令和初日は新倉富士浅間神社へのおまいりもそこそこに、白糸の滝〜殿ノ入沢散策です。
まずは「白糸の滝」。ものの本によるとここは「桂川礫岩層」の模式地で「よく円磨された礫岩をその中に見ることができる」そうな。行けるところまで車で行き、その先は細いものの整備された遊歩道(?登山道?)をぼちぼち登っていくと到着。公称で高さ約150m、幅約8mの滝です。滝壺のすぐそばまで寄ることができるので、水に濡れて黒光りする礫岩層と、礫岩層の間に挟まれた粗粒砂岩層をよく見ることができます。ちなみに富士山世界遺産構成資産の白糸の滝は「富士宮市の白糸の滝」のことで、こことはまた別の滝です。
そしてメインイベント、化石採集。どこで拾っていいのかわからないというか、立ち入ってくれるなよ感満載というか。届出制とか有料制でもいいので採集許可範囲がもっとはっきりしてると嬉しいなあ。。。結局露頭は観察したものの、採集に関しては沢で多少転石を拾っただけです。ちなみに地層は桂川累層(西桂層群という表現もあり)の中の古屋層(中新世中期)で、汽水域〜淡水の堆積物なんだそうです。露頭ではツキヒガイなんかが観察できましたが、拾ってきたのは風化が進んだ砂岩。はたしてうまくクリーニングできるのでしょうか。
※1 山梨県の観光案内サイト「富士の国やまなし」内で富士吉田市が紹介している記事に「白糸の滝自然探索と殿ノ入沢化石採集コース」があるのです。
※2 2019.8.11現在 「富士の国やまなし」内の記事が訂正されていることを確認したので、ブログ記事の一部を削除および一重線で見え消ししました。
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