新・私に続きを記させて(くろまっくのブログ)

ハイキングに里山再生、れんちゃんとお父さんの日々。

詩人・吉本隆明さんの四十九日に

2012年05月03日 | お悔やみ


 今日は吉本さんの四十九日。そして憲法記念日でもある。吉本さんは、憲法第九条の非戦条項は、太平洋戦争における一般民衆の犠牲を払ってできたものであり、人類が到達すべき理想だと、繰り返し訴えていたことも書き記しておきたい。国家の死滅まで、戦争を廃滅するためのたたかいも終わりはない。

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〈知識〉にとって最後の課題は、頂きを極め、その頂きに人々を誘って蒙をひらくことではない。頂きを極め、その頂きから世界を見おろすことでもない。頂きを極め、そのまま寂かに〈非知〉に向って着地することができればというのが、おおよそ、どんな種類の〈知〉にとっても最後の課題である。
                -----『最後の親鸞』吉本隆明


この親鸞の思想を自らの生き方として貫いた吉本さんをお送りするのに、ぴったりの曲を見つけました。
詞も曲もアニメーションもどれも何もかもが素晴らしい。





  「サイハテ」
  作詞・作曲・編曲:小林オニキス/唄:初音ミク


  むこうはどんな所なんだろうね?
  無事に着いたら 便りでも欲しいよ

  扉を開いて 彼方へと向かうあなたへ
  この歌声と祈りが 届けばいいなぁ

  雲ひとつないような 抜けるほど晴天の今日は
  悲しいくらいに お別れ日和で

  ありふれた人生を 紅く色付ける様な
  たおやかな人でした たおやかな人でした
  さよなら

  またいつの日にか 出会えると信じられたら
  これからの日々も 変わらずやり過ごせるね

  扉が閉まれば このまま離ればなれだ
  あなたの煙は 雲となり雨になるよ

  ありふれた人生を 紅く色付ける様な
  たおやかな人でした たおやかな人でした
  さよなら



*原詞の「恋」を「人」に勝手に改めたことをお詫びします。










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