みちくさをしながら

いろいろあって、生活を見直している日々。

子育てで賢くなる母の脳(日経サイエンス4月号)

2006-03-02 18:38:32 | 雑記
日経サイエンス4月号の記事からです。

ほ乳類のメスは妊娠、出産、授乳中のホルモンの劇的な変動により脳が再構築されるらしい。
その変化は母性行動を支配する脳領域だけでなく、記憶や学習を制御する領域でも起きる。
ラットの研究では、母親ラットは未婚のラットよりも迷路で餌をとる成績が良くなったとのこと(記憶力と空間学習能力の向上)。
さらに、母親ラットの方が血中のストレスホルモン濃度が低く恐怖や不安感が少ないという。

つまり、子どもがいない時は多少食いっぱぐれてもおバカでも「なんとかなるも~ん」で済んでいたお嬢さんネズミも、母親になると肝っ玉が据わってくるという話でした。
まあ、脳というのはそれなりにエネルギーを使うわけですし、1個体の生存だけならそれほど無茶をしなくてもいいわけですから。
母親になってから脳を変化させた方が効率的なのでしょう。

面白いのは、コモンマーモセットや、カリフォルニアネズミといった、オスも育児行動をするほ乳類では父親にも能力の向上が見られたという点。
やはり、ほ乳類の育児というのは大変な作業なのだな。

人間も精神的能力が向上するのかは、現在調査中だそうです。

私の場合はどうなんでしょう?
ま、我慢強くはなったと思いますよ(笑)
これもストレス耐性?



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3 コメント

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Unknown (くりず)
2006-03-04 23:27:05
◆きのせんせい



お体の具合はいかがですか?

母親は病気になってもゆっくりできないですよね~~。

どうそ、お大事にしてください。



>子どもを産めばえらいってもんでもないんでしょうが



うんうん、人間を取り巻く環境はネズミとは比べ物にならないくらい複雑ですから、単純に比較は出来ないとおもいますよ。

記事でも、人間については「あてはまりそうかな~」程度のニュアンスでしたし。



人間でも向上しそうな能力として、複数の仕事をいっぺんにこなす能力「マルチタスク能力」があげられていました。

子どもの世話をしながら家事や仕事や社会活動をこなしていくには必要な能力だとか。



そういえば、おチビが退院した頃、おチビの世話だけでアップアップしてしまい、「他のお母さんはいったいどうやって家事の時間を作っているんだろう??」と途方に暮れましたよ~。

でも、今ではそれなりにやれていますからねぇ。

ま、あくまでもそれなりに、ですが(笑)



子どもがいるのに家がきれいできちんとお化粧もしているお母さん、なんていうのはマルチタスク能力に長けているってことでしょうか。

私はまだまだ未熟者ですな~(汗)



詩人で作家の富岡多恵子さんがこんなこと言ってます。

『子どもを育てる過程に於て、ヒトは多くのことを知り、また学ぶはずである。それにしては、人間がいつまでも愚かなのは不思議といえる。(中略)「育児」の与えるものを買いかぶってはならない。』



はい、自戒します~(多汗)



◆奈々子さん



ウチの旦那も子どもが好きになったって言ってるよ。

前は他人の子どもには無関心だったんだけど、今は他人の子どもでも「可愛い」って思うようになったんだって。

男も、父親になると変わるのかもね。



育児参加しないお父さんにはこの記事を見せて「父親も育児をすると学習能力が上がるんだってさ」って言うのも一つの手かも。

ただし「ネズミの場合は」っていうのは内緒(笑)



>ニュータイプ



それは、考え過ぎ(笑)

あなたもだいぶ思考がオタクになりましたなぁ。

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なるほどー2 (奈々子)
2006-03-03 19:35:25
きのせんせい、お久しぶりです~♪

私も子供がいない時の自分よりも、ずっと我慢強くなったし、周囲を見れるようになったし、子供が大好きになったし、教育や福祉に関心を持つようになったし。。人間的成長はあると自負しております。

脳が変化か。ある意味でニュータイプになってるって事か?(^^;確かに母親はお嬢ちゃんネズミとは違うかもね。

さて、明日はお雛様を片付けなきゃな。
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なるほどー (きのせんせい)
2006-03-02 19:07:12
確かに言われて見れば

子どもを産んでから我慢強くなったというか

自分の場合は子どもがいなかった頃のほうが段今と比べると違いに人間的に未熟だったな、とは思いますよー。

今も決して出来た人間ではないのですが。テヘッ♪



子どもを産めばえらいってもんでもないんでしょうがね。
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