『暗幕のゲルニカ』にシビれて、
原田マハさんの次なる美術もの。
アンリ・ルソー
名前しか知らなかったけど、あっというまに物語に引き込まれた。
大物美術コレクターからルソーの作品の真贋の判定を依頼された
日本人ハヤカワオリエとMoMAのアススタント・キュレーター、ティム・ブラウン
ルソーが生きる1906年の頃と1983年のドイツバーゼルを
ひとつの物語がつないでいく。
その作品は真作なのか贋作なのか、
っていうミステリ要素もありながら、
たゆまぬ情熱をうったえてくる。
2000年のニューヨークで、ティムとオリエが再会できてよかった。
ティム・ブラウンって、『暗幕のゲツニカ』にも名前が出て来たような、、、
MoMAにあるルソーの『夢』を観に行くのはさすがに無理だから、
いつか、日本にあるルソーの作品を観に行こう。
原田マハさんの美術もの
本当におもしろい。
と思ったら、原田マハ自身がキュレーターをしていたんだ。
なんと、原田マハと誕生日が同じだった。
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