中国空母、遠洋航海も=日本をけん制?―国防省(時事通信) - goo ニュース
北朝鮮の核・ミサイル保有は、NPT体制を崩壊に導きかねないリスクがあります。このため、マスコミなどでは、北の核放棄を実現させるために、北朝鮮に影響力を行使できる中国との協力関係を乱してはならないとする意見が聞かれます。
この意見に対して疑問に思うことは、北朝鮮の核は、中国の脅威への対応に優先されるべきなのか、ということです。もちろん、北朝鮮の核・ミサイル保有を阻止することは極めて重要な政治課題であり、手を緩めてはならないことは確かです。しかしながら、対北政策における周辺諸国の結束の強化と協力を期待して、中国に対して寛容な態度でおりますと、手遅れになる可能性があります。この間、中国は、着々と軍拡を進め、尖閣諸島沖でも、中国艦船による武力による威嚇が常態化しています。本日も、中国政府は、空母「遼寧」を遠洋航海させる計画を公表し、日本国に対する軍事的圧力を強めているのです。さらに、懸念されるべきことは、中国は、本気で北朝鮮の核放棄に協力する気はなく、実際には裏で手を結び、自国に有利な国際環境を意図的に造り出している疑いも指摘されております。
このように考えますと、北朝鮮の核・ミサイル放棄と対中政策は、一端、切り離すべきではないでしょうか。北朝鮮に関しては、中国抜きの核放棄シナリオを策定するとともに、中国に対しても、あらゆる手段を講じて全方位の”封じ込め”を急ぐべきと思うのです。
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北朝鮮の核・ミサイル保有は、NPT体制を崩壊に導きかねないリスクがあります。このため、マスコミなどでは、北の核放棄を実現させるために、北朝鮮に影響力を行使できる中国との協力関係を乱してはならないとする意見が聞かれます。
この意見に対して疑問に思うことは、北朝鮮の核は、中国の脅威への対応に優先されるべきなのか、ということです。もちろん、北朝鮮の核・ミサイル保有を阻止することは極めて重要な政治課題であり、手を緩めてはならないことは確かです。しかしながら、対北政策における周辺諸国の結束の強化と協力を期待して、中国に対して寛容な態度でおりますと、手遅れになる可能性があります。この間、中国は、着々と軍拡を進め、尖閣諸島沖でも、中国艦船による武力による威嚇が常態化しています。本日も、中国政府は、空母「遼寧」を遠洋航海させる計画を公表し、日本国に対する軍事的圧力を強めているのです。さらに、懸念されるべきことは、中国は、本気で北朝鮮の核放棄に協力する気はなく、実際には裏で手を結び、自国に有利な国際環境を意図的に造り出している疑いも指摘されております。
このように考えますと、北朝鮮の核・ミサイル放棄と対中政策は、一端、切り離すべきではないでしょうか。北朝鮮に関しては、中国抜きの核放棄シナリオを策定するとともに、中国に対しても、あらゆる手段を講じて全方位の”封じ込め”を急ぐべきと思うのです。
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