2021年5月15日(土)のこと。
新国立劇場
小劇場
上映時間:1時間50分(休憩無し)
原作:今敏
上演台本:土屋理敬
演出:藤田俊太郎
出演者
松岡昌宏
マキタスポーツ
夏子
春海四方
大石継太
新川将人
池田有希子
杉村誠子
周本絵梨香
岡岐之将一
玲央バルトナー
とりあえず、なんとなく、こなしているという日々。
なかなか気分のアガることもないけど
2ヶ月ぶりの観劇はマボの舞台
5/6~5/11の公演は中止となり、
私がチケット取っていたこの日も、危ぶまれたけど
なんとか上演された。
マボはラジオで、すべてが中止になってしまったとしても
それを嘆いてもどうにもならないから
気持ちを切り替えて前へすすむって言っていたけど
上演できて本当によかった。
新国立劇場は『SEMPO』ぶり。
楽屋口とか、なつかしかった。
小劇場での上演で、舞台の作りがセンターステージだったので
なんと最前列のチケットでした。
物語は、クリスマスの夜に3人のホームレスが新宿のゴミ捨て場で
赤ちゃんをひろうところから始まる。
マボ演じる元ドラァグクイーンのハナ
マキタスポーツさん演じる、自称元競輪選手のギンさん
夏子さん演じる家出娘のミユキ
赤ちゃんの親を探して、東京のあちこちをかけめぐるなか、
3人それぞれの過去がかいま見えたり、事件にまきこまれながら、
偶然と奇跡が起きていくというお話。
小さなステージだけど、タクシーで移動する様や、
家のなか、電車のなか、それぞれの情景に
うまいこと切り替わるのがさすがの演出だなぁと思った。
ギンちゃんは家族に会えるようやり直そうとし
ミユキは自分の家に帰るのかなと思わせるようなラスト
赤ちゃんをあやすように天を仰いでいたハナの行く末は
どんなだったんだろう。
せっかくの最前列
オカマの役なので、マボかっこいいーーーとはならなかったけど。
カテコのマボは、舞台からピョンって降りたり、最後投げキスしたり、マボだった。
やっぱり生がいい。
無事に観られたことに感謝です。