東日本大震災による福島第一原発が心配です。
TVに出演している専門家の先生方のコメントは、随分楽観的な感じ。
でも、ここにきて、最前線の作業員の修理作業は困難をきわめているようですね。
先程のNHKニュースでも触れていたし、2chでの書き込みでも、作業員の交代が10秒で「人力で弁を開ける」作業をしているとか!
今日の毎日新聞夕刊でノンフィクション作家の広瀬隆さんのコメントは注目に値します。
これまでの広瀬さんの著作や発言の方が、「正論かも!!!」
「今回の事故は人災だと思います。その責任の所在は東京電力だけでなく、管直人政権、経済産業省の原子力安全・保安院、原発を推進してきた大学や大学院教授らにもあると言えます」と。
広瀬さんのコメントは下記でご覧になれます。
http://mainichi.jp/select/weathernews/news/20110316dde012040006000c.html
それにしても、現時点の対策は「放水」しかないそうです。
近代科学の最高の成果である原発が、この期におよん、「放水によって熱を下げる」という素朴な方法しかないとは!
随分 落差がありますね。
「水加減」か!
慈慧さんは、ビキニ環礁で行われた核実験で被曝された方々と、広島で被爆された方々の取材をしたことがあるんですね。
私は、単に浅い知識だけで、本当のおそろしさをしりません。
今回の原発事故で最前線で働いている方は、出稼ぎの方、派遣のかた、自衛隊、警察関係者ですよね。
本当に頭が下がります。
いつもこのような時に、張本人の学者や役人や政治家は、後方で偉そうなことをいっているのが許せませんね。
素人考えでも、プールにヘリからの散水?地上からの放水?にはがっかりです。
原発を作る知識はあっても、そのことの人間への影響が考えられていないという智慧の欠如の結果のように思います。
今回の原発の事故ですが、私の浅はかな知識で、「歎異抄第二章」の親鸞聖人の「南都北嶺のすぐれた学生に聞いてらっしゃい。ワシはただ念仏しているよ」と重ねて思いをめぐらしています。
今晩は、出席者4名でした。
ビキニ環礁で行われた核実験で被曝された方々と、
広島で被爆された方々の取材をしたことがありました。
ですから、放射能の人体への影響は
本当に恐ろしいと思います。
今日も被曝の危険をおかして、命をかけて
原発の暴走を止めるために働いている人々が
いるのだと思うと頭が下がります。
広瀬さんが、今回の原発事故は人災だと
おっしゃるのは、私ももっともだと思います。
あまりいいたとえではないですが、
小惑星イトカワから帰ってきた「はやぶさ」は、
何重もの非常時対策が練られていたために、
いくつもの異常事態が起こっても、
なんとか帰還することができたとか。
原発も、非常時の対策がもっと何重にも
とられていれば、今回の事故は防げたかも
しれません。
その「もしも」の時の対策が甘かった。
やっぱりこれは、人災だと思います。
放水しか手立てがないなんて・・・。
言葉もありません。