≪特別寄稿≫私の政治哲学-祖父・一郎に学んだ「友愛」という戦いの旗印:鳩山由紀夫(民主党代表)(1)(Voice) - goo ニュース
先の衆議院選挙の結果、政権与党となった民主党の鳩山代表は、≪特別寄稿≫において、自らの政治信条である”友愛”を戦いの旗印と説明しております。何に対する戦いかと申しますと、左右の全体主義との戦いのようなのです。
もしそうであるとしますと、当然に、左側の全体主義である共産主義とも戦うということになり、攻撃の矛先は、共産主義国である中国や北朝鮮にも向けられることになります。そこで問題となるのは、氏の東アジア共同体構想であり、共産主義と戦う一方で、地域統合を進めるということは不可能に近いからです。EUを見ましても、自由主義国の集まりから出発していますし、加盟には、民主主義、法の支配、基本的な自由・権利の尊重、マイノリティの保護といった条件を付しています。中国を見ましても、どれ一つとして条件を満たせそうにありません。
崇高な理想ではあっても、現実化するための条件が揃わない段階で着手しますと、EUとは似て非なる東アジアが出現することになります。また、グローバル化が急速に進展した時代にあって、地域統合という方法が、アジアに最も相応しい形態なのかという根本的な議論も経なければならないと思うのです。
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もしそうであるとしますと、当然に、左側の全体主義である共産主義とも戦うということになり、攻撃の矛先は、共産主義国である中国や北朝鮮にも向けられることになります。そこで問題となるのは、氏の東アジア共同体構想であり、共産主義と戦う一方で、地域統合を進めるということは不可能に近いからです。EUを見ましても、自由主義国の集まりから出発していますし、加盟には、民主主義、法の支配、基本的な自由・権利の尊重、マイノリティの保護といった条件を付しています。中国を見ましても、どれ一つとして条件を満たせそうにありません。
崇高な理想ではあっても、現実化するための条件が揃わない段階で着手しますと、EUとは似て非なる東アジアが出現することになります。また、グローバル化が急速に進展した時代にあって、地域統合という方法が、アジアに最も相応しい形態なのかという根本的な議論も経なければならないと思うのです。
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