新・私に続きを記させて(くろまっくのブログ)

ハイキングに里山再生、れんちゃんとお父さんの日々。

毛皮のヴィーナス(2014年) テアトル梅田の思い出

2022年07月24日 | 映画/音楽

 

『毛皮のヴィーナス』

劇場公開日 2014年12月20日

 

2013年製作/96分/G/フランス・ポーランド合作

原題:La Venus a la fourrure

 

監督

ロマン・ポランスキー

製作

ロベール・ベンムッサ アラン・サルド

原作

L・ザッヘル=マゾッホ

 

 

解説

その名が「マゾヒズム」の語源にもなったことで知られる、19世紀オーストリアの小説家レオポルド・フォン・ザッヘル=マゾッホの自伝的小説「毛皮を着たヴィーナス」をもとにした戯曲を、「戦場のピアニスト」「おとなのけんか」の鬼才ロマン・ポランスキー監督が映画化。自信家で傲慢な演出家のトマは、オーディションに遅刻してきた無名の女優ワンダに押し切られ、渋々彼女の演技を見ることになる。がさつで厚かましく、知性の欠片も感じさせないワンダだったが、演技を始めてみると、役への理解もセリフも完璧だった。最初はワンダを見下していたトマも次第にひきつけられ、やがて2人の立場は逆転。トマはワンダに支配されることに酔いしれていく。ポランスキー監督の妻でもある女優エマニュエル・セニエがワンダ役を務め、トマ役には「潜水服は蝶の夢を見る」のマチュー・アマルリックが扮した。

https://eiga.com/movie/80583/

 

 

『戦場のピアニスト』も観たことがないのに、16年ぶりに訪ねたテアトル梅田で最初に観た映画が『毛皮のヴィーナス』? われながら笑ってしまう。

 

2013年からしばらく、大晦日は映画館をハシゴして観て過ごすことにした。この日はこの作品の他にも2作は観ていて、もう1作、と思ったら、この作品が上映していたのだと思う。『戦場のピアニスト』(観たこともないのに)のポランスキーと、マゾッホの取り合わせには興味を惹かれた。

 

結論はアタリだった。解説にあるとおり、無名の俳優のワンダと演出家のトマしか登場しない二人劇である。主従が逆転していく心理劇に感嘆するばかりだった。あの二人はあの後、どうなってしまったのだろう。

 

しかし大晦日に観る映画だったかといえば、「?」ではあった。



最新の画像もっと見る