春だというのに、私は花粉症との戦い真っただ中なので、できるだけ外に出たくなくて、ますます引きこもり主婦しています。
今週の月曜のことですが、、、有田のひな祭りに行ってみました。「ありた雛<ひいな>のやきものまつり」という名称で、毎年この時期、有田町の随所で、陶磁器のひな人形やひな祭りの絵付けがされたやきものなどを展示しています。
目玉は、有田焼の技術を結集して3年かけて製作されたという、大きな七段飾り。磁器製のひな人形としては世界最大級だそうです。(床からほぼ天井まで見上げるほどで、圧巻です。私の写し方がへたっぴいで、ぼけていますが、、こちらのサイトの写真のほうがよりはっきり見えます。)
(↑五段目の3人…「仕丁」<じちょう>といって、平安時代の雑用係というか従者さんたちだそうですが、お顔とお手々の表情が愛らしいなぁ)
こちらは、柿右衛門の作品(上の段)と、マイセンの作品だそうです。ぼんぼりなどの小物も、もちろん磁器です。
香蘭社の店頭のディスプレイ。(朝日が当たって、ますますボケボケ写真ですが。。)さすがおしゃれ~
一般の方々により製作された、ユニークなおひなさまも!コンテスト入賞作品とのことです。
午前中なら花粉の飛散も少ないだろうと思い、9時過ぎには行っていたのですが、10時ころになるともう気温がぐんぐん上がってきたので花粉が騒ぎ出し、たちまち目がひりひり、涙もポロポロなので、さっと見回って帰りました。
さて、ひな人形といえば、去年の今頃、こちらの記事に書きました我が家の親王飾り。あれからずっとそのまま、空き家となった母の家の二階に風呂敷に包んで置きっぱなしにしていました。
どうしても、母に見せてあげたかたったので、昨日ホームに持っていきました。
いまだ面会制限が続いており、週一回の「窓越し面会」のみなのですが、、、
職員さんたちに、母が60年以上まえ私のために買ってくれてずっと大切にしていたものなので、部屋に飾らせてもらえないでしょうか、と頼んでみたら、快諾してくださりました。職員さんに渡すと、部屋に持ち込む前に、風呂敷を開いて、あらーーきれいですね!と言って母に見せてくださいました。目が輝きニッコリしてくれるかなと少しは期待していたのですが、、ちらっと見て愛想笑い?程度はしましたが、あまり関心がないようで、反応が薄く、、、寂しかったです。せっかくなので、今月いっぱい置いておいてもらうことにしました。
いつも、光くんと十兵衛も連れていきます。手を振らせて、見せると、多少の笑顔にはなります。
じつは、職員さんたちも、光くんとじゅーくんを見ると喜んでくださって、こっちが光くんですね、こっちが十兵衛ですね~可愛いですね~、と名前も憶えてくれ、嬉しくなりました。(本当は窓は閉めたままでないとダメなのでしょうが、少しだけ開けてくれる日もあります。閉めたままでも大きい声でいえば、少し声がもれて?ある程度聞こえます。)
大きな掃き出し窓ですので、わんこもよく見せてあげることができます。わんこ連れで面会に来るのは、うちくらいなものではと思ったりしています。光くんとじゅーくんが、いつも多忙な職員さんたちをもほっこりさせてあげられているみたいで、癒し隊グッドジョッブ!ですね。
ぼくたち、お仕事がんばってるよーーー (それにしても、ままってまじ写真へた~~~)
金襴のお召し物のお雛さまは豪華ですが、陶器のお雛さまはとても雅です。
冷たい感じがしないもの。
「おひにゃさま」可愛いねぇ~
たぶん、作るより焼く方が大変なんだと思います。
心がふんわりするわね。
有田焼は、9割がた磁器なので、洗練されていて気品があるんだけどそれでいて冷たい感じはしない!そこが長く愛される理由なんですねーー
母の部屋の、整理ダンスの上にお内裏様とお雛様が鎮座して、母を見守ってくれていると思います。母は表情には出せなくなっても、きっと心では感じ取ってくれているよね、、そう信じて、面会制限下であっても私からなんらかのメッセージを送り続けようと思います。