万国時事周覧

世界中で起こっている様々な出来事について、政治学および統治学を研究する学者の視点から、寸評を書いています。

国さえ踏み台にする小沢氏の傲慢

2010年02月06日 15時33分55秒 | 日本政治
小沢氏、訪米も大名行列?5月の大型連休中に(読売新聞) - goo ニュース
 昨年12月に小沢氏が大訪中団を結成した意図は、中国との親密な関係を内外に誇示することで、自らの権力基盤を強化することにあったと噂されています。この時代錯誤のパフォーマンスの結果、あたかも朝貢使節の如き構図となり、国内世論から属国化を懸念する激しい非難を浴びたことは、記憶に新しいところです。

 かくも小沢氏は、自らの権力掌握のためには手段を選ばず、国家の独立性さえも犠牲にすることを厭わないわけですが、今回の訪米団もまた、小沢氏は自己の野望のために利用しそうなのです。第一に、あたかもアメリカからお墨付きを得たように振舞うことで、一連の疑惑に対する批判を封じることができると踏んでいるかもしれません。第二に、今度は、中国ではなく、アメリカの国力を背景に、国内において剛腕を振るおうとする可能性もあります。また、第三に、民主党の議員に対して、訪米団の参加を強要することで、党内の引き締めを行うかもしれません。

 小沢氏の権力欲の犠牲になるのは、日本国であり、日本国民です。この権力亡者の暴走を止めなければ、我が国の損失は計り知れないと思うのです。

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コメント (16)
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