(福)日本聴導犬協会では月に2回、長野県と関東方面でパピークラスを行っております。
先日の5月10日(土)は関東方面でのパピークラスを行わせていただきました。
いつもどおりに、六本木でのパピークラスでは、元協会の候補犬だった、つきちゃん(ワイマラナー)の新・家族N様にアレンジをお願いさせていただきました。
N様が庭のように周知していらっしゃる六本木と麻布十番でのパピークラスを行わせていただくことができました。
きっと地元の愛犬家にとっては、おしゃれで、効果的な散歩コースでしょう。
参加されたみなさま、協会犬と楽しいひと時になったのではないでしょうか。
この高度な社会化では誉めることしか行いません。協会犬たちは視覚的、嗅覚的、聴覚的そして皮膚感覚でもさまざまな情報を分析し、受け入れる訓練をされています。
簡単に言ってしまえば、騒音や人声、雑踏などが自分たちにとっては問題なく「安全」であることを理解させていくのです。
さて、今回は、ソーシャライザー(子犬育てのボランティア)さんと新・家族O様・N様、協会をご支援してくださっております企業様とボランティア様、そして聴導犬もりちゃんとこんちゃんのユーザー様、総勢18名と16頭で行わせていただきました。
ご参加いただいたみなさまもお子さんから大人の方まで、協会犬たちもチワワからワイマラナー、ゴールデンドゥードルまで、年齢も大きさもバラバラです。
協会には女性が多いので、男性に慣れる時間としても有効でした。
男性にハンドラーをしていただく機会は少ないので、今回、初参加のK様はじめ、多くご参加をいただくことができました。パピークラスでは主に候補犬の社会化を行います。
◎企業様からご参加のK様とこころちゃん
◎お子さんとぎんちゃん
◎ゴールデンドゥ-ドゥルのたつ君
六本木でのパピークラスは、今回で3度目になります。
行きかう方が多く、繁華な六本木と麻布十番を社会化で歩行することができました。静かで、落ち着いた(福)日本聴導犬協会「元気いっぱい聴導犬・介助犬訓練センター」(長野県宮田村)とは異なり、近代的な街並みなど候補犬たちにとって刺激がたくさんでした。
N様の道案内で、しっぽまで餡の入った有名な老舗タイ焼き屋さんへ行ったり、有名人も通うパン屋さんを訪れたりと人も犬も楽しめるコースを計画してくださいました。
◎素敵な街並みで社会化中
◎老舗タイ焼き屋さんにて
◎有名なパン屋さんにて
歩行が終われば、やはりN様が予約してくださいました素敵なレストランのテラスでランチです。
「人が食事しているときは大人しくテーブルの下で待っていれば、最後に良いことがある」と、理解させる訓練です。人は、犬たちをマナー良く足元の敷物の上で待たせます。さすがの候補犬たちでした。
みな、お利口に足元で「アンダー」し、みなさまと会話をしながらランチを楽しむことができました。
そして、お行儀よくできたら、ほめる。とにかくほめます。それが協会の訓練です。
◎あさひちゃんしっかりアンダーできてます
帰りの車内で今回参加した候補犬たちの満足げな表情を見て、なんだかレベルアップしたように感じます。
パピークラスにご参加いただきました、みなさま、そして大変お忙しい中、アレンジしてくださいましたN様、誠にありがとうございました。
今後も、東京では原宿などでパピークラスを行います。
ご見学希望の方は、ぜひ、ご一報ください。なにとぞよろしくお願いいたします。
◎人気のレストランにてご参加者の皆さまと
(福)日本聴導犬協会付属
日本聴導犬・介助犬訓練士学院第4期生卒業
奥嶋 千夏
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