr-ichikihime.html

この2番目の神が「イチキシマヒメ」で神に斎く(心身のけがれを清めて神に仕える)女性という意味を表す。厳島神社(広島県)の祭神でもあり「イツキシマ」が「イツクシマ」になった

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