鉄ちゃん爺やの 独り言

鉄ちゃん爺やは大阪に住んでますので
画像で隠れた関西の名所も紹介します。

住みよさランキング 西日本一 草津市をデジカメ散歩

2014-09-21 17:29:44 | デジカメ散歩
東洋経済新報社という会社が、毎年ながら全国の都市を集計し
「住みよさランキング」ちゅうのを公開してますんや。

全国790の都市と東京23区の合計813箇所が今年の
「住みよさランキング2014」として発表されてまっせ。

因みに全国のトップは千葉県の印西市、第2位は福井県の坂井市

第3位が石川県の野々市市、第4位が愛知県の長久手市
第5位が茨城県の守谷市となってるんだって。

なんでも千葉県の印西市は3年連続のトップだそうでっせ。

2位と3位が昨年との比較では入れ替わって居るんだって。

ベスト3が全て平成になってから出来た街とは面白いでんな。

(JR草津駅舎)


photo by kuroda0729 from フォトフレンド for マイポケット

残念ながら16位まで東日本が占めていて西日本は劣勢ですわ。

第17位に滋賀県の草津市が入りこれが近畿地方より西では第1位。

そんな訳で久しぶりに草津市まで足を延ばしてきましたんや。

近畿地方ではベスト10に滋賀県が六つも入ってますんや。

近畿地方の第2位は大阪府の箕面市、第3位が兵庫県の芦屋市。

鉄ちゃん爺やが草津市を訪れるのは阪神淡路大震災以来でっから
約20年近くに成りまっしゃろかな。

パナソニックやダイキンなどの企業は進出してましたが
新興住宅地の域を当時はまだ超えてまへんでしたわ。

(草津市 追分の常夜燈)


photo by kuroda0729 from フォトフレンド for マイポケット


photo by kuroda0729 from フォトフレンド for マイポケット

鉄ちゃん爺やの頭の中には草津市と言えば江戸時代の宿場町。

江戸から来た東海道五十三次の52番目の宿場町であり同時に
中山道がここで合流する交通の要衝だったとの印象だっしゃろな。

(草津宿 追分の現在の姿)


photo by kuroda0729 from フォトフレンド for マイポケット


photo by kuroda0729 from フォトフレンド for マイポケット

画像の処を右手に行くと東海道で途中まで伊勢街道とも呼びますんや
トンネルを抜けて直進したら中山道で木曽路を通って関東へ向かいま。

トンネルの上は後で紹介しまっけど天井川の旧草津川跡地でっせ。

ここ草津市には江戸時代の本陣がほぼ当時のままに残ってますんや。

まずは、その草津本陣を紹介しまひょ。

(草津宿 本陣の現状)


photo by kuroda0729 from フォトフレンド for マイポケット


photo by kuroda0729 from フォトフレンド for マイポケット

ご存じだと思いますけど、本陣とは江戸時代に参勤交代をする大名や
高貴なお公家さん、それに幕府の重臣などが公的に宿泊した処でおます。

ここ草津宿には本陣が二つと脇本陣も二つ在ったそうでっけど
現在はこの本陣が一つだけが残ったようでんな。

因みに東海道五十三次で本陣が昔のままで残って居るのはここと
豊橋市にある二川宿の本陣しかないと記憶してますんや。

何せ東海道と中山道が分岐する宿場町なので草津本陣は大きくて
多くの大名が利用したとの古い関札などが残されてまっせ。

(草津本陣 大名の関札)


photo by kuroda0729 from フォトフレンド for マイポケット

(草津本陣 玄関と式台)


photo by kuroda0729 from フォトフレンド for マイポケット

それでは先程、お話した旧草津川跡地の筑堤に登ってみまひょ。

この草津川は典型的な天井川で現在でもJR東海道本線や
国道1号線なども川の下をトンネルで抜けてまんねんで。

(旧草津川の筑堤)


photo by kuroda0729 from フォトフレンド for マイポケット

実は草津川の堤防に登ったら川に水が流れてると思ってましたんや。

ところが2002年(平成14年)に南の方へ放水路を開削してから
ここは廃川となって現在は緑地帯を整備工事中になってますがな。

(草津川跡地 整備工事の看板)


photo by kuroda0729 from フォトフレンド for マイポケット

この旧草津川は約200年前には小さい堤防は有った物の
当時は天井川では無かった様な記録が残っているようでんな。

それが明治時代に国道や東海道本線を通す頃には地表から
6~7mぐらい上を流れる天井川になっていたとのこと。

江戸時代後半の約100年ぐらいの間に洪水と堤防の構築を
繰り返した結果が典型的な天井川になってしまった訳でんな。

草津市の人口急増もあって洪水の危険性を避ける為に
昭和の時代から放水路を作って廃川にする計画があったとか。

(旧草津川跡地 堤防に埋め込まれたカラータイル)


photo by kuroda0729 from フォトフレンド for マイポケット


photo by kuroda0729 from フォトフレンド for マイポケット

この旧草津川跡地は淀川水系の1級河川に属してましたから
廃川になれば滋賀県に跡地が譲渡されるのが通例でおます。

一部は草津市も恩恵を受けて、最近になってこの草津川跡地を
多くの人が訪れ利用される賑わいの空間に整備が決まったとか。

一時は筑堤を崩して土砂の利用も考えたらしいが、業界で言う処の
「死に砂」で価値がほとんど無いことが分かり諦めたとか。

逆に緑地公園にした後も中山道や東海道本線のトンネルを
歴史的な遺産として残すように計画しているようでっせ。

(現在の 旧草津川跡地 下流方向を撮影)


photo by kuroda0729 from フォトフレンド for マイポケット

JR東海道本線が川底をトンネルで抜けている処まで歩きまひょ。

この草津川跡地の川底が地表とどれぐらい高いか分かりまっせ。

(旧草津川跡地から JR草津駅を撮影)


photo by kuroda0729 from フォトフレンド for マイポケット

(旧草津川跡地から JR東海道本線の反対側を撮影)


photo by kuroda0729 from フォトフレンド for マイポケット


確かに放水路が完成して洪水の被害が無くなったのは正解でんな。

高いマンションは別として戸建ての住宅などは床上浸水するのが
この画像で見ると明らかで良かったと思いますわ。

何せ草津市はJRの新快速を利用したら京都駅までが約20分
大阪駅までなら約50分の通勤圏内におますんや。

他府県から関西へ移ってきた方が滋賀県の草津市やお隣の守山市など
土地が安い関係で、庭付きの住宅を建てることが可能なんだって。

そんな訳で人口は増え続け小売業の売上高も人口で割り算したら
県庁所在地の大津市を上回るとの数字も出てますんや。

そんな利便性や快適度が近畿地方で「住みやすさランキング」第1位
それも昨年から連続維持したのは立派だと思いますわ。

(JR草津駅前広場 草津宿をPRしたミニ公園)


photo by kuroda0729 from フォトフレンド for マイポケット

駅の周辺では現在もマンションの建設が続いているよううでっせ。

「住みよさランキング」関西での第1位は当分は安泰でおます。

全国のランキングで草津市は第17位でっけど近畿地区で第2位の
大阪府の箕面市は26位、第3位の兵庫県芦屋市は27位でっから。

草津市のトップは確実で、逆に箕面市と芦屋市の順位の方が
逆転する可能性の方が高いでっしゃろな。

47都道府県の県庁所在地で全国のランキングが第50位までに
入って居るのは福井市の第12位と富山市の第35位だけですわ。

色んな比較がおますので東洋経済新報社のランキングが正しいとは
言えないかも知れまへんけど、参考にはなりまっしゃろか?

ほんなら、今日はこれでお仕舞いにしまひょ、さいなら~♪
















コメント (18)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする