昨夜の地震は驚きました。
幸い我が家には被害はありませんでしたが、被害に遭われた方々やお亡くなりになられた方々にお見舞いとお悔やみを申し上げます。
徒歩登山ということでは、
子供の頃~高校時代に掛けて、故郷の六甲山(931m)には何度か登りました。
上京してからは高尾山(599m)や御岳山(929m)に学生サークルのイベントや家族登山で何度か登りました。
その他には長野県の車山や茨城県の筑波山など、いくつかの山に登りましたが、全て車やロープウェイで登っただけで、徒歩登山ではありません。
徒歩で1000m超の山には登ったことが無いのですが、拙ブログのフォロワーである「くうさん」の丹沢山系の登山日記を拝見していて、近場の1000m超の山である丹沢山系の登山に是非とも挑戦したくなりました。
何せ初めての1000m超なので丹沢山系の中でも一番低く、且つ、ケーブルカーも整備されている大山(標高1252m)を初登山に選びました。
自分の体力がまだ山登りに耐えられるのかどうかを確かめるのが大きな目的です。
丹沢山系は首都圏に近く景色が良いということで人気があり、TOPシーズンの土日はかなり混雑しますので、新緑が始る前の平日で天気の良い日で、且つ3回目のワクチン接種が終って2週間以上経っていることという条件で昨日敢行しました。
先ず、結論から申し上げますと、
😲思ったより遙かにキツかった。(自分の体力の衰えを痛感した)
😲見通しが甘く、準備も不足していたことを大反省。
😲予想よりも天候が悪く期待していた景色は殆ど観られなかった。(残念)
という状況でした。
朝7:30に自宅をマイカーで出発し、9:00ちょっと前に市営大山第二駐車場に到着(平日なのでガラガラで駐車料金は終日で1000円です。)
両側にお土産物屋さんなんかが並ぶ階段の小道を徒歩15分くらい(高低差90m)登って、ケーブルカーの乗り場まで行き、ここからケーブルカー(片道640円)に乗ること6分で中腹(標高678m)の「阿夫利神社下社」駅に着きました。
ここから先は山頂まで574mの高低差を徒歩で登ります。
この日の私の服装と持ち物です。
・靴は普通のスニーカー(比較的新しい物)
・ズボン下の上にGパン
・半袖Tシャツの上にネルシャツ、その上にジャンパー(中綿もダウンも無し)
・全周につばのある綿の帽子
・リュックの中は、防寒用のトレーナー、タオル2枚、(花粉症なので)ティッシュ沢山と目薬、お弁当(家内の手作り)と500ccの麦茶、折り畳み傘
ここで明らかに足りなかったのが、飲み物とストックです。
更に靴は足首のしっかりしたトレッキングシューズにすべきでした。
先ず、ケーブルカー駅から徒歩3分のところにある阿夫利神社下社に参拝し登山の安全を祈願しました。
神社の境内から相模湾が一望でき、晴れていれば三浦半島から伊豆半島まで見渡せるはずなんですが、生憎靄っていて江ノ島が見えただけです。(写真では判りません)
10時過ぎ頃、ここから約1.4kmの山道を見晴台に向けて登ります。
途中は山の斜面に作られた細い登山道で左側が落石注意の崖、右側が転落したらお終いという感じの崖(一応転落防止の柵はあります。)ですが、特に険しい道ではありません。
途中に「二重の滝」という名瀑があるのですが、生憎水が涸れていて「枯れ滝」でした。
30分くらいで見晴台に到着。90m程登っただけです。
ベンチが沢山あって見晴らしも良いのですが、ここでも雲が掛かって景色は観られませんでした。
ここで少し休憩をして持参したバナナを食べて、麦茶を1/3くらい飲みました。
ここから山頂に向けて2.25km/標高差483mを登ります。平均勾配21%!😲
やはり急激に険しくなってきますし、道も岩だらけ、根っこだらけで歩くのが大変です。
ここで先述した靴とストックの問題を思い知らされました。(高尾山や六甲山とちょっと違う・・・)
・・と同時に、自分の脚力と心肺能力の衰えも思い知らされました。
山頂に近付く頃にはガスが出てきて、景色は全然見えず、気温もかなり下がってきました。
少し進んでは休みの繰り返しで2.25kmの距離を2時間近く掛かってようやく登り切りました。
ところがようやく辿り着いた山頂は大規模な工事中で、唯一の公衆トイレは使えませんし、お店も開いていません。(公衆トイレを使えなくても大丈夫だったことが後述の異変の前兆だったことに、この時点では気付いていません)
家内の手作りのお弁当を頂き、麦茶を4/5くらい飲んでしまいました。
お店が開いていないし、自販機も無いので、当てにしていた飲み物の追加が買えませんでした。
これが後で大変な事に繋がってきます。(山頂ではトイレも使えないし、飲み物も手に入らないなんてケーブルカーの駅でも全くご案内無しでした・・・😒)
天気は悪くなってくるし、富士山も見えないし、トイレも使えない、水も手に入らない・・・ということで、お弁当を食べた後は、13:30頃、早速下山開始です。
下山開始直後、100mくらい降りたところで野生の鹿2頭に出合いました。
2頭共に餌を探すのに夢中で、2~5mくらいの距離なのに逃げる気配もありません。😲
この写真は殆どズ-ムなしで撮った物です。 5分程眺めていました。
帰路は山頂から阿夫利神社本殿前を通って、阿夫利神社下社まで下るルートです。
ほぼ一直線に下る感じですが、登りよりも更に険しく、岩だらけです。
下山を始めて20分くらい経ったところで身体に異変を感じました。
太ももの筋肉がかなり痛いのは筋力不足によるものと思っていたのですが、段々と下半身全体に力が入らなくなってきて、フラフラするような感じになってきました。
脱水症状のようです。
半分くらい下った頃にはかなりヤバイ状態になってきて、最悪のケースも考えましたが、休みながら15:30頃に何とか阿夫利神社下社に辿り着きました。
もう完全にフラフラ状態です。
下社の脇にある売店で気力を振り絞って500ccのアクエリアスを2本買って、店の前のベンチにへたり込んで一本は一気飲みし、もう一本は休憩しながら少しづつ飲んで、30分くらい経つと少し回復してきました。
ゆっくりですが真っ直ぐに歩けるようになったので、残りの下りは徒歩を諦めてケーブルカーに乗って下りました。
下山したあとも足の痛みと力が入らない状況は同じで、ケーブルカーの駅から駐車場まで普通なら10分程で行けるところを30分くらい掛かってやっと駐車場に辿り着きました。
車の運転には支障が無かったので、18:00頃、無事に帰宅できました。
荷物は多少重くなりますが、必要な水は途中の売店など当てにせず、自宅から持って行くようにするべきでした。
今考えても、本当に危なかったです。 滑落しなかったのが不思議なくらいです。
帰宅後は脱水症状も無くなり、翌日の今日は酷い筋肉痛は残っていますが、筋肉を動かすためにも午前中にいつもの散歩コースを7000歩程歩くこともできました。
そんな訳で、大山初登山は散々な目に会いましたが、今回の反省を踏まえ装備も見直した上(トレッキングシューズとストックを購入)で、次回はヤビツ峠から三ノ塔(可能なら塔ノ岳まで)を縦走するコースに挑戦したいと思います。
その前に高尾山で一度足慣らしが必要かも知れません。😅
長々とお付き合い頂き、ありがとうございました。
唖然とします。この登山道はかなりの難物な
道です がれ場や木の根きついと思います。
私も孫と二上山雌岳(474m)に登りましたが、
息はきれるは、動悸は収まらずキツかったのを
覚えています。
今の時期でも水分補給は、欠かせないのでしょう。
無事到着されて良かったです。
夏でなくても脱水症状になるなんて、思いもしなかったです。色々無理が効かなくなるんですね。気をつけるようにしたいと思います。
ご無事でなによりです。
大山というタイトルを目にし、鳥取の大山とかんちがいして、えらい遠いところまで遠征されたんだなあと思ってしまいました(笑)。
他にも大山があったのですね。失礼しました。
山歩きの水は命に関わりますよね。
私は登山中に水を飲もうとペットボトルを取り出した瞬間に落としてしまい、ポットボトルが何百メートルも滑落していくのを呆然と見つめたことがあります・・・。
ご無事でなによりです。
朝早くからおよそカテゴリー違いのところへ違うコメント入れて失礼します。ノンストックの本年のテーマが「アオシマ」だそうなので、お伝えしておいたほうがいいかと思いました。早耳なクラキン様ならば既に御存知かもしれません。そのときは消去して下さい
クラキン様は、US-2(1/144)をお持ちでしたよね?以下のような番組が放送されるそうなので参考になればと思いました。
[NHK総合] 2022年03月20日 午前8:25 ~ 午前8:52 (27分)
中川工場「製造番号06」
https://www.nhk.jp/p/ts/YZ5Z9G91LX/?cid=jp-timetable-modal-programofficial
仰る通りです!
自分が思っている以上に体力が衰えていることを思い知りました。
体力の過信、事前の情報収集と装備の不足が「遭難」につながるということを実感いたしました。
登りは10m登る毎に息切れと動悸で休憩という感じでした。
実質的には僅か574mでこれですから、ケーブルカーを使わずに全部登っていたら・・・無理でしたね。
登りで想像以上に汗をかいてしまったのでところに水分補給が足りなかったのが脱水症の原因だと思います。
登山口の下社の売店で「山頂で水は買えますか?」と一言尋ねておけば良かった訳です。現地に着いてからの情報収集は大切です。
近場で1200mちょっとだからと言って侮ってはいけないという事を痛感しました。
山は山です。 天気も急に変わるし、険しいし、登山道にはお店も無いし。
言葉足らずですみません。仰る通り「大山」と言えば普通は鳥取の「だいせん」を思い浮かべますね。
今回は500mくらい低い神奈川の「おおやま」でした。😅
仰る通り、山歩きで水は命に関わるということと、
的確に水を手に入れられるかどうかは現地での情報収集に掛かっているということを実感として学びました。
水を飲むときは崖っぷちは駄目と言うことですね。
今回は私にとっては立派な登山であり、あわや遭難かというオマケまで付きました。
登山口に「登山情報」というような大きな掲示板を置いて手書きで良いので最新の情報を書いてくれると助かりますね。
今回の場合なら、「山頂工事中のため、トイレ使用不可、売店休業」と書いてくれれば良かったかなと思います。
今回は危なかったですが、何とか助かりました。
私がUS-2を積んでいることを憶えていて下さった上に、耳寄りな情報をありがとうございます。
全然知りませんでした。
朝ドラの時間と殆ど同じなので、散歩に行く前に観させて頂きます。